今回はガラスマウスパッド「SP-004」と一緒に購入した、「Wallhack×X-Raypad Obsidian Pro」についてレビューします。
スピード系のマウスパッドを使っている人は、「操作しやすいけど、滑りが速すぎてツルツル滑ってしまう」と思ったことがあるのではないでしょうか。
そこで、PTFEよりも摩擦の多い、超高分子量ポリエチレン(UPE)ソール「Obsidian Pro」の出番。
Obsidian Proはスピードが遅くなるだけでなく、耐久性も高いので、ガラスマウスパッドと相性がいいです。
この記事ではObsidian Proの「良いところ」「気になるところ」をまとめました。
- 「Obsidian Proの使用感が気になる」
- 「これから買おうと思っていた」
という人はぜひ最後まで見ていってください。

Obsidian Proについて
- 素材:UPE(超高分子量ポリエチレン)
- 厚さ:0.8mm
- 直径:6.5mm
- 内容量:40個
- 付属品:アルコールパッド、粘着剤除去ワイパー、プラスチックの何か
Wallhack×X-Raypad「Obsidian Pro」は超高分子量ポリエチレン(UPE)という素材が使われています。
UPEソールはPTFEソールに比べて
- 滑りが遅い
- 耐久力が高い
という特性があります。
Obsidian Proをガラスマウスパッドで一週間ほど使うと、このくらい削れました。
※耐久性に関しては使用環境によって大きく変化します。

サイズは厚さ0.8mm、直径6.5mmなので、多くのマウスで使うことができます。
内容量は40個。素材の耐久性と相まって、「ソールの持ち」はかなり良いです。

付属品にはアルコールパッド、粘着除去ワイパー、プラスチックの何かが入っています。
このプラスチックのおもちゃは何だろう、ソールを取るやつ?分かる方教えてください。

マウスソールの交換方法はこちらの記事をチェック。

Obsidian Proの良かったところ
スピード系マウスパッドの滑りを抑えてくれる
Obsidian Proは「超高分子量ポリエチレン」という素材が使われているので、PTFEソールよりも滑りが少しだけ遅いです。
Viper V3 Pro標準ソール(PTFE100%)より遅く、Esports Tiger Arc2 汎用ソールと同じか、少し遅いくらいの滑りかなと。
布製マウスパッドで使うと、分かりやすく滑りが変化します。
ARTISAN 雷電で試してみたところ、PTFEのときに感じていた「ツルツル感」が減り、フリック、トラッキング共に制御しやすくなりました。

ガラスマウスパッド「SP-004」では、布製マウスパッドほどの滑りの変化は感じないものの、摩擦が増え安定性が高まります。
それでいて、ガラスマウスパッドの「軽快さ」は損なわれていない、そんな風に感じました。

もし今使っているマウスパッドが「滑り過ぎる」のであれば、一度Obsidian Proを試してみて欲しいです。
ただし、「柔らかいマウスパッド」と相性が絶望的に悪い点には気をつけてください。
詳しくは「気になるところ」をチェック。
ガラスマウスパッドとの相性がいい
Obsidian Proはガラスマウスパッドと相性がいいです。どの辺が相性がいいかと言うと、
- 滑りが少し遅くなる
- 耐久性が高い
- 面積が小さく、ゴミが気になりづらい
- 角ばったエッジが気にならない
この中でも「角ばったエッジが気にならない」ところが嬉しかったです。
さきほど「柔らかいマウスパッドと相性が悪い」といったのは、このエッジが原因です。
しかし、ガラスマウスパッドだとエッジが角ばっていても、沈み込みがないのでほとんど気になりません。
その他にも、「耐久性が高く、ソールの交換頻度を減らせる」「接地面積が少なく、ゴミを踏みにくい」などガラスマウスパッドを使っているときの不満を減らせると思いました。
付属の粘着剤除去ワイパーが神

これはObisidian Proの良いところではないのですが、あまりにも衝撃的だったので紹介します。
Obsidian Proには「粘着剤除去ワイパー」が付いてきます。これが本当に便利でした。
マウスソールを交換するときに「粘着剤のべちゃべちゃが残ってしまった」経験があるのではないでしょうか。
僕はいつもドライバーを使ってポリポリ削っていたのですが、これが結構面倒で…。
そこで粘着剤除去ワイパーを使ってみたら、ベタッとこびり付いていた粘着剤が綺麗に取れました。
すでに市販のテープ除去剤を持っている人は要らないかもしれませんが、そうでない人はぜひ使ってみて下さい。
Obsidian Proの気になるところ
柔らかいマウスパッドと相性が悪い
Obsidian Proは
- ソールの面積が小さい
- 角に丸みが無い
といった特性があります。
そのため、柔らかいマウスパッドを使うと、ソールの角が引っ掛かってしまい、手のひらに「ガリガリ」という感触が伝わってきます。
ARTISAN 飛燕 SOFTを使ったときに、「引っ掛かりが強くて使いづらい」と感じました。
個人的には、「G-SR-SE」という少し硬めのマウスパッドでギリギリ使える、といった印象。
もし柔らかいマウスパッドを使っていて、引っ掛かりが気になる場合は、ソールの数を増やしてみてください。
沈み込みが少しだけ弱まり、引っ掛かりを抑えられると思います。
僕はソールを8個付けて対策しています。

とはいえ対策にも限界があるので、Obsidian Proは硬いマウスパッドでの使用をおすすめします。
Obsidian Proはこんなひとにおすすめ

- マウスパッドのツルツル滑る感触を抑えたい
- ガラスマウスパッド、もしくは布製の硬いスピード系マウスパッドを使っている
- 削れにくく、長期間使えるソールを探している
Obsidian ProはPTFEに比べて滑りが遅いので、スピード系マウスパッドの「ツルツル滑る感触」を抑えてくれます。
とくに、ガラスマウスパッドを使っていて、「エイムの精度を上げたい」と思っている人にはピッタリのソールだと思います。
ただ、ガラスマウスパッドの滑りが「劇的に遅くなるわけではない」点には気をつけてください。ちょっと遅くなるくらい。
布製マウスパッドだとしっかり遅くなるので、「ビタっとエイムを止めたい」人は使ってみても良いかもしれませんね。
以上、「Wallhack×X-Raypad Obsidian Pro」のレビューでした。購入前の参考になれば幸いです。
