あなたはモニターにこだわりを持っていますか。モニターを変えると、文字通り見えている世界が変わります。
僕も144hzモニターから240hzモニターにして、体感できるレベルで敵が見やすくなりました。そして、見やすくなったことで、エイムにもいい影響が。
この頃、APEXで初めて20キル4000ダメージを達成できたことを昨日のことのように覚えています。
この記事ではZOWIE XL2546Kにして3年、その経験をお話ししていこうと思います。
この記事の内容をまとめると…
- 144hzと240hzは体感できるレベルで違いがある
- Dyac+を使うと、スムーズな動きがより「くっきり」映るように
- 高リフレッシュレートを使うには、高いPCスペックが必要
- 人によってはDyacを使うと目が疲れるかも
- プロと僕の設定も載ってます
「モニターを変えようか迷っている」「240hzとかDyacって効果あるの?」と思っている人の参考になれば幸いです。
今はXL2546Kの後継機XL2546Xが販売されています。気になる人はこちらをチェック。

144hzと240hzの違いは?
まず皆さんが気になるのは「144hzと240hzって違いが分かるの?」これだと思います。結論を言うと、わかります。Valorant、Overwatch、Apexのすべてで違いを体感できました。
240hzは144hzに比べて、視点のブレが少ないです。
より滑らかに描写されるので、
- 目が疲れにくい
- 敵を目で追いやすくなる
- 視点を振っても敵の位置を見失わない
といったメリットが。※個人差あり。
エイムは見えた敵にクロスヘアを合わせる技術。敵が少しでもぼやけていると、エイム力の低下に繋がりかねません。
この記事を書くにあたって144hzに下げてプレイしましたが、240hzよりも敵がにじんで見えるんです。ちょっと「ぼやー」としているような…。
こんなイメージ。どっちもちゃんと見えるけど、240hzの方がぼやけてない。

ただ、240hzにしてエイム力が上がるかと言われると、「うーん」といった感じ。
あくまでも「見やすさ」を上げてくれるものであって、手の動き自体は変化しません。「144hzから240hzにしてKDが良くなりました!」みたいな変化は少ないと思います。
しかし、エイムや索敵を補助してくれるのは間違いないです。より上達したいのであれば、240hzにして損はない思います。
Dyac+によって240hzの世界がより「くっきり」映るように
XL2546Kを使うまでは正直Dyacをなめてました。「あんまり変わらないでしょ」こんな風に思っていたんです。
しかし、オフから高に切り替えた瞬間、その違いに驚きました。同じ240hzでも明らかに敵の動きがくっきり見えるように。最初はくっきりしすぎて違和感がありました。
僕の体感ではこのくらいの差かなと。

止まっている状態だとあまり分かりませんが、画面が動くと結構違います。顔を振ると疑似的に体感できるかもw。
Dyac+をつけるとAPEX、Overwatchでレレレ撃ちやストレイフをされても、敵の姿が「ぼやー」とならずに、しっかり目で追うことができるんです。
追いエイムを強化したい人にはうってつけの機能と言えるでしょう。
今でも他のモニターに目移りせずに、XL2546Kを使い続けているのはこの機能のおかげです。
ここで一つ注意が。
この機能は「高リフレッシュレートをよりくっきり映すもの」だと考えています。あくまでも「補正」だということ。
個人的には「144hz×Dyac+」よりも「240hzのみ」の方が見やすいと思いました。
240hzとDyac+の注意点は?
これまで240hzとDyac+の良いところをお話してきました。しかし、これらにも当然デメリットがあります。
高いPCスペックが求められる
240hzを出力するには高いPCスペックが必要になります。
僕のPCスペックは以下の通り。ゲーム内設定はどのゲームも最低にしています。
- CPU:Ryzen9 5900X
- GPU:RTX3070
- メモリ:16g
OverwatchやValorantなどの動作が軽いゲームなら、このくらいで200hz~240hzをキープできます。
しかし、PUBGやAPEX LEGENDSでは200hz以下になることもしばしば。バトロワ系のゲームで240hzをキープするには、より高いスペックが必要になることを覚えておいてください。
Dyac+にすると目が疲れるという意見も
Dyacはフレームとフレームの間に黒色を挿入して、残像感を減らす技術です。そのため、人によっては目が疲れやすいという意見も。
僕は全く気になりませんでしたが、Dyacをオンにして目が疲れると思ったら、オフにして使用することをおすすめします。
そちらの方が、長い目で見たときにパフォーマンスを維持しやすいと思います。
XL2546Kの設定を紹介
この章ではXL2546K、もしくはその後継機の設定を紹介します。
※同じ設定でもモニターによって見え方が異なります。
プロ選手の設定
今回はValorantのプロと元プロ選手の設定を紹介します。
XやPro Settingsを参考にしていますが、出所によって情報が違うため参考程度に見てください。
f0rsakeN
- Dyac:premium
- Black eQualizer:10
- Color Vibrance:11
- コントラスト:50
- シャープネス:8
- AMA:high
something
- Dyac:オフ
- Black eQualizer:11
- Color Vibrance:7
- コントラスト:50
- シャープネス:4
- AMA:high
aspas
- モード:FPS1
- Dyac:premium
- Black eQualizer:10
- Color Vibrance:12
- 輝度:100
- コントラスト:50
- シャープネス:6
- AMA:high
t3xture
- モード:FPS1
- Dyac:premium
- Black eQualizer:7
- Color Vibrance:10
- 輝度:78
- コントラスト:50
- シャープネス:10
- AMA:high
Laz
- モード:ゲーマー3
- Dyac:オフ
- Black eQualizer:0
- Color Vibrance:10
- ブルーライト軽減:0
- 輝度:20
- コントラスト:50
- シャープネス:7
- ガンマ:3
- 色温度:薄青
- Color Weakness:オフ
- AMA:high
この他にも多くのプロ選手の設定を調べました。そこで気づいたことは…
- Black eQualizerやColor Vibranceなどの「色の見え方」に関しては、本当に人それぞれ
- 輝度は高め(70以上)の設定が多い
- AMAは「高」が多い
- Dyacの「オン」「オフ」は好み
設定の中でも、AMAは「高」が圧倒的に多い印象。
実際に使ってみても、「プレミアム」にすると逆に残像感が増えてしまいます。「オフ」や「プレミアム」に強いこだわりが無ければ「高」をおすすめします。
僕の設定
余談になりますが、僕の設定ものせておきます。
この設定は「視点のブレの軽減」と「色の自然さ」を意識しています。ゲーム用途+普段使いを検討している人におすすめです。
- モード:標準
- Black eQualizer:0
- 色の鮮明さ:10
- ブルーライト軽減:0
- ガンマ:3
- 色温度:ユーザー設定(すべて100)
- Color Weakness:オフ
- Dyac:プレミアム
- 輝度:100
- コントラスト:50
- シャープネス:10
- AMA:高
まとめ:240HzとDyac+の組み合わせが最高!

今回は240hzとDyac+が最高というお話をしました。この記事の内容をまとめると…
- 240hzにすることで、敵の動きを追いやすくなる
- Dyac+をオンにすると、240hzがさらにくっきり映る
- 「エイム力向上」や「索敵のしやすさ」を求めるなら、ぜひ使って欲しい
- 色の設定は人それぞれ
- AMAは「高」をおすすめします
「これを使ったら絶対にFPSが上手くなる」とは言えませんが、見えている世界が変わるのは確か。
今144hzモニターを使っていて、「もっとエイム力を上げたい」「モニタースペックで後れを取りたくない」と思っている人は、ぜひ240hzとDyac+を導入してみて下さい。
僕が使っているXL2546Kは生産が終了してしまったので、後継機のXL2546Xのリンクを乗せておきます。気になる人はこちらからどうぞ。

最後まで見ていただきありがとうございました。気になることがあれば、Xにて気軽に声をかけてください。できる範囲でお答えします。