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AIM1 時雨 レビュー:サイドが丸くて握りやすい高コスパマウス

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つかみ持ちの方にとって、後部が高くサイドが細い形状は安定感と指先の操作性を両立させやすい形状と言えるでしょう。

AIM1 時雨はそれに加えてサイドの丸みがあるので、よりリラックスした状態をキープしやすいと感じました。

ただし、指の曲げ方によっては持ちにくく感じることも…

この記事ではAIM1 時雨の性能、使用感、メリット、デメリットについて詳しくレビューしています。「形状が気になる」「どんな使用感?」など、AIM1 時雨について気になっている人は、ぜひ続きを見ていってください。

タップできる目次

性能

スペック

  • サイズ:全長122mm×幅61mm×高さ40mm
  • 重さ:45g
  • センサー:PAW 3395
  • バッテリー:1000hzで最大80時間
  • DPI:50~26,000DPI
  • ポーリングレート:最大8,000hz
  • スイッチ:オムロン製オプティカルスイッチ
  • 価格:14,980円

クリック

AIM1 時雨のクリック。

時雨のメインクリックにはオムロン製オプティカルスイッチが搭載されています。押し心地は前方が柔らかく、後方が硬いです。カチッという感触と適度な反発があるので、タップ撃ちがしやすいと思いました。

AIM1 時雨のサイドボタン。
サイドボタンが逆ハの字みたい

サイドボタンの押し心地は軽めです。使い心地は普通なのですが、形状が少し特殊。上部から下部に向かって細くなっています。マウスの逆ハの字みたい。使い心地の好みは分かれそうです。

AIM1 時雨のホイール。

ホイールは回し心地、クリック感ともに硬すぎず重すぎずといった印象。誤爆しづらい使い心地と言えるでしょう。

マウスソール

AIM1 時雨のマウスソール。

時雨には上下、センサー周りにマウスソールが貼られています。素材はPTFE100%、滑りは標準ソールの中ではやや速めだと思いました。角にわずかな丸みがあるものの、柔らかいマウスパッドを使うと少し引っ掛かります。気になる人は他社ソールに変えた方が良いかもしれませんね。

ビルドクオリティ

時雨は45gという軽量設計ながら、本体に穴が無く、軋む感触もありません。クリックのぐらつきも無いので、全体的にビルドクオリティは高いと言えるでしょう。

コーティング

AIM1 時雨にはマットコーティングが施されている。

時雨にはマットコーティングが施されています。適度な摩擦があるので、グリップテープなしでも使えると思います。また、白だと指紋がほとんど見えないのも嬉しいポイント。

付属品

AIM1 時雨の付属品。
  • 8,000対応ドングル
  • USB Type A-Cケーブル
  • 交換用マウスソール

形状

サイド

AIM1 時雨の底面。

時雨には緩やかなくびれと、わずかな逆ハの字があります。

しかし、時雨の特筆するポイントはそこではありません。時雨のサイドには少し丸みがあります。一般的な左右対称マウスのサイドは平たいことが多いので、この点が明確な差別化のポイントになっていると言えます。

AIM1 時雨のサイドの形状。少し丸みがある。
サイドに少し丸みがある

トップ

AIM1 時雨を上から見た画像。
AIM1 時雨のトップの形状。頂点が少し後方にある。

時雨のトップの形状は中央よりやや後ろが高く、前方にかけてクリック部がグッと低くなっています。後部に高さがありますが頂点が後ろすぎないので、フィット感が強めながらも、手のひらに自然に馴染んでくれると感じました。

また、マウスの後方が切り上げられているため、上下に動かしたときに、手のひらを巻き込みにくくなっています。

持ち方の相性

かぶせ持ち

AIM1 時雨とかぶせ持ち。

時雨とかぶせ持ちの相性はあまり良くないと思いました。サイドの傾斜や後部のふくらみがフィット感をもたらしてくれますが、クリック部が低いため、どうしても指の第二関節付近が浮いてしまいます

