※2025年6月24日更新
皆さんは布製マウスパッドを使っていて、「なんか滑りが重たいな」と思ったことはありませんか。
布製マウスパッドはハードタイプと比べて、マウスを止めやすいですが、トラッキングのときに「重たさ」を感じることも少なくありません。
そんな重たさを解消し、キレのある操作性を実現したマウスパッドがあります。
それがARTISAN 飛燕。
ARTISAN 飛燕 SOFTを使ってみた感想はこちら。
- 布製マウスパッドの「重たさ」を感じない
- 指先でのエイムの微調整、トラッキングがやりやすい
- 湿気によるパフォーマンスの変化が少ない
- 滑り止めが強力でゲームに集中できる
飛燕は滑りが軽くて、湿気に強いマウスパッドを探していた人にピッタリ。
ザラザラとした表面が腕に優しくありませんが、飛燕にはそのデメリットを補って余りある機能・操作性があります。
- 飛燕の使用感が気になる
- これから飛燕を購入しようと思っていた
という人は、ぜひ最後まで見ていってください。
ARTISAN 飛燕の性能

サイズ | 49cm×42cm |
厚さ | 4mm(SOFT・XSOFT) |
滑り | スピードタイプ |
縁の処理 | ステッチ加工 |
滑り止め | Poron(ポロン) |
カラー | ブラック・ワインレッド |
価格 | ¥5,500 |
- S:24cm×21cm(¥2,750)
- M:31cm×24cm(¥3,630)
- L:42cm×33cm(¥4,400)
- XL:49cm×42cm(¥5,500)
- XXL:50cm×49cm(¥6,820)
- MID(厚さ3mm)
- SOFT(厚さ4mm)
- XSOFT(厚さ4mm)
表面の質感
ARTISAN 飛燕の表面はザラザラしています。
擦れ感が強いので、腕を乗せてマウスを動かす人は気をつけた方がいいかもしれません。

滑りの速さ
- スピードタイプ
- G640やG-SR-SE、ハヤテ乙よりも速い
- 重たさを感じない軽やかな操作感
飛燕はG640やARTISAN 零などのバランスタイプよりも、滑りが一段階速いスピードタイプ。
生地の特性と相まって、キレのある操作ができます。
また、表面のザラツキのおかげでマウスを滑らせた時に摩擦が生まれます。そのため「滑りが速いわりには止めやすい」マウスパッドといえるでしょう。
硬めのクッション性
今回紹介する飛燕は「SOFT」。柔らかい中間層となっています。
ただし、飛燕は表面が硬いため、零 SOFTと比べると沈み込みが弱いと感じました。
滑りの変化が少ない「安定感のある中間層」と言えるでしょう。

ステッチ加工
マウスパッドの縁にはステッチ加工が施されています。
滑走面より低く縫われているため、ステッチ加工による腕の擦れが少なく、マウスが端まで移動してもガタツキを感じにくいです。

滑り止めの性能
ベースの素材にはPoron(ポロン)が使われています。
ポロンは「防滑性に優れている、うねりが少ない」素材です。また、裏面は細かい吸盤構造になっていて、滑り止め性能が非常に高くなっています。

湿気耐性
飛燕はアムンゼン生地を採用しています。
湿気に強くパフォーマンスを維持しやすいマウスパッドと言えるでしょう。
実際に気温20℃前後、晴れ、曇り、雨の日に飛燕の滑りを確かめましたが、大きな滑りの変化はありませんでした。
そのため、マウスパッドが原因の不調が起きづらいように感じました。
- 湿気による滑りの変化が気になっている
- パフォーマンスを出来るだけ安定させたい
という人は飛燕を使うことで悩みを解消できるかもしれませんね。
アームカバー(CW-X)との相性

ARTISAN 飛燕とアームカバー(CW-X)の相性はやや悪いです。
零や99式のような強い引っ掛かりではなく、「ちょっとザラザラするなー」くらい。
ただ、腕に体重をかけると、ザラツキが強くなります。腕エイムをする人は気をつけた方がいいと思います。
ARTISAN 飛燕を使ってみた感想
布製マウスパッドの「重たさ」を感じない
皆さん布製マウスパッドを使っている時に「滑りが重たい」と感じたことはありませんか。
飛燕は硬くザラツキのある滑走面のため、布製特有の重たさが少ないように感じました。
操作感が軽いので、マウスを動かした時の抵抗が少なく、力を抜いてエイムすることができます。
脱力してエイムをすることは非常に重要。脱力すると、筋肉の余計な動きが減り、思ったところにエイムを動かしやすくなります。
そのため、力み癖がある人にも飛燕はおすすめと言えるでしょう。
指先で軽やかなマウス操作をしたいという人は飛燕を試してみてはいかがでしょうか。
指先でのエイムの微調整、トラッキングがやりやすい
飛燕は滑りの速いマウスパッド。指先の細かい動作、滑らかなトラッキングが得意です。
そのため、OVERWATCHやApex Legendsでは扱いやすいと感じました。

では、VALORANTなどのフリック系のゲームでは使えないのか。
実はそうではありません。
VALORANTでは、常に壁にクロスヘアを合わせる視点移動を多用します。そうすることで、敵とクロスヘアの距離が短くなり、エイムの難易度が下がるからです。
飛燕はトラッキングが得意なので、VALORANTに必要な「一点にクロスヘアを合わせ続ける動作」がやりやすいです。
また、プリエイムの精度を高めると、飛燕の苦手分野「大きなフリックエイム」をある程度カバーすることができます。
ただし、バランス・コントロールタイプのマウスパッドよりもフリックの難易度が高いのは変わりません。飛燕を使う時は、プリエイムを意識した視点移動を心がけましょう。
「飛燕」と「零」どっちがおすすめ?

ARTISANと言えば、飛燕と零の二大巨頭。どちらも人気のマウスパッドとなっています。
しかし、初めてARTISANのマウスパッドを買う人は、どちらを選べばいいか分からないと思います。
そこでこの章では、飛燕と零の違いを簡単にまとめました。購入前の参考にしてください。
- スピードタイプ
- トラッキングエイムが得意、フリックエイムは難しい
- 表面のザラツキが強い
- 湿気に強い
- アームカバーとの相性はやや悪い
- バランスタイプ
- トラッキング・フリック共に、苦手な動作が無い
- 表面のザラツキはやや強め
- 湿気にやや強い
- アームカバーとの相性が悪い
飛燕の特徴
飛燕はスピードタイプのマウスパッド。滑りが軽く、キレのある操作が出来ます。トラッキング・指先での繊細な動作が得意ですが、大きなフリックエイムは苦手と言えます。
また、飛燕はアムンゼン生地を採用しているため、湿気に強くパフォーマンスを安定させやすいです。しかし、表面のザラツキが強く、アームカバーとの相性はやや悪いです。
零の特徴
零はバランスタイプのマウスパッド。滑りと止めのバランスが良く、苦手な動作がありません。
どんなゲーム・プレイスタイルにも柔軟に対応することができるでしょう。
また、湿気耐性もあるので、ある程度の湿度であれば、パフォーマンスを維持しやすいです。ただしアームカバーとの相性は飛燕より悪いので気を付けましょう。
気になる人はこちらの記事をチェック!

まとめ

この記事ではATISAN 飛燕 SOFTのレビューをしました。まとめると…
- 布製マウスパッドの「重たさ」を感じない
- 指先でのエイムの微調整、トラッキングがやりやすい
- 湿気によるパフォーマンスの変化が少ない
- 滑り止めが強力
飛燕は布製マウスパッド特有の「重たさ」を感じにくいため、指先の動きをマウスに伝えやすいです。
キレのある、スムーズなマウス操作を目指しているなら、飛燕はピッタリのマウスパッドと言えます。
また、飛燕は品質も一級品です。強力な滑り止め、滑走面より低く縫われたステッチ加工、と集中力を落とす要素が排除されています。
もしあなたが、
- スピードタイプの軽い操作感
- 湿気耐性
- 強力な滑り止め
を求めているなら、飛燕は有力な候補になるのではないでしょうか。
以上、ARTISAN 飛燕 SOFTのレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。