【AIM1 陽炎レビュー】ローセンシの味方、特大サイズのコントロール系マウスパッド

感度が低くて、マウスパッドの縦幅が足りない

最近人気のFPSといえば、OVERWATCH、VALORANT、APEX LEGENDS。これらのゲームは横の移動だけでなく、上下の移動も激しいゲームです。

そのため、ローセンシだとマウスパッドの縦幅が足りない、というシーンも少なくありません。

僕もAPEX LEGENDSで、ホライゾンのスキルを使われると、マウスパッドが足りなくなり、物理的にエイムが追えないことがありました。

そんな悩みを持つ人たちにおすすめのマウスパッドがAIM1 陽炎です。

陽炎は500mm×500mmのスクエアサイズ。ローセンシの人でも自由にマウスを動かせます。

さらに、陽炎は3,980円と、いい意味でサイズと価格が合っていません。コストパフォーマンスが非常にいいマウスパッドと言えるでしょう。

この記事では、ゲーミングマウスパッドを30枚購入した僕が、AIM1 陽炎について解説します。

マウスパッドのサイズが足りなくて困っている、という人はぜひ見ていってください。

AIM1 陽炎の性能

サイズ	500mm×500mm
厚さ	3.5mm
速さ	コントロールタイプ
ふちの処理	ステッチ加工
滑り止め	ゴム素材
カラー	ブラック・レッド
価格	ブラック￥3,980 レッド￥4,980

AIM1 陽炎は500mm×500mmの特大サイズ。Lサイズのマウスパッドと比べてもこのサイズ感です。

最近は上下移動の多いゲームが増えてきました。そういったゲームでも使いやすいマウスパッドと言えます。

表面は少しザラツキのある肌触りです。

Artisan 零のような硬い質感ではなく、QCK HEAVYのような毛羽だった質感です。強いザラツキではないため、多くの人は問題なく使用できるでしょう。

クッションは柔らかめで、マウスに力を入れると摩擦が強くなります。

G640やQCK HEAVYより柔らかく、ARTISAN 零 SOFTより硬いです。

マウスパッドのふちにはステッチ加工が施されています。

滑走面よりやや低く縫われているため、腕の引きずりやマウスのガタツキを感じません。

滑り止めにはゴム素材が採用されています。

ゴム素材のグリップ力は並みといったところでしょうか。ただ、陽炎はサイズが大きく接地面積が広いため、ずれにくいマウスパッドとなっています。

ロゴは左上、右下の2ヵ所。サイズが小さいので、マウスと接触する心配はほとんどありません。

陽炎は開封したばかりだと、巻き癖があります。

しかし、素材が柔らかいため、2,3日使うと巻き癖はほとんど気にならなくなりました。

センサーテストの結果はこちら。

エントリーモデル、ハイエンドモデルのどちらも問題なく動作しました。

アームカバーとの相性はやや悪いです。

今回使用したのはワコールCW-X。アームカバーを付けると引きずるような感触が伝わります。

上下左右は少し引きずる程度ですが、斜め移動はかなり引きずります。

AIM1 陽炎のメリット

ローセンシでも自由にマウスを振れる

最近のゲームは横の移動だけでなく、上下の移動も激しいです。ローセンシの方は、マウスパッドの縦幅が足りない、という悩みを持っているのではないでしょうか。

僕はVALORANTの振り向きが35cmのローセンシ、マウスパッドに腕を乗せてプレイしています。

VALORANTでは、ジェットのアップドラフト、ソーヴァのリコンなど、上下のマウス移動が必要なスキルに対処しなければいけません。

縦40cmのマウスパッドだと、マウスパッドが足りなくなることがありました。

しかし、陽炎は50cm×50cmの特大サイズ、いつも以上に自由にマウスを操作できます。ゲーム中にマウスパッドの大きさを気にしなくてもいいので、ストレスにならずゲームに集中できました。