リラックスして持つと、自然とつかみ持ちになってしまうのかなと。無理やり本体の傾斜に指をつけると力が入ってしまうので、かぶせ持ちはあまりおすすめではありません。

つかみ持ち

AIM1 時雨とつかみ持ち。

時雨とつかみ持ちの相性はとても良いです。

後部に高さがあり、サイドが細いのでつかみ持ちの特性「安定感と操作性の両立」を活かしやすいです。また、サイドの丸みのおかげで、指を自然にマウスに乗せることが出来ました。やや指を伸ばし気味につかみ持ちをする人にはかなりフィット感が良いと思います。

ただし、指をしっかり曲げて、指の腹をつけずに指先だけで握るつかみ持ちとは少し相性が悪いと感じました。この点については「つまみ持ちとの相性」で解説します。

つまみ持ち

AIM1 時雨とつまみ持ち。

時雨とつまみ持ちの相性は悪いです。

本体が短く、サイドが細いので一見すると相性がよく見えます。しかし、サイドのふくらみのせいで、マウスをつまんだ時に指が外側に追いやられているような違和感が。実際に使ってみても、上下左右に動かしたときの不安定さがぬぐえないと思いました。

そのため、サイズ感は良いのですが、つまみ持ちとの相性は悪いと判断しました。

AIM1 時雨を使ってみた感想

見た目がシンプルでかっこいい

AIM1 時雨の見た目はシンプル。

時雨の見た目はかなりシンプルです。このシンプルさがかっこいい…。ある意味ゲーミングらしからぬデザインだと思います。

今回白を買ったのですが、マウスとドングル、ケーブルのすべてが真っ白。個人的にはごちゃついた見ためはあまり好きでは無いので、このくらいシンプルでちょうど良いと思いました。

ちなみにパッケージもとてもシンプルです。ただ、底が浅くマウスが固定されていないので、無理に箱を開けるとマウスが吹っ飛ぶ可能性が。僕の時雨は机の上に飛んでいきました。

サイドに丸みがあって、指に自然に馴染んでくれる

AIM1 時雨の丸みのあるサイドの形状が薬指にフィットする

初めて時雨を握ったとき、サイドの傾斜に驚きました。多くのマウスはサイドが平たいと思いますが、時雨には丸みがあります。この丸みが個人的に好きです。

僕は指を少し伸ばし気味にマウスを握るので、この丸みのおかげで、変に力まなくても指が自然にフィットしてくれました。逆ハの字が嫌いな人でも持ちやすいかなと。

よく比較されるZA13-Cと比べると、丸みのおかげで時雨の方がよりリラックスして持てると感じました。そのため、僕と同じように「リラックスしてつかみ持ちをしたい」という人には、時雨を試して欲しいです。

めちゃくちゃ軽い

時雨、めっちゃ軽いです。今まで60g~50gのマウスをメインで使っていたのですが、45gは体感できるレベルで軽いです。いい意味でオモチャみたいな軽さだと思いました

そして、この軽さは時雨と相性が良いと思いました。時雨はつかみ持ちで使う人が多いと思いますが、とても軽いので、指先での細かい操作がやりやすかったです。力を抜いても、指の動きに素直にマウスが付いてきてくれるような感触…

軽いマウスが好きな人でも満足できるのではないでしょうか。

サイドボタンが指に干渉しにくいけど、少し押しづらい

AIM1 時雨のサイドボタンは人によっては押しにくい

「クリック」でも解説したように、時雨のサイドボタンは逆ハの字のような形になっているので、指に干渉しにくく、操作の邪魔にならないと思いました。しかし、通常のサイドボタンより少し押しにくかったです。

僕は親指をあまり動かさずサイドボタンの下側を押すのですが、それだと上手くクリック出来ません。そのため、指を少し上にずらす必要がありました。ちょっとの差にはなりますが、この「ちょっと」に違和感を覚える人もいると思います。

