デスクワークの生産性を高めたい
PC作業をする方なら、「生産性」について一度は考えたことがあると思います。生産性を高めるには、疲労を軽減し、集中できる静かな環境を作る必要があります。
僕はそれに加えてデスクをスッキリさせるミニマルなデザインも求めていました。そこで見つけたのがREALFORCE RC1のキー荷重30gです。
REALFORCE RC1を実際に使ってみた感想はこちら。
- 静音性、打鍵感の軽さが生産性を上げてくれる
- 作業のモチベーションが上がる
- コンパクトなデザインでデスクがスッキリ
- パームレストで更に快適な使用感になった
- Zの行のずれはあまり気にならなかった
- 自作PCがBluetoothに対応していなくて苦笑い
RC1を使う前は「キー荷重30g」という軽さに不安を覚えていましたが、今まで赤軸(リニア)を使っていたので違和感なく使用できて一安心。指の疲れを気にせずサクサク作業が出来ます。
また静音性の高いスイッチのおかげで、集中しやすい環境を作ることが出来ました。
静音性の高さは自分の集中力を高めるだけでなく、周りの人に気を遣えるというメリットもあります。周りに迷惑をかけずにタイピングをしたいという方にもおすすめのキーボードと言えるでしょう。
この記事ではそんな生産性を高めてくれるキーボード、REALFORCE RC1をレビューします。購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
REALFORCE RC1の性能

まずはRC1の性能について簡単に見ていきましょう。
サイズ | 29.5cm×13.0cm×3.9cm |
重さ | 600g |
接続方法 | Bluetooth5.0・USB2.0(Type-C) |
バッテリー | フル充電で最大1ヵ月 |
キー荷重 | 45g・30g |
キーストローク | 4.0mm |
キー数 | 78 |
キーキャップの素材 | PBT |
カラー | ブラック・ホワイト |
価格 | ¥35,860 |

- USBケーブル
- マニュアル
REALFORCE RC1はキー数78のコンパクトなキーボード。F1キーや矢印キーがあるので、通常のキーボードからでも移行しやすいです。

高さは3.9cm。少し背が高いので、手首の疲れが心配な人はパームレストの使用をおすすめします。

キー荷重は30gと45gの2種類あります。今回用意したRC1は30g。ふにゃっとした軽い打鍵感で、指が疲れにくいです。

背面にはチルト機能が付いているので、キーの高さを調整出来ます。「キーボードの上の方がタイピングしにくい」という人には便利な機能かもしれませんね。

REALFORCE RC1を使ってみた感想
静音性、打鍵感の軽さが生産性を上げてくれる

僕が購入したRC1はキー荷重30g。静音性、打鍵感の軽さに優れていて、作業の生産性を高めてくれます。
デスクワークの生産性を下げる原因は「指の疲れ」「音」だと考えています。この2つが取り除かれると生産性はグッと上がります。
RC1 30gは打鍵感が軽く、指に力を入れると「ふにゃっ」とキーが沈みます。この軽さが指の疲れを軽減してくれます。
ブログ執筆のために毎日3時間ほどタイピングをしていますが、RC1にしてから指先の疲れを感じたことはありません。
ただし、「キーが軽すぎて使いづらい」という人がいるのも事実。
今までリニア軸のキーボードを使っていた僕には心地の良い打鍵感でしたが、タクタイル感が好きな人にはふにゃふにゃすぎて使いづらいと思います。
そういった方は無難なキー荷重45gを選んだ方が良いかもしれません。

また、REALFORCE RC1は静音性にも優れています。
キーボードを打っている時に「カタカタ音」が気になることはありませんか。僕が以前使っていたキーボードは打鍵音が大きく、集中している時にキーボードの音が耳に入り気が逸れてしまうことがありました。
しかしREALFORCE RC1は打鍵音が静かで集中しやすいです。
タイピング音は聞こえるのですが、「カチャカチャ」という高い音が抑えられているので、耳に残りずらいと思いました。ノイズキャンセリングイヤホンをすれば更に作業に没頭できます。
長時間のタイピングで指が疲れる、タイピング音が気になるという人にはRC1のキー荷重30gを試してみて欲しいと思いました。
作業のモチベーションが上がる

REALFORCE RC1を使うと作業のモチベーションが上がります。
打鍵感が良くキー入力が楽しいという気持ちもありますが、それよりもキーボードに3万円もかけて作業をしないなんて勿体ないという気持ちが、作業に取り組む原動力になります。
この「勿体ないという感情」と「打鍵の楽しさ」が良い感じにマッチして、モチベーションがグンと上がりました。
机に向かい作業をすることが億劫になっている人には、いい刺激になるのではないでしょうか。
コンパクトなデザインでデスクがスッキリ

REALFORCE RC1は横幅約30cmのコンパクトなキーボード。持ち運びに便利なサイズ感です。
しかし、僕がRC1を選んだ理由は「持ち運びのし易さ」ではなく、机がスッキリするから。
集中して作業するために机の上に物を置かないように気を付けている僕には、コンパクトなサイズ+無線がピッタリでした。
RC1はテンキーレスキーボードよりも存在感がない事に加え、マウス・キーボード間の手の移動が少ないです。そのため、よりシームレスに作業できるようになりました。
また、見た目がスッキリする以外にも、狭い環境でも使いやすいというメリットがあります。
仕事場やカフェなど使えるスペースが制限されている場所でも、RC1のサイズなら使いやすいと思いました。
パームレストで更に快適な使用感に

