神マウスと言われるViper V3 Pro。多くのプロ選手が使っているので、気になっている人も多いのではないでしょうか。
僕もVALORANT 2024 masters 世界王者 zekken選手が使っていたので、真似をして購入しました。
Viper V3 Proを使ってみた感想はこちら。
- 手に馴染みやすい形だけど、サイズが大きい
- 軽いから疲れにくく、指先の繊細な動作を伝えやすい
- 高ポーリングレートにしても違いが分からなかった
- 指が滑りづらく、エイムに集中しやすい
- ソールの滑りが良く、滑らかにマウスが動く
手に馴染みやすい形状、最高峰のスペックを備えたマウスです。手に取ってみるとその良さを実感できました。ただ僕の手には大きかったようです、残念。
この記事ではViper V3 Proについてレビューします。購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
Viper V3 Proの概要




サイズ | 127.1mm×63.9mm×39.9mm |
重さ | 54g(ブラック) 55g(ホワイト) |
センサー | 第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー |
DPI | 100~35,000 |
ポーリングレート | 最大8,000Hz |
スイッチ | 第3世代オプティカルマウススイッチ |
バッテリー | 最大95時間 |
ボタン数 | 6(底面含む) |
ソール | PTFE100%ソール |
カラー | ブラック・ホワイト |
価格 | 26,480円 |

- Viper V3 Pro
- ワイヤレスドングル(8k対応)
- USB Type-A to C
- グリップテープ
- マニュアル
Viper V3 Proを使ってみた感想
手が小さい人には少し扱いにくい
Viper V3 Proは緩やかな傾斜がありつつ、癖が少ない形をしているので、数日で手に馴染んでくれました。

しかしサイズが大きく、エイムの感覚が絶妙に合いませんでした。太いシャープペンシルで文字を書いている感覚に似ています。リラックスしてエイム出来るけど、細かい調整が難しかったです。
僕の手の大きさは17.5cm、男性平均約18~19cmよりも小さめです。僕と同じくらいか、それより小さい人は大きく感じると思います。

口コミを見ても「サイズが少し大きい」という意見を目にします。ただ、手に馴染みやすい形状であることは確か。少しの違和感なら気にならない人は試してみてもいいかもしれませんね。

色んな持ち方に馴染む良い形状。
だけど僕にはサイズが大きかった…
軽いから疲れにくく、指先の動きを伝えやすい
Viper V3 Proの重さは54g。軽いけど軽すぎない丁度いいバランスです。今まで70g以上の重たいマウスを使っていた人は、軽さにびっくりすると思います。


50g前半から60g後半が軽さと安定性のバランスが良いと考えています。
Viper V3 Proは手を振った時の疲労感が少ないです。僕は振り向き30cm以上のローセンシプレイヤーですが、ゲーム中に重さが気になることはありませんでした。
マウスを振って止める時も重さを感じず、直感的にマウスを動かせます。また、軽いので指先の繊細な動作を反映しやすいです。
エイムの微調整、細かい追いエイムをする時に軽い力で操作できました。
高ポーリングレートにしても違いが分からなかった


最近流行りの高ポーリングレート。Viper V3 Proも最大8,000hzに対応しているので、使わない手はありません。
VALORANTで4,000hz、8,000hzを使ってみましたが、正直違いが分かりませんでした。じっくり観察すると少し違いを感じますが、パフォーマンスに影響するほどではありません。
少なくとも、モニターを変えた時のような感動はありませんでした。
プロ選手のように感覚が鋭敏な人にははっきり違いが分かるみたいです。僕も8,000hzの世界を体感したかった……



友達も「分からん」と言っていたので、結構個人差があるかも
視点移動の滑らかさはあまり体感できませんでしたが、遅延の減少というメリットがあるので4,000hzで使用しています。
動作に異常が無ければ高ポーリングレートでの使用をおすすめします。
ゲーム内ポーリングレート機能が便利
高ポーリングレートは「カーソル移動が滑らかになる」「遅延が減る」メリットがある反面、バッテリーの消費量が大幅に増える弱点もあります。
「ゲーム内ポーリングレート」を使えば、フルスクリーンでゲームをする時は4,000hz、ブラウザでは500hzといったように、ポーリングレートを自動で変更してくれます。
「ゲーム中は高ポーリングレートにしたい。それ以外は普通でいい。だけどいちいち設定を変えるのは面倒。」という人にピッタリです。バッテリー持ちが気になっていた人は是非使ってみて下さい。
指が滑りづらく、エイムに集中しやすい


Viper V3 Proはグリップ力が高く、手汗で滑りづらいです。
見た目はマットですが、指を滑らせるとキュッと引っ掛かるような感触があります。今まで20個程マウスを使ってきましたが、過去一使用感が良かったです。


僕はゲーム中に手汗をかいてしまうのですが、Viper V3 Proではほとんど気になりませんでした。手汗が気になりづらいので、安心してエイムに集中できます。
もし滑るなら付属のグリップテープを使えばOK。手汗対策をしてくれているのは嬉しいポイントでした。
マウスソールの滑りが良く、スルスルマウスが動く