ウェブドライバーが分かりやすい

AIM1 時雨のウェブドライバーの画面

時雨はウェブドライバーで設定を変更するのですが、設定画面がかなりシンプルで分かりやすいです。初めて使う人でもマニュアルなしに簡単に設定できると思います。

また、AIM1は日本の企業ということもあり、全て日本語で表示されているのも嬉しかった。

DPI変更ボタンがあると助かる

時雨はDPI変更ボタンがないため、DPIを変えたくなったら毎回ウェブドライバーを開く必要があります。これがけっこう面倒だなと。せっかく感度ステージの機能でDPIを最大5つまで割り当てられるのに、その機能がほとんど意味をなしていません

「DPIを400にしようか800にしようか迷う」という感度沼の方(僕)のためにも、DPI変更ボタンをつけてくれると助かると思いました。

センサーテストを実施

AIM1 時雨を使い、センサーテストを実施しました。

使用したマウスパッドは「ARTISAN ハヤテ乙 SOFT」「ARTISAN 零 SOFT」「AIM1 陽炎」「Wallhack SP-004」。マウスの設定はDPI800、ポーリングレート4,000hzです。

結果はこちら。今回の検証では異常は確認できませんでした。実際に使ってみても、今のところセンサー飛びは発生していません。もしセンサー飛びが起きたら、後日こちらに追記します。

AIM1 時雨とARTISAN ハヤテ乙 SOFTのセンサーテストの結果。
AIM1 時雨とARTISAN 零 SOFTのセンサーテストの結果。
AIM1 時雨と陽炎のセンサーテストの結果。
AIM1 時雨とwallhack sp-004のセンサーテストの結果。

良いところ

  • 後部が高いので手のひらに安定感がある
  • サイドに丸みがあり、指を伸ばした状態でもマウスを握りやすい
  • 軽い
  • ポーリングレート8,000hzに対応
  • 本体の軋み、クリックのぐらつきがほとんどない
  • ウェブドライバーが分かりやすい

気になるところ

  • サイドの丸みが、つまみ持ちでは不安定さに繋がる
  • DPI変更ボタンが無い

こんな人におすすめ

  • 手が小さい(17.5cmでピッタリ)
  • 指を伸ばす、もしくは軽く曲げたつかみ持ち
  • 軽いマウスが好き
  • 高ポーリングレートでゲームをプレイする
  • ソフトウェアを入れるのが面倒
  • コスパの良いマウスを探していた

まとめ

今回はAIM1 時雨のレビューをしました。

時雨は手が小さく、指を伸ばしたつかみ持ちをする人に試して欲しいマウスです。また、高ポーリングレート対応、45gの軽量設計、高いビルドクオリティなど、性能面でも抜かりがありません。

サイドの丸みとDPI変更ボタンが無いのが少し気がかりですが、それらが気にならなければ、かなり買いなマウスだと思います。

この記事を読んで時雨を使ってみたくなったという人は、下のリンクからチェックしてみて下さい。

以上、AIM1 時雨のレビューでした。最後まで見ていただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

気になることがあれば、Xにて気軽に声をかけてください!できる範囲でお答えします。

補足:AIM1 時雨の設定について

補足として、AIM1時雨の設定について解説します。ウェブドライバーのリンクは下にのせておきます。

時雨のウェブドライバーでは、

  • ボタン設定
  • センサー設定
  • マクロ
  • その他(言語設定など)

を変更できます。

ボタン関連の設定

AIM1 時雨のボタン関係の設定画面。

こちらの画面では各ボタンの割り当てを変更できます。ただし、左クリックは「必須機能」と表示され、他の機能を割り当てることは出来ませんでした。

画面下のデバウンスタイムでは、クリック応答速度を変更できます。0ms~15msまで変更できるので、使いやすい設定にしましょう。

センサー関連の設定

AIM1 時雨のセンサー関連の設定画面

こちらの画面ではDPI、ポーリングレート、LOD、モーションシンクなど、センサー関連の設定を変更できます。DPIとポーリングレートはお好きな設定に変更してみて下さい。その他は初期設定のままで大丈夫です。

マクロとその他

AIM1 時雨のマクロの設定画面
AIM1 時雨のその他の設定画面

こちらの画面ではマクロの設定と、デバイスのバージョンアップデートなどに対応しています。基本的にはファームウェアアップデート以外は使わないと思います。

以上、補足でした。

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