REALFORCE RC1を買い、打鍵感に酔いしれていたところに気になる問題が発生しました。それがキーの高さです。
僕は今までLofree Flow Liteというロープロファイルキーボードを使っていたので、REALFORCE RC1の高さが少し気になりました。
そこでHyperXのリストレストを購入。早速使ってみたところ、手首の負担が減り作業に集中できる時間が伸びました。
短時間の作業なら気にならないと思いますが、長時間デスクワークをしていて、手首が疲れやすいという人はパームレストの使用をおすすめします。
Zの行のずれは気にならなかった

REALFORCE RC1のレビューを見ていると、「Zの行が左にずれている」という意見を目にしますが、僕はあまり気になりませんでした。
「言われてみれば確かに」と思うことはあります。しかし、致命的に使いにくいと感じたことはありません。ほとんどの人は慣れれば問題なく使えるのではないでしょうか。
「Zの行のずれ」はブラインドタッチが完璧で、同じキーボードを使い続けてきた人程影響を受けると思います。プログラミングをしていて完璧なキータッチを求めている人には違和感があるかもしれません。
自作PCがBluetoothに対応していなくて苦笑い

REALFORCE RC1を買ってワクワクしていた僕ですが、いざ使ってみるとBluetoothが繋がりません。僕の自作PCはBluetoothに対応していなかったのです。
今まで2.4Gzの無線マウスを使っていたので完全に盲点でした。
tp-linkのBluetoothアダプターを買うことで解決しましたが、この記事を見ているあなたはRC1を買う前にお手持ちのパソコンがBluetoothに対応しているか調べてみて下さい。
予め調べておけば、僕のようにせっかくRC1を買ったのに無線で使えなくて苦笑いをする必要も無くなります。
Bluetoothに対応しているか確認する方法(Windows 10)
- タスクバーの「ここに入力して検索」にデバイスマネージャーと入力。
- デバイスマネージャが出てくるのでクリック。
- デバイスマネージャーにBluetoothの表示があれば、対応しています。もし無ければ対応していないので、別途Bluetoothの接続機器が必要になります。
痒いところに手が届くソフトウェア

REALFORCE RC1はソフトウェアを使うことで設定を細かく変更できます。僕はRC1を使っている時に「キーを押したつもりが押せていない」と言うことが何回もありました。
そこでキーボードのアクチュエーションポイントを1.5にしたところ、その問題を解決することが出来ました。
アクチュエーションポイントはキーボードだけでも変更できますが、ソフトウェアを使えばキーごとに設定を変えられます。
誤打鍵しやすいキーは、アクチュエーションポイントを深くすることでミスタッチを防げます。
その他にも、キー割り当ての変更やキーマップといった機能を使うことも出来ます。RC1の性能を最大限活用したい人は、是非ソフトウェアを使ってみて下さい。
REALFORCE RC1の設定について
こちらの章ではREALFORCE RC1の接続方法とソフトウェアについて見ていきます。
接続方法
REALFORCE RC1は有線接続もしくはBluetoothでの無線接続が可能です。
Bluetoothのペアリング方法は以下の通りです。
Fn+Pを押してRC1をペアリングモードにします。
ペアリングモード時にFn+1~4のいずれかの数字を入力。
選択した数字にデバイスが登録されます。
お使いのパソコンのBluetoothメニューを開きます。
ペアリングされていると「RC1_(登録した数字)」が登録されているので、そちらを選択します。接続済みとなっていれば完了です。
ソフトウェア

REALFORCE RC1の設定を細かくカスタマイズするにはソフトウェアが必要になります。ソフトウェアを使う時は有線接続にしてください。無線のままだとRC1を認識しません。
- バッテリー・ヒートマップの確認
- エコモードの変更
- アクチュエーションポイントの変更
- キー割り当ての変更
- キーマップの入れ替え
「MY REALFORCE」では、バッテリー残量、ヒートマップの確認、エコモードの変更が可能。
ヒートマップでは、自分がどのキーをどれだけ押しているかを確認できます。キーごとにアクチュエーションポイントを変えたい人はヒートマップを参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
エコモードは一定時間入力が無かった時に自動で電源をOFFにする機能です。こだわりが無ければそのままでOK。

「APC」ではアクチュエーションポイントを変更出来ます。
アクチュエーションポイントとは「キーが反応する深さ」のことを差します。設定を浅くするとキーを軽く押すだけで入力され、設定を深くするとしっかりキーを押さないと反応しなくなります。
アクチュエーションポイントはキーボードだけでも変更可能ですが、ソフトウェアを使うことでキーごとに設定を変えられます。
「このキーをよく押し間違える」という悩みがあれば、そのキーのアクチュエーションポイントを深くすることで押し間違えを防止できます。

「キーマップの入れ替え」では、キー設定をキーマップごとに保存することが可能。キーマップは「Fn+F1~F4のいずれか」を押すと、対応した設定に切り替わります。
アプリAではキーマップ1を使う、アプリBではキーマップ2を使うといったように、目的に沿って設定を変更しましょう。

REALFORCE RC1レビュー:まとめ

今回はREALFORCE RC1 30gのレビューをしました。まとめると…
- 静音性の高さ、打鍵感の軽さが生産性を上げてくれる
- 作業のモチベーションが上がる
- コンパクトでデスクがスッキリ
- パームレストで更に快適な使用感に
- Zの行のずれは気にならなかった
- 自作PCがBluetoothに対応していなくて苦笑い
RC1 30gは静かに作業したい、指の疲れが気になるという人にはピッタリのキーボードだと思います。僕はRC1を使い始めてから、今まで以上に作業に集中でき、生産性が上がりました。
また、コンパクトなサイズが机をスッキリとさせてくれます。ミニマルに机をデザインしたい人にもおすすめです。
RC1は「コンパクトさ」「静音性の高さ」「打鍵感の軽さ」「ソフトウェアの機能性」と、刺さる人には、これ以上のものは無いと思わせてくれるキーボードでした。
以上、REALFORCE RC1のレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました。