G PROシリーズを使い続けてかれこれ6年。これまで20種類以上のマウスを購入しましたが、やっぱり形状が好きでG PROに戻ってきてしまいます。
あなたも「プロ選手が使っている」といった理由で、一度はG PROを使ってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではG PRO愛好家の僕がG PRO X SUPERLIGHT 2のレビューをします。「持ちやすい?」「実際の使用感は?」といった悩みがある人はぜひ最後まで見ていってください。

G PRO X SUPERLIGHT 2の性能と付属品
スペック表
サイズ | 125.0mm×63.5mm×40.0mm |
持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
重さ | 60g |
センサー | HERO 2 |
DPI | 100~44,000DPI |
ポーリングレート | 最大8,000Hz |
スイッチ | LIGHTFORCEハイブリット(光学式) |
ボタン数 | 5 |
接続端子 | USB Type-C |
マウスソール | PTFE100% |
カラー | ブラック・ホワイト・ピンク |
バッテリー | 最大95時間 |
価格 | 26,950円 |
付属品
- LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー
- レシーバー延長アダプター
- USB Type A to Cケーブル
- グリップテープ
- PTFEソール付きレシーバーカバー
- 取扱説明書、保証書
G PROのサイズと形状をチェック
サイズ:中型

- 全長:125.0mm
- 幅:63.5mm
- 高さ:40.0mm
G PROはMサイズに分類されるマウス。手の大きさ17.5cm(男性平均よりやや小さめ)の僕が、「かぶせ持ち」「つかみ持ち」をすると、ちょうどピッタリのサイズ感。ただ、つまみ持ちだと少し大きく感じます。
形状:左右対称、「逆ハの字」「くびれ」少なめ


- サイド:平坦、逆ハの字なし
- くびれ:緩やか、ほぼまっすぐ
- 高さ:中央が高い、後部に丸みあり
G PROは「くびれ」や「逆ハの字」の少ない形状をしています。そのため、指先の位置を自由に決められます。どこに置いても違和感が少ないはずです。
逆ハの字ってなに?
逆ハの字とは、マウス上部から下部にかけて、幅が狭くなる形状を指します。

後部には「丸み」「ほどよい高さ」があり、手のひらを支えてくれる感触も伝わります。主張が強すぎないので、邪魔になることも少ないでしょう。
ただ、これらの「癖の少なさ」は一部の人にはおすすめ出来ない形状とも言えます。
とくに、マウスの形状に合わせて「指をしっかり固定したい」という人はG PRO以外のマウスを選んだ方が良いでしょう。
持ち方との相性は?
- かぶせ持ち:良い
- つかみ持ち:良い
- つまみ持ち:良い
G PROはどの持ち方とも「ほどほどに」相性が良いです。持ち方との相性を選ばないことがG PROの最大のメリットと言えるでしょう。
かぶせ持ち:持ちやすい


G PROはかぶせ持ちとの相性が良いです。「くびれ」「逆ハの字」が少ないので、指を伸ばしてもマウスを握りやすいです。また、後部に高さがあるので、手のひらに適度なフィット感があります。
左右非対称マウスと比べると、薬指、小指のフィット感に欠けますが、左右対称マウスとしてはかなり持ちやすいと感じました。
つかみ持ち:持ちやすい


G PROはつかみ持ちとの相性が良いです。
サイドの傾斜が少ないので指先の配置に困らず、後部の高さが操作の安定性を高めてくれます。浅く持っても、深く持っても違和感を覚えにくいでしょう。
僕はつかみ持ちが一番使いやすいと思いました。ただ、僕の手の大きさでピッタリのサイズなので、17.5cm以下の人は、横幅が少し広いと感じるかもしれません。
つまみ持ち:持ちやすい


G PROはつまみ持ちとの相性が良いです。中央から後方のどこに指を置いても違和感が少なく、上下左右に動かしやすいと感じました。
つまみ持ちでの注意点は「クリックの硬さ」です。つまみ持ちは、「かぶせ持ち」「つかみ持ち」よりもクリックの影響を受けやすいです。そのため、慣れるまでは硬いクリックに違和感があるかもしれません。
持ち方との相性は良いですが、クリックの硬さには気をつけましょう。

クリックの使い心地をチェック
メインボタン:硬め、遊びは少ない

メインボタンにはLIGHTFORCE ハイブリットスイッチを採用。光学式のスイッチですが、カチカチと歯切れのいい操作感です。
ただし、押し心地はかなり硬め。誤爆をしづらいという安心感はありますが、軽いスイッチに慣れている人は、使いにくいと思います。
サイドボタン:標準~やや重ため

サイドボタンのサイズは小さめで、マウスを握ったときに、親指に干渉しにくいです。少しでっぱりもあるので、直感的な操作もしやすいように感じました。
押し心地は標準~やや重ため。ボタンを深く押すと、グニっと沈むような感触がありますが、使っていて違和感はありません。スキルなどの頻繁に使うキーを割り当てても問題ないでしょう。
ホイールスクロール:軽め、コリコリ感あり

