この記事ではHyperX Pulsefire Matを詳しくレビューします。
「滑りや止め・実際のゲームでの使用感」が気になる人は、ぜひ続きを見ていってください。

- 滑り出しが軽く、細かい操作がしやすい
- スピードが速すぎないので、マウスをコントロールしやすい
- 表面のザラザラ感のおかげで、マウスを動かしている感触を掴みやすい
- クッションが硬く、操作が安定する
- 価格が安い
- 表面がザラザラしていて、肌触りが悪い
- ステッチ加工が分厚く、腕の擦れが気になる
- 滑り止めの性能がやや弱い

Pulsefire Matの滑りと止め
- 滑り出し:やや軽い
- 滑走速度:中速~やや遅め
- 止め:やや止めやすい
Pulsefire matはやや遅めのバランス系マウスパッド。
滑走時にはコントロール系のようなザーという抵抗感があり、マウスを動かしている感触を掴みやすいです。
初動はやや軽め。「マウスの動かし始め」や「エイムの切り返し」の際に、キュッと詰まった感触が少ないです。また、クッションが硬めなので、滑りの変化は小さめとなっています。
この初動の軽さとクッションの硬さが相まって、「滑走速度は遅めだけど、体感速く感じる」そんな操作感でした。
レビューで「滑りが遅い」って見たけど…
人によってはコントロール系だと思うかもしれません。
しかし、代表的なコントロール系Qck+やGigantus V2と比べると、滑走速度が少し速く、操作時の「ヌルっとした重さ」や「切り返しの詰まり」がPulsefire Matの方が小さいです。
そのため、やや遅めのバランス系と判断しました。

性能
サイズ

Pulsefire MatはM~2XLの4サイズ展開。それぞれのサイズと価格は以下の通りです。
- M:360×300mm
- L:450×400mm
- XL:900×420mm
- 2XL:1220×610mm
FPSプレイヤーであれば、Lサイズ以上をおすすめします。
L以上を選ぶことで、感度を低くしたときに問題なく対応できます。
デザイン

デザインはとてもシンプル。黒の滑走面の右上に小さいHyperXのロゴがあります。かなり面積が小さいので、ゲームに支障をきたしにくいです。
クッション性

Pulsefire Matはクッション性がなく、硬いです。
指で押してもほとんどへこまないので、操作時の滑りの変化も少なく安定感がありました。トラッキング系のゲームと相性が良いと言えるでしょう。
ただし、沈み込みによる止め感がほとんど無いので、「力を入れてビタっと止めたい」という人には合わない可能性も…。
表面の質感

Pulsefire Matの表面はとてもザラツキが強いです。
QckやGigantus V2の1.5倍はザラザラしています。チクチク感やザラザラ感が苦手な人は気をつけてください。
滑り止め

Pulsefire Matの裏面にはゴム素材が散りばめられています。
滑り止めの性能はやや低め。腕を乗せてマウスを大きく振ると、マウスパッドが数ミリずれてしまいます。
ゲームに大きな支障はありませんでしたが、少しもズレて欲しくないという人は別のマウスパッドを選びましょう。
ステッチ加工

Pulsefire Matにはステッチ加工が施されており、ほつれを防いでくれます。ただ、かなり分厚いので、腕を大きく動かすと擦れ感が気になると思います。
もし気になったら、マウスパッドを机から少し垂らして使うと、ステッチ加工の擦れを抑えることが出来ます。ぜひ試してみて下さい。
Pulsefire Matを使ってみた感想

トラッキング系のゲーム「Overwatch」でPulsefire Matを使った感想は、「マウスの操作感はかなり良いけど、使い心地は良くない」です。
Pulsefire Matの滑走速度はそこまで速くないものの、クッションの硬さと初動の軽さのおかげで、マウスをスムーズに操作できます。
とくに、細かい操作がやりやすいと感じました。
初動が遅いと細かく動かしたときに「キュッ」と詰まるような感触が伝わり、操作しにくいのですが、Pulsefire Matはそれがありません。
そして、滑りが速くないのでツルっと滑る感触も少ない。そのため、アッシュで遠距離を狙う、敵DPSの細かい切り返しに対応しやすかったです。
ただし、肌触りの悪さや滑り止めのグリップ力は少し気になります…。表面のザラツキが強く、腕を振るとチクチクする感触が伝わります。個人的には慣れで解決できましたが、肌が弱い人にはおすすめできません。
また、滑り止めのグリップ力がやや弱く、マウスをブンっと振ったときに少しずれてしまいました。

Qck+・Gigantus V2・G640と比較

ブランド力・価格の近い、Qck+・Gigantus V2・G640と比較しました。
Pulsefire mat | Qck+ | Gigantus V2 | G640 | |
滑り出し | やや軽い | やや重い | やや軽い | やや軽い |
滑走速度 | やや遅い | 遅い | やや遅い | 速い |
止め | やや止めやすい | 止めやすい | やや止めやすい | やや止めにくい |
滑り止め | やや弱い | やや弱い | 強力 | 強力 |
ステッチ加工 | ||||
クッション性 | 硬い | 硬い | 硬い | 硬い |
表面の質感 | 強いザラザラ | ややザラザラ | ザラザラ | さらさら |
価格(L) | 2,180円 | 2,380円 | 2,480円 | 3,500円 |
Pulsefire Matはこの4つの中でも、滑り出しの軽さ・滑走速度・止めやすさのバランスがいいです。
そして、価格も執筆時点ではPulsefire Matが最も安いので、コスパはかなり良いと言えるでしょう。
しかし、肌触りの悪さやグリップ力の低さといった、「使い心地」はもっとも悪いと感じました。
そのため、「肌触りが悪くても気にならない」「そこそこ滑ってそこそこ止まるマウスパッドが欲しい」という人は、Pulsefire Matを試してみてください。
Pulsefire Matはどんな人におすすめ?
- 細かい操作をスムーズに行いたい
- 滑りが「速すぎる」「遅すぎる」マウスパッドは苦手
- 表面のザラツキ、ステッチ加工の擦れは慣れで何とかできる
- でっかいロゴが苦手
- 出来るだけ価格を抑えたい
まとめ
今回はPulsefire Matのレビューをしました。
使用感に関しては、いくつか気になるところがありますが、価格を考えると仕方ない部分ですね。
一方で、マウスの操作感はとても良いと思いました。滑り出しの軽さと止め感のバランスが良かったです。
そのため、肌触りの悪さやステッチ加工の擦れを許容できる人には、かなりコスパの良いマウスパッドだと言えるでしょう。
以上Pulsefire Matのレビューでした。最後まで見ていただきありがとうございました。
もしPulsefire Matに興味が出たら、下のリンクからチェックしてみて下さい。

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