安くて、使いやすいゲーミングマウスパッドを教えて欲しい
ゲーミングマウスパッドって種類がとても多いですよね。初心者の方は、どのゲーミングマウスパッドを選べばいいかわからないと思います。
僕は初めてゲーミングマウスパッドを買うとき、とりあえず安いマウスパッドを選びました。しかし感度を低くしたため、サイズが合わなくなり、数週間で買い替えるはめに…。
皆さんには同じような失敗をしてほしくありません。
そこでこの記事では、FPSを7,000時間プレイした僕が、初心者の方に向けて、
- ゲーミングマウスパッドの選び方
- おすすめのゲーミングマウスパッド
以上の2点を解説。この記事を読めば、初心者の方でもゲーミングマウスパッドの選び方がわかるようになると思います。それでは見ていきましょう。
ゲーミングマウスパッドの選び方
- 素材はソフトタイプ
- サイズは横45cm・縦40cm以上が理想
- 滑りの速さは「バランスタイプ」「コントロールタイプ」がおすすめ
素材で選ぶ:おすすめはソフトタイプ
僕調べでは、プロプレイヤーの8割以上はソフトタイプを使用しています。強いこだわりが無ければ、ソフトタイプを選ぶのが吉といえます。
ゲーミングマウスパッドの素材には、「ソフトタイプ」「ハードタイプ」があります。僕のおすすめはソフトタイプです。
ソフトタイプはハードタイプに比べて、滑りが遅い傾向にあります。マウスを動かしたときに抵抗があるので、マウスを操作しやすいです。
FPSでも同じことが言えます。ソフトタイプは適度な抵抗があるので、初心者でも扱いやすい操作感といえるでしょう。

ハードタイプは抵抗が少なく、滑りが非常に速いです。しかし、クッション性が無く止めにくい、という欠点があります。
滑りが速くクッションが無いということは、アイススケートと同じ、つるつるマウスが滑ってしまいます。
マウス操作が上手い人であれば、ハードタイプを使いこなすことが出来ますが、初心者の方には難易度が高すぎるので、おすすめではありません。
大きさで選ぶ:横45cm×縦40cm以上が理想
FPSをプレイするなら、サイズは横45cm×縦40cm以上が理想
なぜマウスパッドの大きさは、45cm×40cm以上がおすすめなのか。その理由は「ゲーム感度」にあります。
感度ってなに?(初心者必読)
感度とは、マウスを動かした時にプレイヤーの視点がどれだけ移動するか、を表したもの。
感度が高くなるほど、少しのマウス操作で大きな視点移動ができます。感度が高いと、視点移動は楽になりますが、細かいエイムの調整が難しくなります。
感度が高い人をハイセンシ、低い人をローセンシ、中間をミドルセンシといいます。
初心者の方は自分に合ったゲームの感度が分からず、ハイセンシ(感度高め)でプレイする人がほとんど。しかし多くのひとが、FPSをプレイするうちにエイム力の向上を目指すはず。
そうなると、ほとんどのプレイヤーが徐々に感度を落としていきます。そんなときにマウスパッドが小さいと、「マウスを思ったように動かせない」ということになりかねません。

「感度が高く、ほとんどマウスを動かさない」、「机のスペースが取れず、どうしても小さいサイズを選ぶ必要がある」、という人以外は横45cm以上のマウスパッドをおすすめします。
ゲーム、プレイスタイルに合わせた滑りの速さを選ぶ
初心者には「バランスタイプ」「コントロールタイプ」がおすすめ
プレイするゲームによって、扱いやすいマウスパッドは変わります。
例えばVALORANTでは、細かい的にピタッとエイムを合わせる「フリックエイム」が大切なので、止めやすいマウスパッドと相性が良いです。
Apex Legendsでは素早く移動する敵にエイムを合わせ続ける「トラッキングエイム」が大切なので、滑りの速いマウスパットと相性がいいです。