ホイールスクロールの回し心地は軽めです。コリコリとした感触があるので、どこまで回したか分かりやすく、途中でスクロールが止まってしまうということも起きにくいでしょう。
また、スクロール音もあまり大きくないので、バニーホップで高速スクロールをしても気になりませんでした。
ホイールボタン:やや軽め
ホイールボタンはやや軽め。力を入れるとコトっとスイッチが反応します。
軽いと言っても「ホイールボタンの中では軽め」なので、頻繁に使うスキルは割り当てない方が良いでしょう。マップにピンを指すのにちょうどいい使い心地だと感じました。
HERO2 センサーの動作をチェック
センサーテストの結果:すべて良好
そこでこの章では、「MouseTester」を使い、センサーテストを実施しました。使用したマウスパッドはこちら。
- Wallhack SP-004(ガラスマウスパッド)
- ARTISAN 零 SOFT
- ARTISAN 飛燕 SOFT
- ARTISAN 雷電 SOFT
- ZOWIE G-SR-SE
- Logicool G640
- SteelSeries QCK+
- Razer Gigantus V2
※点と線が重なっていれば、正確にトラッキングできています。








今回の検証では問題ありませんでした。実際にG PRO X SUPERLIGHT 2を使って、1年近くプレイしていますが、センサー飛びが起きたことはありません。
もしセンサー飛びが発生したらLODを変更してみて下さい
もし「センサーの動きが怪しい」と思ったら、リフトオフディスタンス(LOD)を「高」にしてみてください。もしかしたら症状が改善するかもしれません。
- G HUBを開く
- 感度(DPI)のページを選択
- 右上の詳細をクリック
- リフトオフ距離(LOD)を変更
G PRO X SUPERLIGHT 2を使ってみた感想
どんな持ち方、動かし方でも使いやすい

マウス選びで一番大切なのは「持ちやすさ」だと思います。僕はエイム向上のためにいろいろな持ち方を試すのですが、G PROはどこをどう持っても、そこそこ持ちやすいんですよね。
他のマウスだと、ちょっと持ち方が変わると、指に違和感が生まれるのですが、G PROはそれがありませんでした。
今は「リバース持ち」という手首を浮かせる変わった持ち方をしているのですが、G PROは問題なく対応してくれます。
そのため、「無難に使いやすいマウスが欲しい」という人だけでなく、「持ち方をいろいろ模索したい」人にもG PROはおすすめです。

軽すぎず、重すぎない重量がちょうどいい
最近50g台の軽量マウスが流行っていますよね。それと比べると、G PROは約60gなので少し重たそうに見えます。ただ、実際に使っていてG PROが重たいと感じたことはありません。
むしろ、軽さと重さのバランスがいい。「マウスを振りやすいけど、軽すぎず不安定な感じがしない」そんな使い心地。細かいフリックも素早いトラッキングも問題なくこなしてくれます。
ただし、「とにかく軽さ重視」という人は違うマウスを選んだ方が良いかもしれませんね。
ポーリングレート8,000hzにしても違いは分からなかった

G PRO X SUPERLIGHT 2はポーリングレート最大8,000hzに対応。そこで、8,000hzにしてゲームをプレイしましたが、パフォーマンスにはあまり影響しませんでした。
モニターを144hzから240hzにしたときようも圧倒的に変化が小さいと思います。友達にも聞いてみましたが「全く分からん」と言っていました。
ただし、遅延が減るなどのメリットがあるので、僕は4,000hzで使っています。もしポーリングレートにこだわりが無ければ、前作のG PRO X SUPERLIGHTでも良いかもしれませんね。
ソールガイドが細くて厚いから、汎用ソールが使いづらい
G PROのソールの周りにはソールガイドと呼ばれる出っ張りがあります。この出っ張りの高さと形状のせいで、使えない汎用ソールがあります。最近話題のArtisan 水蜘蛛というソールも貼れません。
普通の面ソールが好きな人には何も問題ありませんが、汎用ソールが好きな人には大きなデメリットになると思います。
僕はCorepad Proの面ソールが好きなので、あまり気にしていません。元々付いてるソールの滑りがちょっと遅いと思ったらCorepadを試してみて下さい。

使っているプロが多くてテンションが上がる
G PROを使っているプロは多いです。「プロと一緒のマウスを使っている」それだけでテンション上がりませんか。あと、プロ選手が使っているから問題なく使えるという安心感があります。
僕が好きなプレイヤーだとOverwatchの「Proper」「Lip」、Valorantだと「something」「t3xture」がG PROを使っていました。
もしあなたが憧れているプレイヤーがG PROを使っていたら、真似してみるのも良いかもしれませんね。

G PRO X SUPERLIGHT 2のメリットとデメリット
メリット
- どんな持ち方にも「ほどほどに」フィットする
- 安定感を損なわない軽さ
- ポーリングレート8,000hzに対応
- 標準ソールでも滑りが良い
デメリット
- ジャストフィットする形状ではない
- クリックの硬さは好みが分かれる
- ソールガイドのせいで汎用ソールが使いづらい
どんなひとにおすすめ?
- 無難に使いやすいマウスが欲しい
- 色々な持ち方を模索している
- 軽すぎるマウスは好みじゃない
- 高ポーリングレートを体験してみた
- プロが使っているマウスを使いたい
- Logicoolが好き
まとめ
今回はG PRO X SUPERLIGHT 2のレビューをしました。
G PROシリーズは初代からSUPERLIGHT 2まで、ずっと使われ続けている定番マウスです。どんな持ち方にも対応できる「汎用性の高さ」はG PROの魅力と言えるでしょう。
もしあなたが、「そこそこ持ちやすいマウスを探している」「持ち方をいろいろ模索している」なら、G PROを試してみてはいかがでしょうか。
以上G PRO X SUPERLIGHT 2のレビューでした。少しでも参考になれば幸いです。