Viper V3 Proはマウスソールの滑りが良いです。本体の軽さと相まって、軽い力でスルスルマウスが動いてくれます。
引っ掛かりも少なく、Artisan 零 Softのような柔らかいマウスパッドでもほとんど気になりませんでした。
操作感が軽いので、止めエイムはちょっと難しいけど、追いエイムやエイムの微調整がしやすかったです。
Viper V3 ProとG PRO X SUPERLIGHT 2を比較


- どちらも同じくらい高性能
- 癖のない形状、色んな持ち方に対応できるG PRO X SUPERLIGHT 2
- つかみ持ち・つまみ持ちのフィット感が良いViper V3 Pro
Viper V3 Pro | G PRO X SUPERLIGHT 2 | |
サイズ | 127.1mm×63.9mm×39.9mm | 125.0mm×63.5mm×40.0mm |
重さ | 54g | 60g |
センサー | 第2世代 Focus Pro 35K オプティカルセンサー | HERO 2 |
DPI | 100~35,000 | 100~44,000 |
ポーリングレート | 最大8,000Hz | 最大8,000Hz |
スイッチ | 第3世代オプティカルマウススイッチ | LIGHTFORCEハイブリットスイッチ |
バッテリー | 最大95時間 | 最大95時間 |
ボタン数 | 6(底面含む) | 5 |
ソール | PTFE100%ソール | PTFE100%ソール |
カラー | ブラック・ホワイト | ブラック・ホワイト・マゼンタ |
価格 | 26,480円 | 26,950円 |
どちらもポーリングレート8,000hz対応、光学式スイッチ搭載とスペック面で大きな違いはありません。そのため、選ぶ時は「持ちやすさ」「重さ」で決めましょう。
- フィット感よりも違和感が少ないマウスが良いという人はG PRO X SUPERLIGHT 2がおすすめ
- 手が大きい、つかみ・つまみ持ちのフィット感を高めたいならViper V3 Proがおすすめ
- Viper V3 Proが54g、G PRO X SUPERLIGHT 2が60g
- 5gしか違いが無いが、体感できるくらいの差はある
クリック感はViper V3 Proの方が良いと思いました。G PROは硬いので慣れるまでに時間がかかります。



僕は手が小さいので、G PRO X SUPERLIGHT 2の方が使いやすかったです。
ただ、クリック感やコーティングはViperの方が良いと思います。
どちらも家電量販店で見かける機会が多いので、是非一度足を運んで試してみて下さい。クリック感や指の違和感に目を向けると、自分に合った方を選べると思います。


Viper V3 Proの設定について
Viper V3 Proを購入したら、Razer Synapseをインストールして自分好みにカスタマイズしましょう。
Razer Synapseで設定できる項目は以下の通りです。
- ボタン割り当て
- 感度・ポーリングレート
- 電力モード
- LOD(リフトオフディスタンス)
- 動的感度・回転
この中でも感度・ポーリングレートの設定は最初に済ませてしまいましょう。他は気になってから調整すればOKです。
Synapseを起動したら、Viper V3 Proをクリックします。


画面上部の「パフォーマンス」でDPIとポーリングレートを変更出来ます。無線状態で設定しないと、ポーリングレートを2,000Hz以上にできないので気を付けましょう。
「ゲーム内ポーリングレート」機能を使えば、フルスクリーンモードでゲームをやっている時だけ高ポーリングレートにすることが出来ます。
バッテリー持ちが良くなるので、動作に異常が無ければオンをおすすめします。


「較正」ではLOD(リフトオフディスタンス)の変更が出来ます。マウスパッドと相性が悪く、センサーが正常に動作しない時は、LODの数値を上げると改善するかもしれません。
動作に問題が無ければ触らなくても大丈夫です。


その他にも「カスタマイズ」でボタン割り当て、「アドバンス」で動的感度と回転を設定できるのでお好みで設定してみて下さい。
Viper V3 Proレビュー:まとめ


これまでViper V3 Proについてレビューをしました。
改めてまとめると以下の通りです。
- 手に馴染みやすい形状だけど、サイズが大きい
- 軽いから疲れにくく、指先の動作を反映しやすい
- 高ポーリングレートにしても違いが分からないかも
- ゲーム内ポーリングレート機能が便利
- 指が滑りづらくエイムに集中しやすい
- ソールの滑りが良く、滑らかな操作が出来る
サイズが大きいこと以外は、気になるところが無い良いマウスだと思いました。プロ選手の使用率の高さも頷ける完成度です。
- 手が大きい(男性平均以上)
- 軽い力でマウスを操作したい
- デバイス差を少しでも減らしたい
という人にはおすすめ。逆に僕のように手が小さい人は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。実機が置いてある家電量販店も多いので、一度触ってみるのもいいかもしれませんね。
以上Viper V3 Proのレビューでした。最後まで見ていただきありがとうございました。