生産性・作業効率を少しでも上げたいと思っているデスクワーカーは少なくありません。
僕は今までゲーミングマウスを使っていたので、デスクワークをするには「ボタン数が物足りない」「クリック音が気になる」といった悩みがありました。
そこで見つけたのがロジクール MX Master 3sです。
MX Master 3sを使った感想はこちら。
- リラックスしてマウスを握れる
- 静音性が高く、作業に集中できる
- ボタン数が多く、作業効率を上げられる
- 141gと少し重たい
この記事では、マウスを20個以上購入してきた僕が、MX Master 3sについて詳しくレビューします。
「毎日使うものには妥協したくない」「少しでも作業効率を上げたい」という人は、ぜひ最後まで見ていってください。。
MX Master 3sの性能
まずはMX Master 3sの性能と外観を見ていきます。
サイズ | 124.9mm×84.3mm×51.1mm |
重さ | 141g |
感度 | 200~8,000DPI |
ボタン数 | 7個 |
スクロール | 1秒間に1,000行スクロール可能 |
バッテリー持続時間 | フル充電で最大70日 1分で3時間使用可能 |
コネクター | USB Type-C |
接続方法 | Bluetooth・Logi Bolt |
カラー | グラファイト ペールグレー |
保証期間 | 2年(MX2300GRdは1年) |
価格 | 18,590円 |

- マニュアル
- USBレシーバー
- USB-C充電ケーブル(Type A to C)
形状




MX Master 3sは人間工学に基づいた形状(エルゴノミクス)をしています。
本体が傾いているので、手首を寝かせた状態でもマウスを握りやすいです。
また、マウスの右サイドには指を配置するスペースが広く取られています。指を伸ばしても、曲げても自然にマウスを握ることができるでしょう。
ただし、「背の高さ」はネックになるかもしれません。
手首が疲れるという人は、マウス用のアームレストを使ってみてください。
ボタン

メインボタン
メインボタンは「コトコト」とした使用感です。
通常のマウスのような「カチッ」とした押し心地ではありませんが、指先にはフィードバックが返ってきます。
そのため、静音スイッチですが「押している感覚が無い」という不満はありませんでした。
サイドボタン
サイドボタンも静かではありますが、メインボタン程の静音性はありません。
押し心地は「やや硬め」となっているので、間違ってサイドボタンを押してしまう心配も少ないでしょう。
サムボタン
MX Master 3sには親指の下に「サムボタン」が搭載されています。
こちらもクリック感はメインボタンよりも更に静か。押したときの感触も感触も少ないです。
ホイール
ホイールは「MagSpeed電磁気ホイール」と「サムホイール」の2つが搭載されています。
MagSpeed電磁気ホイール
MagSpeed電磁気ホイールは、ホイール下のボタンを押すことで、2種類の使用感を使い分けることが出来ます。
- コリコリとしたノッチ感のある回し心地
- ノッチ感のないスムーズな回し心地
どちらのモードも静音性も高く、素早くホイールを回しても音はほとんど聞こえません。
サムホイール
サムホイールはコリコリ感の無いスムーズな回し心地。こちらは高速スクロール非対応です。
回し心地は「やや重ため」なので、素早いスクロールよりも、丁寧な動作に向いていると感じました。
底面

底面には電源スイッチと、デバイス切り替えボタンが搭載されています。
マウスソールについて
皆さん、「マウスソール」をご存知でしょうか。
マウスの底面に貼られている黒いシールのことです。マウスソールがあるおかげで、マウスをスムーズに動かせます。
MX Master 3sにもマウスソールが貼られているのですが、このソールに少し問題があります。ふちが丸まっていないので、フェルトデスクマットを使うと、ガリガリと擦れる感触があります。
もし、マウスを動かしたときの「ガリガリ」が気になる人はソールの交換をおすすめします。
MX Master 3sを使った感想
静音性が高く、作業に集中できる

作業に没頭するためには、静かな環境作りは必須。
しかし、手元に思いがけない障害が。それがマウスのクリック音です。
ざわついた環境であれば問題ありませんが、静かな場所だとクリック音に気をつかってしまうことも少なくないと思います。
そこでMX Master 3sの出番です。
MX Master 3sのクリックは本当に静か。
「無音」ではありませんが、「カチカチ」とした高音が抑えられており、耳に音が残りづらいです。
そのため、クリック音を気にすることがなくなり、作業に没頭出来るようになりました。
ホイールも静かなのが嬉しい
「性能」でも紹介したように、MX Master 3sはホイールも静かです。ホイールに関しては、ほぼ無音。
MX Master 3sを購入したら、高速スクロールを使うと思いますが、「シュー」という音が鳴らないか心配な人も多いと思います。
しかし、その心配は無用と言ってもいいでしょう。思う存分ホイールを回してみてください。
ボタン数が多く、作業効率が上がる

MX Master 3sには7つのボタン、2つのホイールが搭載されています。
これだけボタンがあれば、右手だけで色々な作業をこなせるでしょう。
僕はブログ執筆でよく使用するボタン割り当てを設定して、作業効率を上げています。
- サイドボタンに「コピー」「ペースト」
- サムボタンに「アプリの切り替え」
を設定することで、作業のちょっとした手間を省けるようになりました。
正直ブログ執筆だけだと、機能を活かしきれていません。
動画編集などで、多くのボタンが必要になる人は、より恩恵を受けられるのではないでしょうか。
141gと少し重たい

MX Master 3sは141gと重ためのマウスです。そのため持ち運びには向かないと思います。
リュックの中に入れておく分には気になりませんが、手提げバッグなどに入れると重たさを感じるかもしれません。
また、重さが手の疲労感に繋がる可能性があります。
僕は今まで50g台の軽量ゲーミングマウスを使っていたので、MX Master 3sの重さに慣れるまで違和感がありました。
サムホイールの「思いがけない使い方」を発見

MX Master 3sのレビューを見ていると、「サムホイールはExcelや動画編集に便利」と目にします。
しかし、僕はブログ執筆と動画視聴しかしないので、サムホイールは不要だと思っていました。
実際に使ってみると、購入前には想像していなかった使い方ができました。それが「音量調整」です。
「BGMを流しながら作業をする」という人も少なくないでしょう。
サムホイールに「音量調整」を割り当てれば、画面を切り替える手間を省くことも。爆音の楽天カードマンにも素早く対応できます。
僕はサムホイールを「音量調整」に使用しましたが、これ以外にも使い方はたくさんあります。
- 水平スクロール
- タブ・アプリの切り替え
- 拡大/縮小
など、自分の作業環境に合わせた設定をして、作業効率を上げましょう。
ソフトウェアを使って細かくカスタマイズ
MX Master 3sはLogi Options+を使うことで真価を発揮します。
作業効率アップのためにインストールしておきましょう。
- ボタン割り当て
- アプリケーションごとの機能変更
- ポイント・スクロール機能の調整
- Easy-Switch
- FLOW
ボタン割り当て
まずはボタン割り当てから。
Logi Options+を開き、MX Master 3sのアイコンをクリック。

画面左の「ボタン」を選択するとボタン割り当てを変更出来ます。
変更したいボタンをクリックすると、右側にアクションが表示されるのでお好きな設定を割り当てましょう。


ポインタとスクロール速度
「ポイントとスクロール」ではポインタ速度、スクロールの速度、スクロールの方向を変更出来ます。

Easy-SwitchとFLOW
Easy-Switchではペアリングしたデバイスの切り替えを行えます。
ただ、この機能は背面ボタンで出来るのであまり使わないかもしれません。

FLOWでは異なるデバイス間をシームレスに移動することが出来ます。
複数のデバイスを同時に使用する時に便利な機能です。

アプリごとに設定を変えられる
これらの機能は画面右上の「アプリケーション」を押すことで、アプリケーションごとに設定できます。
複数のアプリで最適なボタン割り当てがある人は是非活用してください。

まとめ

この記事ではMX Master 3sのレビューをしました。
MX Master 3sを使って「良いな」と思ったところは以下の通りです。
- 静音性が高く、作業に集中できる
- ボタン数が多く、作業効率を上げられる
- エルゴノミクス形状だから、リラックスしてマウスを握れる
- Logi Options+を使うことで自分好みにカスタマイズできる
個人的には「背の高さ」が気になりましたが、心配な人はマウス用のアームレストを使えば解決できると思います。
作業用のマウスに「静音性」「高速ホイール」などを求めている人は、MX Master 3sを試してみてはいかがでしょうか。
以上ロジクール MX Master 3sのレビューでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。