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Razer Viper V3 Pro レビュー:神マウス、ただしサイズには注意

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神マウスと言われるViper V3 Pro。多くのプロ選手が使用しているので、「使ってみたい」と思う人もいるのではないでしょうか。僕もVALORANTのzekken選手が使っていたので、真似をして購入しました。

手に取ってみると「神マウス」言われるのも納得。形状、スペック共に非常に優れており「このマウスを使ったらもう言い訳できない」と思わされる完成度でした。

ただ、サイズが大きいのは少し気になるところ…。

この記事ではViper V3 Proについてレビューします。「自分に合っているか心配「どんな使用感か気になる」という人は、ぜひ続きを見ていってください。

タップできる目次

Viper V3 Proの性能

スペック

スクロールできます
サイズ127.1mm×63.9mm×39.9mm
重さ54g(ブラック)
55g(ホワイト)
センサー第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー
DPI100~35,000
ポーリングレート最大8,000Hz
スイッチ第3世代オプティカルマウススイッチ
バッテリー最大95時間
ボタン数6(底面含む)
ソールPTFE100%ソール
カラーブラック・ホワイト
価格26,480円

付属品

Viper V3 Proの付属品。マニュアル、ステッカー、グリップテープ、USB-A to Cケーブル、ワイヤレスドングルが同梱されている。
  • Viper V3 Pro
  • ワイヤレスドングル(8k対応)
  • USB Type-A to C
  • グリップテープ
  • マニュアル

クリック感

Viper V3 Proは光学式スイッチを採用。チャタリングが起きづらく、遅延が少ないという特徴があります。

押し心地は硬すぎず柔らかすぎないので、タップ撃ち、スプレー撃ちの使い分けがしやすいと思いました。また、軽すぎるわけではないので、マウスを振った時に誤爆することもありませんでした。

ただ、クリック音は大きいです。ゲーム中は気になりませんが、イヤホンを外してブラウザを視聴していると、クリック音が気になるシーンがありました。

マウスホイール

Viper V3 Proのマウスホイールにはコリコリとしたノッチ感があります。回し終わったところで、ピタッと止まるため、誤爆の心配は少ないです。

Viper V3 Proの形状と持ち方の相性

持ち方との相性
  • かぶせ持ち:やや悪い
  • つかみ持ち:良い
  • つまみ持ち:良い

Viper V3 Proは「つかみ持ち」「つまみ持ち」に適した形状をしています。

全体的に緩やかなカーブを描いており、指を曲げるとそのカーブにピタッとフィットします。マウス中央はややくびれが強くなっていますが、サイドの傾斜が緩やかなので、「指を伸ばしたつかみ持ち」でも違和感が少ないです。

ただし、かぶせ持ちのように指をベタっとつける持ち方だと、サイドの傾斜に違和感を覚えるかもしれません

Viper V3 Proのサイドの形状。中央付近にくびれが見られる。また、サイドの傾斜は緩やかとなっている。
サイドの傾斜は緩やか、「くびれ」もほどよくある

サイドから見ると、中央よりも少し後ろ側が高く、後方は丸みの少ない形状となっています。そのため、つかみ持ちをしたときに手のひらに触れる程度にフィットしてくれます。強く当たるわけでは無いので、癖が少なく扱いやすいと思います。

また、後部が低いため、つまみ持ちで指を上下に動かしても、手のひらに接触しにくいです。

Viper V3 Proを横から見た画像。マウスの中央からやや後ろ付近が一番背が高くなっている。
中央より少し後ろが盛り上がっている

Viper V3 Proでセンサーテスト実施

Viper V3 Proを使いセンサーテストを実施しました。

センサーテストに使用したマウスパッド
  • ARTISAN ハヤテ乙 SOFT
  • ARTISAN 零 SOFT
  • ZOWIE G-SR-SE
  • SteelSeries QCK+
  • Razer Gigantus V2
  • AIM1 陽炎

結果はこちら。今回使用したマウスパッドではセンサーの乱れは確認できませんでした。

ARTISAN ハヤテ乙 SOFTとViper V3 Proのセンサーテストの結果。
ARTISAN 零 SOFTとViper V3 Proのセンサーテストの結果。
ZOWIE G-SR-SEとViper V3 Proのセンサーテストの結果。
SteelSeries QCK+とViper V3 Proのセンサーテストの結果。
Razer Gigantus V2とViper V3 Proのセンサーテストの結果。
AIM1 陽炎とViper V3 Proのセンサーテストの結果。

実際にゲームでも使用しましたが、センサー飛びが発生することはなく、快適にプレイすることができました。

Viper V3 Proを使ってみた感想

手が小さい人には少し扱いにくいかも…

Viper V3 Proをつかみ持ちで握った画像。サイドのくびれと傾斜が指にフィットしている。

僕の手の大きさは17.5cm、男性平均18~19cmよりも少し小さめです。

Viper V3 Proは持ちやすいのですが、サイズが大きくエイムの感覚が絶妙に合いませんでした。太いシャーペンで文字を書いているような感覚。リラックスしてエイム出来るけど、細かい調整が難しい…

口コミを見ても「サイズが少し大きい」という意見を目にします。形状が良いだけに、Viper V3 Pro Miniが出て欲しいと思わずにはいられません。

ただ、手に馴染みやすい形状であることは確か。手の大きさが平均以上の人にはぜひ試してみてください。

軽いから疲れにくく、指先の動きを伝えやすい

Viper V3 Proの重さは54g。軽いけど軽すぎないちょうどいいバランスで、手を振った時の疲労感が少ないです。僕は振り向き30cm以上のローセンシプレイヤーですが、ゲーム中に重さが気になることはありませんでした。

また、重量が軽いので指先の繊細な動作を反映しやすく、エイムの微調整をする時に軽い力で操作できました。

高ポーリングレートにしても違いが分からなかった

最近流行りの高ポーリングレート。Viper V3 Proも最大8,000hzに対応しているので、使わない手はありません。

VALORANTで4,000hz、8,000hzを使ってみましたが、正直違いが分かりませんでした。じっくり観察すると違いを少しだけ感じますが、パフォーマンスに大きく影響するほどではないです。

少なくとも、モニターを変えたときのような感動はありませんでした。

プロ選手のように感覚が鋭敏な人には、はっきり違いが分かるみたいです。僕も8,000hzの世界を体感したかった…友達も「まったく分からん」と言っていたので、結構個人差があるかも

ただ、遅延の減少というメリットがあるので、僕は4,000hzで使用しています。動作に異常が無ければ、高ポーリングレートでの使用をおすすめします。

ゲーム内ポーリングレート機能が便利

高ポーリングレートは「カーソル移動が滑らかになる」「遅延が減る」メリットがある反面、「バッテリーの消費量が大幅に増える」という弱点も…。

そこで「ゲーム内ポーリングレート」機能が活躍してくれます。

「ゲーム内ポーリングレート」を使えば、フルスクリーンでゲームをする時は4,000hz、ブラウザでは500hzといったように、ポーリングレートを自動で変更してくれます。

「ゲーム中だけ高ポーリングレートにしたいけど、いちいち設定を変えるのは面倒」という人にピッタリ。バッテリー持ちが気になっていた人はぜひ使ってみてください。

コーティングが神

Viper V3 Proはグリップ力が高く、手汗で滑りづらいです。見た目はマットですが、指を動かすとキュッと引っ掛かるような感触があります。今まで20個程マウスを使ってきましたが、過去一使用感が良かったです。

僕はゲーム中に手汗をかいてしまうのですが、Viper V3 Proではほとんど気になりませんでした。もし滑るなら付属のグリップテープを使えばOK。

マウスソールの滑りが速い

Viper V3 Proのマウスソールの画像。上下に大型のソール、センサー周りに小型のソールが1枚づつ貼られている。

Viper V3 Proには上下の大きめのソールが貼られています。接地面積が広く、マウスパッドの沈み込みによる滑りの変化が少ないため、安定性が高いソールだと思いました。

また、PTFE100%ということもあり、滑り自体は速いと感じました。個人的にはCorepadというソールと同じくらいかなと。

もしマウスソールに違和感があれば、他社のソールを検討してみてください。Viper V3 Proのソールガイドは非常に大きいので、汎用丸形ソールも問題なく貼れるでしょう。

マウスソールを貼り変えると、保証対象外になる可能性が高いです。はりかえの判断は慎重に。

Viper V3 ProとG PRO X SUPERLIGHT 2を比較

スクロールできます
Viper V3 ProG PRO X SUPERLIGHT 2
サイズ127.1mm×63.9mm×39.9mm125.0mm×63.5mm×40.0mm
重さ54g60g
センサー第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサーHERO 2
DPI100~35,000100~44,000
ポーリングレート最大8,000Hz最大8,000Hz
スイッチ第3世代オプティカルマウススイッチLIGHTFORCEハイブリットスイッチ
バッテリー最大95時間最大95時間
ボタン数6(底面含む)5
ソールPTFE100%ソールPTFE100%ソール
カラーブラック・ホワイトブラック・ホワイト・マゼンタ
価格26,480円26,950円

どちらもポーリングレート8,000hz対応、光学式スイッチ搭載とスペック面で大きな違いはありません。そのため、選ぶ時は「持ちやすさ」「重さ」で決めましょう。

持ちやすさ
  • フィット感の高さよりも、違和感が少ないマウスが良いという人はG PRO X SUPERLIGHT 2がおすすめ
  • 手が大きい、つかみ・つまみ持ちのフィット感を高めたいならViper V3 Proがおすすめ
重さ
  • Viper V3 Proが54g、G PRO X SUPERLIGHT 2が60g
  • 5gしか違いが無いが、体感できるくらいの差はある

Viper V3 Proはこんなひとにおすすめ

  • 手が大きい(男性平均以上)
  • つかみ持ち、つまみ持ち
  • 軽量マウスを使い。腕を振ったときの疲労感を抑えたい
  • グリップ力高めのコーティングが好き
  • ソールを変えるのが面倒だから、標準ソールでも滑りが良いと助かる
  • デバイス差を少しでも減らしたい

まとめ

今回はRazer Viper V3 Proのレビューをしました。Viper V3 Proは性能、形状共に完成度が非常に高く、神マウスと言っても過言ではないと思いました

ただ、サイズが大きいので僕と同じくらいもしくは小さい人には大きすぎるかもしれません。

もし手の大きさが平均以上なのであれば、試してみる価値は十分にあると思います。気になる人はこちらのリンクからチェックしてみて下さい。

以上、Razer Viper V3 Proのレビューでした。最後まで見ていただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

補足:Viper V3 Proの設定について

Viper V3 Proを購入したら、Razer Synapseをインストールして自分好みにカスタマイズしましょう。Razer Synapseで設定できる項目は以下の通りです。

  • ボタン割り当て
  • 感度・ポーリングレート
  • 電力モード
  • LOD(リフトオフディスタンス)
  • 動的感度・回転

この中でも感度・ポーリングレートの設定は最初に済ませてしまいましょう。他は気になってから調整すればOKです。

ポーリングレートとDPI

画面上部の「パフォーマンス」でDPIとポーリングレートを変更出来ます。ただし、無線で接続しないとポーリングレートを2,000Hz以上にできないので気を付けましょう

「ゲーム内ポーリングレート」機能を使えば、フルスクリーンモードでゲームをやっている時だけ高ポーリングレートにすることが出来ます。バッテリー持ちが良くなるので、動作に異常が無ければオンをおすすめします。

LOD(リフトオフディスタンス)

「較正」ではLOD(リフトオフディスタンス)の変更が出来ます。マウスパッドと相性が悪く、センサーが正常に動作しない時は、LODの数値を上げると改善するかもしれません

また、ランディングディスタンスという持ち上げてから動作に問題が無ければ触らなくても大丈夫です。

動的感度

「アドバンス」で動的感度と回転を設定できます。

動的感度は、Windowsのマウス加速のような機能です。

「クラシック」「ナチュラル」「ジャンプ」でマウス感度の「加速の仕方」が変わります。ただ、安定した操作が求められるFPSにおいて、操作の仕方で「感度が変わる」というのはどうなのかなと思うので、個人的にはオフをおすすめします

もちろん個人差はあるので、一度試してから使うか判断してください。

回転

「マウスを横に動かしているつもりが、視点が右下に下がってしまう」といった経験はありますか?マウスの持ち方によっては、真横に動かしているつもりでも、斜めにセンサーが動いてしまうことがあります。

回転ではその「ずれ」を調整できます。「どうしても真っ直ぐ横に動いてくれない」と悩んでいる人はこの機能を試してみて下さい。

ただし、基本的には「オフ」をおすすめします。

以上設定についてでした。

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