僕は低音ズンズンよりも、まとまりのある綺麗な音が好きです。
低音が強いイヤホンは、迫力はありますが、聞く曲によっては雰囲気を大げさに表現してしまうことも。
そのため中高音が綺麗に鳴り、低音はやや控えめなイヤホンを探していました。
そんな時に見つけたのがゼンハイザーIE 200。IE 200は音が優しいです。耳に刺さる感覚はなく、ずっと聞いていたい音を届けてくれます。
IE200を使ってみた感想は以下の通りです。
- バラードのしんみりした雰囲気に浸れる
- 聞き疲れしない優しい音
- リラックスして音楽を聞けから、作業用BGMとも相性が良い
- デュアルチューニングシステムは面白いけど、正直使わない
- タッチノイズが気になる
音質は満足いくものでしたが、いくつか気になるところもありました。
この記事ではIE 200についてレビューします。購入しようか迷っていた人の参考になれば幸いです。
IE 200の概要
高音 | 4/5 |
中音 | 4.5/5 |
低音 | 3.5/5 |
解像度 | 4/5 |
装着感 | 4/5 |
音の広がり | 4/5 |
価格 | 23,760円 |

- イヤーピース(シリコン) S・M・L
- イヤーピース(フォーム) S・M・L
- ポーチ
- セーフティガイド
本体はコンパクトなデザイン。筐体にはゼンハイザーのロゴがあります。

ケーブル端子ははゼンハイザー独自形状のMMCX。独自形状なので、リケーブルする時は気を付けてください。

ポーチも付属しているので、持ち運びに便利です。しわの入った加工が安っぽさを減らしてくれています。

IE 200を使ってみた感想
いつまでも聞いていたい優しい音
IE 200は高音質かつ、耳に刺さらない優しい音をしています。
バラードなど、雰囲気を重視した曲にはピッタリだと思いました。目を閉じると曲の雰囲気に没頭することが出来ます。

- EXILE「運命のヒト-Orchestra Version-」
- EXILE「We Will~あの場所で~-Orchestra Version-」
- Mrs. GREEN APPLE「Soranji」
- MISIA「逢いたくていま」
その反面、低音を耳に響かせたい人には物足りないかもしれません。気になる人はイコライザーで調整してもいいかもしれませんね。
またIE 200は音が耳に刺さらないので、長時間イヤホンをする人にもおすすめです。
イヤホンを付ける理由は音楽を楽しむだけではありません。周囲の雑音をカットする、BGMを流して作業に集中するといった使い方があります。
僕はブログを書いている時に、周囲の音を消すためにホワイトノイズを流したり、ジャズを流して気持ちを落ち着けてたりしています。
無音だと作業に集中できない人は試してみて下さい。IE200なら長時間音を鳴らしても苦になりづらいですよ。

IE200は音楽に没頭する以外にも、リラックスしたい時にも使いやすいイヤホンだと思いました。
小さな筐体で耳にスッポリ収まる


IE 200は本体が小さく耳にスッポリ収まります。イヤホンをつけっぱなしでも、ストレスなく作業に取り組めると思います。
IE200を付けて2,3時間ブログを書きましたが、耳の圧迫感は気になりませんでした。
ケーブルは取り回しやすいけど、タッチノイズが気になる


IE 200にはブレードケーブルが採用されています。
細く取り回しやすいケーブルですが、タッチノイズが気になりました。頭を動かすと耳元でガザゴソと音が鳴ります。
デスクで使うくらいなら問題ありませんが、運動には不向きだと思います。ウォーキング中にIE200を使いましたが、タッチノイズのせいで音楽の良さが半減してしまいました。
IE 200は落ち着いて音楽を聞ける場所で使うのをおすすめします。
ケーブルの見た目は好みがあると思いますが、僕は好きです。ビニールケーブルだと、普通過ぎて他のイヤホンと差別化できません。ブレードケーブルはパッと見て「良いイヤホン感」が出ます。



タッチノイズ以外は良いケーブルだと思いました。
デュアルチューニングシステムが面白い
IE 200はイヤーピースの位置を変えることで、低音の量を調整することが出来ます。イヤーピースを浅く付けると抜け感のある音に、深く付けるとまとまりのある音になります。




僕は深く付けた方が好きです。IE 200はバランスのいい音を鳴らしてくれるイヤホンなので、浅く付けると低音が物足りなくなってしまいます。
こだわりが無ければ深めに付けることをおすすめします。もし低音の主張を減らしたい人は浅めに付けてもいいかもしれませんね。



デュアルチューニングシステムを使う人はたぶん少ないけど、面白い機能です。
音の聞き比べが好きな人に刺さると思います。
IE 200とIE 100 Proの違いは?
IE 200 | IE 100 Pro | |
高音 | 4/5 | 4/5 |
中音 | 4.5/5 | 4/5 |
低音 | 3.5/5 | 4/5 |
解像度 | 4/5 | 4.5/5 |
装着感 | 4/5 | 4/5 |
音の広がり | 4/5 | 4/5 |
価格 | 23,760円 | 14,300円 |
IE 200はIE 100 Proの上位互換という訳ではありません。それぞれ音の特徴が異なります。
IE 200はリスニング向けの優しい音です。耳に音が刺さる感覚が少なく、曲全体の雰囲気を楽しめます。
IE100 Proはモニター用のイヤホン。解像度が高く、音の聞き分けがしやすいです。


どちらがおすすめかは「使い方と好み」によって変わります。
- 長時間音楽を聞く
- しんみりとした曲の雰囲気に酔いしれたい
- リラックスして音楽を楽しむ
- BGMを聞いて作業に集中したい
- ボーカルの声や楽器の音を聞き分けたい
- 1音1音主張強めな音が好き
- ASMRの刺激的な音が好き
- FPS用のイヤホンが欲しい
IE 200レビュー:まとめ


これまでIE 200のレビューをしました。まとめると以下のようになります。
- いつまでも聞いていたくなる優しい音
- バラードなど、雰囲気のある曲に没頭できる
- 小柄の筐体で圧迫感が少ない
- タッチノイズが気になる
- デュアルチューニングシステムが面白い
IE 200は優しい音色のイヤホンです。
低音が物足りない気がしますが、音全体にまとまりがあります。IE 200を購入したら、目を閉じてバラードを聞いてみて下さい。曲の雰囲気に没頭できると思います。
IE 200は音が耳に刺さらないので、長時間のリスニングにもおすすめ。音楽だけでなく作業用にBGMを聞く人も使いやすいのではないでしょうか。
ただし、タッチノイズには要注意です。IE 200の良さを感じるためにも、リラックスできる環境で使いましょう。
以上IE 200のレビューでした。少しでも参考になれば幸いです。