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ガラスマウスパッドってFPSで使える?Wallhack SP-004 レビュー

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最近話題のガラスマウスパッド、Wallhack SP-004。YoutubeやXで頻繁に紹介されているので、「一度使ってみようかな…」と考えている人も少なくないと思います。僕もガラスマウスパッド使用感に興味を持ち購入しました。

実際に使ってみると、思っていたよりは操作しやすいけど、やっぱり止めにくいと感じました。得意な操作と苦手な操作がはっきり分かれる印象です

この記事では、Wallhack SP-004について詳しくレビューしました。「どんな滑りか気になる」「ちゃんと使えるか心配」といった悩みを持っている人は、ぜひ続きを見ていってください。

タップできる目次

Wallhack SP-004の性能

スペック表

サイズ490×430mm
厚み3.9mm
滑りの速さ初動:とても軽い
トラッキング:とても速い
止め:弱い
表面の質感さらさら
エッジの処理やや丸まっている
滑り止めシリコン
カラーブラック
ホワイト
価格¥19,500

付属品

wallhack sp-004の付属品。
  • クリーニングクロス
  • ステッカー

デザイン

wallhack sp-004のデザイン。

SP-004は「ブラック」「ホワイト」の2色展開。真っ黒の表面に、「Wallhack SP-004」の文字が記された、シンプルなデザインとなっています。もしデザイン性にこだわる人は、定期的にリリースされるイラスト付きのものを選びましょう。

執筆時点では「初音ミク」のイラストが描かれたSP-004が販売されていて、これがめっちゃ可愛い…

一人暮らしだったら絶対こっち買ってます。公式サイトでは、過去に販売されていたデザインも見ることができるので、気になる人はWallhack 公式サイトをチェック!

滑り

  • 初動:非常に軽い
  • トラッキング:高速
  • 止め:弱い

SP-004の滑りは非常に速いです。布製マウスパッドで最高レベルの速さの「ARTISAN 雷電 SOFT」と同じくらいか、それよりやや速い速度となっています。

初動からトラッキングまで操作感が軽やかで、力を抜いてマウスを動かせます。そのため、指先での細かい操作がしやすいと思いました。その反面、止め感は非常に弱いです。摩擦が少なく、クッション性が無いので、手の動きだけでマウスを止める必要が。

一貫したトラッキング」「近距離の素早いトラッキング」が求められるAPEXとは相性が良いですが、「精密な動作」が求められるVALORANTとは相性が悪いと言えるでしょう。

エッジの処理

wallhack sp-004のエッジは丸みを帯びている。

「ガラス」と聞くと、縁が鋭く手が痛くなりそうなイメージがありますよね。しかし、SP-004は角が丸くなっているので腕が痛くなりづらいです。また、アームカバーを付けた状態で腕を上下に動かしても、引きずり感が少なく、操作に支障をきたしにくいと思いました。

滑り止め

wallhack sp-004の裏面にはシリコン素材の滑り止め。

SP-004の裏面にはシリコンの滑り止めが採用されています。滑り止めの機能としては「並」ですが、「本体の重量」「腕を動かしたときの引っ掛かりの少なさ」のおかげで、ゲーム中にマウスパッドがずれることはありませんでした

Wallhack SP-004でセンサーテストを実施

ガラスマウスパッドの心配なポイントは「滑り」だけではありません。布製マウスパッドと比べて特殊な表面なので、「センサー飛び」に不安を覚えている人もいることでしょう。

そこでこの章では、SP-004を使ったセンサーテストを実施しました。使用したマウスは以下の通りです。

使用したマウス
  • Logicool G PRO X SUPERLIGHT
  • Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
  • Logicool G304
  • Razer Deathadder V3 Pro
  • Razer Viper V3 Pro
  • Lamzu Maya X
  • ZOWIE ZA13-C
  • ZOWIE EC2-CW
wallhack sp-004とG PRO X SUPERLIGHTのセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とG PRO X SUPERLIGHT 2のセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とRazer Viper V3 Proのセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とRazer Deathadder V3 Proのセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とZOWIE EC2-CWのセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とZOWIE ZA13-Cのセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とLogicool G304のセンサーテストの結果。
wallhack sp-004とLAMZU MAYA Xのセンサーテストの結果。