僕以上にローセンシの方は、サイズが足りないかもしれませんが、多くの人にとって十分すぎるサイズといえるでしょう。

滑りがやや遅めで、エイムが安定する

陽炎はコントロールタイプのマウスパッド。ZOWIE G-SR IIやSteelSeries QCK HEAVYに近いスピードです。

滑りがやや遅いため、マウス操作が安定します。キレのあるエイムよりも、安定したエイムをしたいという人に向いた操作感といえます。

実際にAPEX LEGENDS、VALORANTで使ってみました。

やや摩擦のある操作感のおかげで、フリックだけでなく、移動している敵に対するトラッキングも安定します。

また、スピードが遅すぎるわけではないので、近距離のトラッキングも問題なくできました。

陽炎はあくまでのコントロールタイプの滑り。スピードタイプを使っていた人には、近距離のトラッキングがストレスに感じるかもしれません。

滑り止めのグリップ力が高め

AIM1 陽炎の滑り止めは、ZOWIE G-SRと似ています。ARTISANなどの最高級マウスパッドと比べるとグリップ力が少し劣る印象。

しかし、陽炎はG-SRと違いサイズが非常に大きいです。そのため、滑り止めと机の設置面積が広く、グリップ力が高くなっています。

振り向き35cmの僕が陽炎で数時間プレイしましたところ、マウスパッドのずれはほとんど気になりませんでした。

ずれが0かと言われるとそうではありませんが、エイムに支障が出るほどではありません。

多くの人が満足できる滑り止めと言えるでしょう。

もし1mmもズレて欲しくない人は、両面テープなどで対応してあげましょう。また、マウスパッドを机から垂らして使う人も、接地面積が小さくなるので気をつけてください。

コストパフォーマンスが高い

AIM1 陽炎は

といったように、ゲーミングマウスパッドに必要な要素を十分に備えています。

それでいて価格が3,980円、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。正直5,000円で売られていても、なにも不思議はないマウスパッドです。

コスパの良いコントロール系マウスパッドを探しているのであれば、AIM1 陽炎をおすすめします。

AIM1 陽炎のデメリット

デカすぎる

「デカすぎる？それが陽炎の良さでしょ？」と思った方もいるのではないでしょうか。

たしかに50cm×50cmというサイズは、陽炎のメリットですが、同時にデメリットにもなります。

一般的なLサイズのマウスパッドは45cm×40cmくらいですが、陽炎はそれよりも10cmほどサイズが大きいです。奥行きが60cmの机だと10cmしかスペースが残されていません。

そのため、机の大きさやマウスパッドを置く位置によっては、陽炎の良さを十分に味わえない可能性があります。机が大きければ全く問題ありませんが、小さい人は気を付けた方がいいでしょう。

他のコントロール系マウスパッドと比べると？

	AIM1 陽炎	ZOWIE G-SR II	Razer Gigantus V2(L)	SteelSeries QCK HEAVY(L)
サイズ	500mm×500mm	470mm×390mm	450mm×400mm	450mm×400mm
厚さ	3.5mm	3.5mm	3mm	6mm
ステッチ加工
滑り止めの性能	やや高い	標準	高い	非常に高い
価格	￥3,980	￥4,980	￥2480	￥4,118

これらのマウスパッドと比べると、陽炎は「サイズの大きさ」「クッションの柔らかさ」に優れています。

という人には、AIM1 陽炎がピッタリです。

滑りの速さは、今回紹介したマウスパッドだとあまり変わりません。あえて速い順に並べるのであれば、以下のようになります。

Razer Gigantus V2＞AIM1 陽炎≧ZOWIE G-SR II≧SteelSeries QCK HEAVY

※劣化、湿気で滑りは変化するため、参考程度に見てください。

Gigantus V2だけクッションが硬く沈み込みがないため、やや速いと感じました。

ただ、「少し速いかな、遅いかな」くらいの違いのため、強いこだわりが無ければ、慣れで解決できると思います。

そのほかの性能、「滑り止め」「ステッチ加工の精度」を見ても、AIM1 陽炎は標準以上の性能を有していることが分かります。

今回比較したマウスパッドの中では、コストパフォーマンスの高い製品だと言えるでしょう。

まとめ

今回はAIM1 陽炎のレビューをしました。まとめると…

AIM1 陽炎は「上下のマウス移動に困っている」人に使って欲しいマウスパッドです。サイズが50cm×50cmもあるので、自由にマウスを動かせます。

滑りはやや遅めのコントロールタイプ。

といった、精度重視の人におすすめの操作感です。

価格は執筆時点で3,980円、コストパフォーマンの高さに惹かれたローセンシの方は、陽炎を試してみてはいかがでしょうか。

以上、AIM1 陽炎のレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました。