この記事ではWallhack SY-001のレビューをします。
- どんな滑り?
- 品質は?
- 使用感を知りたい
と思っている人は、ぜひ続きを見ていってください。
性能
滑り:バランス寄りのコントロール系

SY-001はコントロール系のマウスパッド。初動は「やや軽め」で、滑り出しの際に詰まるような感触は少ないです。
滑走速度はバランス系に近いです。G-SR-SEやArtisan 零 SOFTと比べるとスピードは落ちますが、G-SR IIやArtisan 99式などの、ビタっと止まるマウスパッドよりは速いです。
使用感は、Saturn Pro Softと似ています。ただ、SY-001の方が少し速いように感じました。
そのため、「コントロール性能を重視しつつも、遅すぎないマウスパッドが好き」という人に、ちょうどいい操作感と言えるでしょう。
クッション:柔らかい

SY-001のクッションは柔らかいです。指で押すと表面が凹みますが、適度な反発力もあります。
止めやすさに寄った使用感ですが、過度に沈むことは無く、様々なシーンに対応できるでしょう。
他のマウスパッドと比較すると…
Artisan 零 Softより少しだけ硬く、Artisan 零 MIDやAIM1 陽炎より柔らかいです。
Saturn Pro SOFTと比べると、ほぼ同じ硬さで、使用感もあまり変わりませんでした。「SY-001の方が若干柔らかいかな?」くらいの違いです。
表面の質感


SY-001はサラサラ系のマウスパッドですが、表面をなぞってみると、「毛羽立ちのような擦れ」を感じます。
他のマウスパッドと比べると、Qck+よりも、繊維の感触がはっきり伝わってきます。また、Saturn Proとほぼ同じ手触りですが、SY-001の方が少し目が粗いように感じました。
とはいえ、あくまでも「サラサラ系」なので、Artisan 飛燕のように腕が痛くなる感触はありません。多くの人が問題なく使えるでしょう。
滑り止め:強力

ベースには「PORON」が使われており、滑り止めの性能は高いです。
Artisanなどの全くずれない滑り止めに比べると、ややグリップ力は落ちます。ただ、振り向き37cmの僕がマウスを振り回しても、ズレが気になることはほとんどありませんでした。
ステッチ加工:あり

SY-001にはステッチ加工が施されています。幅は約3mmと薄く、滑走面よりも低く縫われています。
マウスを端まで動かしてもガタツキが起きず、腕を大きく動かしても、「擦れ」は気になりませんでした。
擦れが気になる場合は、アームカバーをつけるか、マウスパッドの端を机から垂らすことで解消できます。ぜひ試してください。
梱包:フラットパッケージ

SY-001はフラットパッケージに梱包されて届きます。そのため、開封直後から巻き癖はなく、快適に使用することが出来ました。
サイズとカラー

サイズは横490mm×縦430mm、厚さ4mm。カラーはブラックのみです。
実際に使ってみて…
エイムの細かい動きが得意

ValorantでSY-001を使ってみたのですが、「遠距離の微調整」「マイクロフリック」がやりやすかったです。
ツルっと滑る感触は抑えられていますが、スピードが遅すぎるわけではありません。敵が左右に切り返しても、スムーズにエイムを合わせることが出来ました。
その際、「滑りの軽さ」のおかげで指先に無駄な力が入りにくいです。
また、クッションがほどよく柔らかいので、止めた後の余計なブレも軽減してくれました。
一方で、コントロール系にしては「止め感」はやや弱いです。
Artisan 99式などの「ビタっと止まるマウスパッド」に慣れていると、大きなフリックの際にマウスを動かしすぎるかもしれません。
以上のことから、「止めに寄りつつも、滑りの軽さもある程度欲しい」と思っている人は、SY-001を試してはいかがでしょうか。
アームカバーと相性が良い

SY-001はアームカバーを着けても快適に腕を動かせました。相性は以下の通りです。
| アームカバー | 縦/横 |
| Pulsar | / |
| AIM1 | / |
| KIBU(裏) | / |
| ダンロップ | / |
| REJECT | / |
| CW-X | / |
| Eadali(裏) | / |
| Wallhack | / |
手持ちのアームカバーで試したところ、Eadali以外はスムーズでした。どれもわずかに引きずる感触はあるものの、操作に影響するほどではありません。
汗による滑りの変化を抑えたい人は、アームカバーを試してみてください。
個人的には、SY-001以外にも幅広く使える「AIM1」か「KIBU」のアームカバーがおすすめです。ちょっと細いので、やせ型の人にピッタリだと思います。
まとめ
今回はSY-001をレビューしました。
まとめると、以下のようになります。

- コントロール系だが、滑りが軽く、細かい操作がしやすい
- 過度に沈まない適度なクッション性
- 強力な滑り止め
- アームカバーと相性がいい
- 滑走面より低く、細いステッチ加工
- 値段が高い
SY-001はコントロール系ながらも、滑りがやや軽く、マウスを細かく動かしたときの「引きずるような重さ」が抑えられています。
そのため、「マイクロフリック」や「エイムの微調整」をスムーズに行うことが出来るでしょう。
また、「強力な滑り止め」「滑走面よりも低いステッチ加工」「フラットな表面」と、品質も文句なしです。
- バランス系からコントロール系に移行したい
- 遅すぎるコントロール系は苦手
- 遠距離の微調整をスムーズにやりたいけど、滑走速度は少し遅い方が良い
という人は、下のリンクからSY-001をチェックしてみてください!
※値段がけっこう高いので、Amazonセールで安くなっている時が狙い目かなと思います!
