「滑りの遅いマウスパッドが好き」そんなあなたに、一度挑戦して欲しいマウスパッドを見つけました。
それが、Lethal Gaming Gear Jupiter Proです。
jupiter proは滑りがとっても遅いです。「とにかく止め重視」「G-SR IIやARTISAN 99式でも速く感じる」人におすすめ。
本当にびっくりするくらい遅いですよ。
Overwatchでスムーズにトラッキングをしたい人には厳しいかもしれませんが、VALORANTでフリックエイムをビタビタに合わせたい人には合うかも…。
それではjupiter proについて詳しく見ていきましょう。

Jupiter Proについて
まずはjupiter proがどんなマウスパッドか簡単に見ていきましょう。
「もう知っているよー」という人は読み飛ばしても大丈夫です。
サイズ

- XL:490mm×420mm
- XL SQ:500mm×500mm
- XXL:1000mm×500mm (公式サイトで確認しました)
jupiter proは「XL」「XL SQ」「XXL」の3サイズ展開。
国内では「XL」と「XL SQ」の取り扱いしかないみたいです。XXLが気になる人は公式サイトをチェックしてみてください。
表面の質感
jupiter proの表面はサラサラとしています。チクチク感をほとんど感じないので、素肌でも快適に使えるでしょう。
スピード
- 滑り出し:重たい
- トラッキング:遅い
- 止め:止めやすい
jupiter proはコントロールタイプの中でも、トップクラスに滑りが遅いマウスパッド。
QCK+やGigantus V2はもちろんのこと、ARTISAN 99式 SOFT、昔のZOWIE G-SRよりも遅いです。
そのため、「とにかく止め重視」「ビタっとフリックを合わせたい」人におすすめ。
逆に「常に力を抜いて操作したい」「軽い力でトラッキングしたい」人は別のマウスパッドを選んだ方がいいかもしれません。
クッション性

今回購入したjupiter proは硬度Firm。
Firmはクッションが硬く、沈み込みによる滑りの変化が小さいです。jupiter proは元々滑りがとても遅いので、Firmでも止め性能は十分だと思いました。
ただ、「柔らかい操作感が好き」「手のブレを少しでも抑えたい」という人はSoft、Xsoftも選択肢に入るでしょう。
自分の好みの操作感に合わせて選んでみて下さい。
ステッチ加工

jupiter proにはステッチ加工が施されています。
細かく編まれているため、縁からほつれてくる心配は少ないでしょう。ただ、滑走面と同じくらいの高さなので、腕を動かすと肌が擦れる感触が伝わってきます。
気になる人はアームカバーを付けるか、マウスパッドを机から垂らして使うことをおすすめします。
滑り止め

jupiter pro firmの滑り止めは強力です。
マウスパッドの端を押すとずれてしまうので、最初は「滑り止めが弱いのかな?」と思っていましたが、そんなことはありません。
腕を乗せるとしっかり机にくっついてくれました。
裏面を指でなぞると、ギュッと音がするくらいグリップ力があるので、ローセンシで腕を激しく振る人でも問題なく使えるでしょう。
ちなみに、softとは加工が違うみたいです。
saturn pro softのときは格子模様が描かれていましたが、firmはツルツル。グリップ力はどちらも強力でした。

アームカバーとの相性

- Pulsar:
- CW-X:〇
- REJECT:〇
jupiter proとアームカバーの相性は良かったです。
今回用意した3種類のアームカバーでは、縦横どちらに動かしてもスムーズに腕が動いてくれました。
そのため、アームカバー選びに迷ったら、上記の3種類の中から選ぶことをおすすめします。
Jupiter Proの滑りがとにかく遅い!遅すぎる!

jupiter proはとにかく滑りが遅いです。つい笑ってしまうくらいの遅さ。
今使っているコントロール系のマウスパッドは「ARTISAN 99式 SOFT」なのですが、それよりもさらに遅いです。
そのため、エイムの切り返しはかなり難しかったです。僕はOverwatchでDPSを使っているのですが、「とてもじゃないけど敵を追えない…」そう思いました。
その反面、切り返しがない動作「一方向に動くトラッキング」「フリック」は安定感があります。
キャスディやアッシュなどの、中距離のフリックはやりやすかったです。
とはいえ、「ここまで滑りが遅くなくてもいい」というが正直な感想。
タイトルにもあるように、僕にはjupiter proを使いこなすことは出来ませんでした…。
Jupiter Proは刺さる人にはぶっ刺さるマウスパッド
jupiter proは滑りが非常に遅く、「使いにくい」と感じるかもしれません。
しかし、「とにかく止め重視」という人にはかなり刺さると思います。とくに、昔のZOWIE G-SRが好きだった人に使って欲しいです。
G-SRはG-SR IIになってから滑りが速くなってしまいました。
そのため「前のG-SRの方が好きだったな」と思う人も少なくありません。僕も正直、昔のG-SRの方が好きです。「遅さ」に全振りした性能が好きだったんです。

そんな人にjupiter proはピッタリかなと。
むしろjupiter proの方が遅いので、さらにマウスを止めやすくなると思います。止めに振り切りたい人は試してみてください。
さらに止めやすくしたい人にはsoft、xsoftがおすすめ
jupiter proは硬度が「firm」「soft」「xsoft」と3種類あるので、「どれを選べばいいか分からない」という人もいるのではないでしょうか。
僕はjupiter proであれば、firmでも良いと考えています。
なぜかと言うと、firmでも十分遅いから。
softやxsoftを選ぶ人は、「沈み込みによる止めやすさ」を期待していると思いますが、jupiter proは沈み込みが無くても十分止めやすいです。
もしあなたが、
- 「soft、xsoftの柔らかい操作感が好き」
- 「沈み込んだときのギュッと止まる感触が好き」
と考えているのであれば、softかxsoftをおすすめしますが、とくにこだわりが無い人は、firmで良いと思いました。
硬さの選び方に悩んでいる人はこちらの記事をどうぞ!
ARTISANの記事ですが、jupiter proにも応用することができます。

まとめ

今回はLethal Gaming Gear Jupiter Pro Firmについてレビューしました。
jupiter proは滑りがとても遅いので、多くの人が「使いづらい」と感じるかと…。
しかし、その「とにかく止めやすさを重視した遅い滑り」に惹かれる人がいることは間違いありません。
「G-SR IIやARTISAN 99式より、もっと遅いマウスパッドを試してみたい!」という人はjupiter proに挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後まで見ていただきありがとうございました!
質問があれば、Xにてお待ちしております。