今回の検証ではセンサー飛びはありませんでした。実際にSP-004を使いVALORANTをプレイしましたが、特に問題なかったです。ただ、SNSではセンサーが飛んでしまったという意見も目にします。もしゲーム中にセンサー飛びが起きた時は、こちらに追記します。

※2025年8月8日追記:ZOWIE ZA13-Cでセンサー飛びが発生しました。ただ、一度しか発生しなかったので、ゴミや汚れの可能性も否定できません。

マウスソールとの相性と滑りの違い

ガラスマウスパッドはソールによって滑りが大きく変化します。そこでマウスソールによる滑りの違いもチェックしました。

※どれも滑りがとても速いことには変わりません。「滑りすぎる」という人はソールの数を増やすなどの対策が必要になるでしょう。

Viper V3 Proの標準ソール:ツルツル、速すぎる

Viper V3 Proの標準ソール。素材はPTFE 100%。

PTFE 100%のViper V3 Proの標準ソールは摩擦が非常に少なく、マウスがツルツル滑ります。視点移動やエイムをするときに、「ゆっくり動かす」ことを意識しないと、すぐにマウスを動かし過ぎてしまいました。

他にもLAMZU MAYA Xの標準ソール(たぶんPTFE100%)でも試しましたが、同様の結果に。そのため、ガラスマウスパッドではPTFE 100%のソールはおすすめしません。

ESPTIGER ARC2(点ソール)の使用感:かなり速い、PTFE100%よりは扱いやすい

Esports tiger arc2の汎用ソール。素材はPTFE。

ESPTIGER ARC2の点ソールはPTFE100%のものと比べて、少しだけ滑りが遅いです。摩擦が増えたことで、扱いにくいさが少しだけ軽減されました。少しツルっと滑る感触はありますが、ギリギリ扱えるスピードだと思いました。

Wallhack Pro UHMW-PEの使用感:Arc2と同じくらいのスピード

Wallhackのマウスソール、Obsidian Pro。素材は超高分子量ポリエチレン(UPE)。

WallhackのUPEソール(Obsidian Pro)は、ARC2より滑りが少しだけ遅いです。速度自体はARC2とあまり変わらないように感じましたが、滑らせている感触が違いました。

  • ARC2:若干の摩擦あり、サラサラ動く
  • Wallhackのソール:摩擦あり、ザラザラ動く

そのため、Wallhackのソールはマウスを操作している感触を掴みやすいと思いました。SP-004を買うときは、一緒にUPEソールも用意すると良いかもしれませんね。

Wallhack SP-004を使ってみた感想

開封体験が最高すぎる

wallhack sp-004のパッケージ。
wallhack sp-004は緩衝材で保護されている。

SP-004の開封体験は、僕が購入したどのマウスパッドよりも良かったです。手元に届いたときのずっしりとした重さ、パッケージを開けるときのワクワク、そしてSP-004の高級感どれも素晴らしい体験でした…今でも忘れられません。

梱包状態も非常に良かったです。「ガラスだから、届くまでに割れてしまうのでは?」と少し心配でしたが、内側にはしっかり緩衝材があり、割れる雰囲気は全くありませんでした。

肌触りはめっちゃいいけど、アームカバーは必須

sp-004はアームカバーが必須かも。

SP-004の表面はサラサラとしています。窓ガラスのような「透明感」「テカリ」はなく、すりガラスのようなマットな仕上がり。チクチクや凹凸はなく、とても手触りがいいです。ただ、汗をかくと腕がピタッと引っ付いてしまうので、アームカバーは必須だと思いました。

アームカバーを着けると、腕の滑りが段違いに良くなります。このスルスル腕が滑る感触は布製マウスパッドではあまり体験できないので、ぜひ試してみて下さい。

僕の使っているアームカバーはこちら。気になる人はチェックしてみてください。

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思っていたよりも操作しやすい

以前、Logicool G440というハードタイプのマウスパッドを使っていたときは、止め感が全くないという印象を持ちました。そのため、SP-004も同じなのかな…と。

しかし、SP-004を使ってみると表面にわずかな摩擦があり、G440よりも操作しやすかったです。個人的にはAPEX、Overwatchでギリギリ使えるスピードだと感じました

ただ、PTFE100%のソールを使うと制御しきれずにマウスがツルツル滑ってしまうので、SP-004を使うときは、滑りの遅いマウスソールをおすすめします。そうすることで、ガラスマウスパッドの一貫性、滑りの速さを活かしつつ、精度を高めることができました

とはいえ、滑りが速すぎる事には変わりが無いので、バランス、コントロールタイプの滑りが好きな人は、購入を控えた方が良いと思います。

VALORANTはかなりハードモード

追いエイムメインのAPEXだけでなく、VALORANTでもSP-004を使いたいという人も少なくありません。ただ、個人的にはあまりおすすめ出来ません。やっぱりスピードが速すぎます。全く使えないことはありませんが、フリックが本当に難しかったです

もしVALORANTでSP-004を使うのであれば、「ゆっくり丁寧な操作」「プリエイム」を意識してマウスを動かす必要があると思います。

そのため、力み癖がある人や、マウスパッドの摩擦でビタっと止めたい、という人は布製マウスパッドを選んだ方が良いでしょう。逆に、力を抜いてチルエイム、細かい調整をスムーズに行いたい、という人は試してみる価値があるでしょう。

細かいゴミが気になる

恐らくこれはガラスマウスパッドの特性ですが、細かいゴミが気になります。ソールがゴミを踏んでしまうと、マウスを動かしたときに「ごり」っと擦れる感触が伝わるのですが、これがけっこう不快でした。

特に面積の大きいソールだと引っ掛かりを感じやすいです。

そのため、ガラスマウスパッドでは面ソールよりも点ソールの方が不快感が少なくおすすめ。また、一戦ごとに付属のクリーニングクロスで拭いてあげるとゴミが気になりづらくなります。気になる人は試してみてください。

Wallhack SP-004の「良いところ」と「気になるところ」

良いところ

  • 滑りが非常に速く、トラッキングに向いている
  • 一貫した操作性
  • 指先の動きをそのまま反映してくれる
  • 耐久力が高く、マウスパッドを交換しなくても良い
  • 定期的にオシャレなデザインが登場する
  • お手入れが簡単(アルコールNG)
  • 高級感のあるパッケージと本体

気になるところ

  • 滑りが速すぎて、フリックエイムが難しい
  • 布製マウスパッドと比べると、マウスの力の入れ加減が難しい
  • マウスソールの消耗が激しい

SP-004はこんな人におすすめ

  • 力を抜いて操作する
  • 滑りの「一貫性」を重視している
  • 指先の動きをしっかりマウスに伝えたい
  • 細かいエイムの調整をスムーズに行いたい
  • トラッキングメインのゲームをプレイする
  • マウスパッドを交換するのが面倒
  • デザイン性重視(限定版)

まとめ

今回はWallhack SP-004のレビューをしました。

初めてガラスマウスパッドに挑戦しましたが、思っていたより操作しやすくて驚きました。とくにエイムの細かい調整、一貫したトラッキングはSP-004の強みかなと。もしスピード重視のマウスパッドを探しているのであれば、挑戦してみても良いかもしれませんね。ただし、止め感は弱いのでコントロール系が好きな人は要注意ですよ!

今回の記事を読んでSP-004に興味がわいた人は、ぜひ下のリンクからチェックしてみて下さい。

以上Wallhack SP-004のレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました!

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