しかし、マウスパッドの滑りにどういったものがあるのか分からなければ、「ゲームに合ったマウスパッド」を選ぶことは出来ません。マウスパッドの滑りは主に3つのタイプに分類されます。
それが、
- スピードタイプ(速い)
- バランスタイプ(中間)
- コントロールタイプ(遅い)
初心者におすすめしたいのは「バランスタイプ」「コントロールタイプ」。
バランスタイプは、遅すぎず、速すぎない滑りの速さなので、様々なシーンに対応できます。コントロールタイプは滑りがゆっくりなので、マウスの動きを制御しやすいです。
スピードタイプは滑りが速いため、マウス制御に慣れていない初心者にはおすすめではありません。
【7選】初心者におすすめのゲーミングマウスパッド
Razer Gigantus V2
- コントロールタイプ
- 45cm×40cm×3mm(Lサイズ)
- クッションが硬く、滑りが安定する
- 滑り止めの性能が高い
- 巻き癖が少ない
- ¥2,480(Lサイズ)

Gigantus V2はコントロールタイプのマウスパッド。ピタッとマウスを止めるフリックエイムとの相性が良いです。
コントロールタイプですが、滑りが遅すぎるわけではないため、フリックエイム以外のシーンでも活躍してくれます。また、巻き癖が少なく、購入してすぐ快適に使えるのも嬉しいポイント。
Gigantus V2には欠点らしい欠点がほとんどありません。あえて欠点をあげるのであれば、縁が切りっぱなし、という点のみ。しかし、2,480円という価格を考えると仕方がない部分といえます。
低価格でコントロールタイプのマウスパッドを探している人には、ぜひおすすめしたい一品となっています。
Logicool G640
- バランスタイプ
- 46cm×40cm×3mm
- 癖の少ない使用感、万能マウスパッド
- サラサラの表面で、肌触りがいい
- ¥3,500

初心者の方に「おすすめのゲーミングマウスパッドは何ですか?」と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶのが、Logicool(ロジクール) G640。
滑りはバランスタイプ。癖が少ない使用感なので、様々なシーンで扱いやすい万能マウスパッドです。迷ったらとりあえずこれ、といっても良いでしょう。
操作性以外にもG640の良いところがあります。それはサラサラした表面。肌触りがとても良いです。腕を乗せて大きく動かしてもザラザラ感がほとんどありません。
そのため、今回紹介するマウスパッドの中で、G640は使い心地が1番良いと感じました。
どんなゲームでも無難に使えるマウスパッドを探している、という人にはピッタリの商品ではないでしょうか。
SteelSeries QCK+
- コントロールタイプ
- 45cm×40cm×2mm(Lサイズ)
- 厚さ2mmで机との段差が気になりづらい
- クッション性が無く、操作が安定する
- マウスを動かしたときの、ゴツゴツ感は気になるかも
- ¥2,200(Lサイズ)

SteelSeries QCK+はコントロールタイプのマウスパッドです。同じコントロールタイプの、Gigantus V2よりも「少しだけ遅いかな?」といった印象。同じくらいのスピードとなっています。
厚さは2mmで、ほとんど沈み込みがありません。そのため、力を入れても動きが変化せず、マウス操作が安定します。
ただし、クッション性が無いので、マウスを動かしたときの「ゴツゴツ感」は少し気になるかもしれません。
それでも安さ、操作のしやすさという点で、QCK+は初心者向けのマウスパッドといえるでしょう。
SteelSeries QCK HEAVY
- コントロールタイプ
- 45cm×40cm×6mm
- 厚さ6mmで、クッション性高め
- QCK+よりも止めやすい
- 滑り止めが強力
- 「ゴム臭い」との意見が多い
- ¥4,080
SteelSeries QCK HEAVYはコントロールタイプのマウスパッド。QCK+が厚さ2mmなのに対してQCK HEAVYは6mmと極厚。クッション性が上がり、マウスを止めやすくなっています。

マウスの動きを制御しやすく、フリック系のゲームではQCK+よりも扱いやすいと感じました。また、本体が重たいため、マウスパッドがずれる心配もほとんどありません。
QCK HEAVYのデメリットは臭いです。ゴム臭いという意見が目立つので、匂いに敏感な人は注意した方が良いかもしれません。
止めやすさ重視でマウスパッドを選ぶのであれば、QCK HEAVYは良い選択肢になるのではないでしょうか。
HyperX Pulsefire Mat
- バランスタイプ
- 45cm×40cm×3mm(Lサイズ)
- 表面がザラザラしているため、マウスを操作している感覚を掴みやすい
- ザラザラ感が強いので、使い心地がやや悪い
- ¥2,180(Lサイズ)

Pulsefire Matは特徴的な使用感のマウスパッド。
表面がザラザラしているため、マウスを動かしている感触を掴みやすいです。鉛筆で文字を書いている感覚と聞くと、イメージしやすいでしょうか。後ほど紹介するARTISAN 零に近い操作感といえます。
滑りはバランスタイプ、滑りと止めのバランスが良く、様々なゲームに対応できます。
ただ、Pulasefire Matは「表面」と「ステッチ加工」のザラザラ感が強いため、快適な使い心地とは言えません。操作性とトレードオフの関係にはなりますが、好き嫌いがはっきり分かれるポイントです。
操作性重視でコスパの良いマウスパッドが欲しい人はPulsefire Matをおすすめします。
AIM1 陽炎
- コントロールタイプ
- 50cm×50cm×3.5mm
- クッションが柔らかく、マウスを止めやすい
- 上下に大きくマウスを動かすゲーム(Apexなど)にピッタリ
- とても大きいため、机のサイズと要相談
- ¥3,980

コストパフォーマンスに優れたゲーミングデバイスを展開する「AIM1」。そんなAIM1から販売されている陽炎は、大きいコントロールタイプのマウスパッドを探している人におすすめ。
AIM1 陽炎のサイズは横50cm×縦50cmと、今回紹介するマウスパッドの中で最も大きいです。「サイズが大きすぎる」という声を聞くこともちらほら。

滑りはやや遅いため、マウスの動きを制御しやすいです。それに加えクッションも柔らかいため、マウスのコントロール能力が高いといえます。
他のコントロールタイプと比べると、「サイズの大きさ」「クッションの柔らかさ」が優れています。
コスパの良いコントロールタイプのマウスパッドを探している人は、AIM1 陽炎をおすすめします。
ARTISAN 零 SOFT
- バランスタイプ
- 49cm×42cm×4mm(XLサイズ)
- 表面がザラザラしているため、「滑って止まる」を体感しやすい
- 品質は全マウスパッドの中でも最高峰
- ¥5,500+送料(XLサイズ)

今回紹介するマウスパッドの中で最もおすすめしたいのが、ARTISAN 零 SOFTです。
零の滑りはバランスタイプ。マウスを動かしているときに、手にザラツキが伝わるため、マウスを操作している感覚を掴みやすいです。鉛筆で文字を書いている感覚に似ています。
また、柔らかいクッションが止めやすさをサポートしてくれます。そのため、マウスパッドでよく聞く、「滑って止まる」を体感しやすいと思いました。
Amazonで購入すると、約7千円と高級なマウスパッドになりますが、価格に見合った性能をしているマウスパッドです。
価格は気にしないから、品質優先でマウスパッドを選びたい人は、ARTISAN 零 SOFTをおすすめします。

まとめ
この記事では、初心者の方に向けた「ゲーミングマウスパッドの選び方」、「おすすめのゲーミングマウスパッドの紹介」をしました。
まとめると…
- 素材はソフトタイプ
- サイズは横45cm・縦40cm以上が理想
- 滑りの速さは「バランスタイプ」「コントロールタイプ」
- どうしても決めきれないなら、「Razer Gigantus V2」「Logicool G640」がおすすめ
ここまで読んでくださった方の中には、「それでも決めきれない」という人も少なくないでしょう。そんなあなたには「Razer Gigantus V2」「Logicool G640」がおすすめです。
ここでゲーミングマウスパッド選びに迷い、ゲームを楽しむ時間が減るのはもったいないです。まずは自分に合ってそうなゲーミングマウスパッドを選んで、ゲームを楽しんでください。
そして、こだわりが出始めたら、マウスパッド選びに専念してみてください。

以上初心者向けゲーミングマウスパッドの解説でした。最後までご覧いただきありがとうございました。いつでも見返せるように、SNSでのシェア、ブックマークも忘れずに。