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V3 Proをキュッとコンパクトに!Razer DeathAdder V3 HyperSpeed レビュー

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「DeathAdder V3 Proを触ってみたけど、サイズが大きくて使えそうにない」と感じている方、DeathAdder V3 HyperSpeedは試したことがありますか?

DeathAdder V3 HyperSpeedは手が小さくて、「かぶせ持ち」「つかみ持ち」をする人におすすめのマウスです。

性能面ではDeathAdder V3 Proに一歩譲る部分もありますが、正直体感できるほどの違いはありませんでした。
小さくなったDeathAdder V3 Pro」という認識で大丈夫。

この記事ではDeathAdder V3 HyperSpeedの

  • スペック
  • 形状と持ち方の相性
  • 実際に使ってみた感想
  • DeathAdder V3 Proとの違いは?

について詳しくレビューします。

「DeathAdder V3 HyperSpeedがどんなマウスか気になっていた」という人は、ぜひ続きを見ていってください。

タップできる目次

DeathAdder V3 HyperSpeedの性能をチェック

スペック

サイズ全長:122.2mm
幅:64.8mm
高さ:41.3mm
重量55g
センサーFocus X 26K オプティカルセンサー
DPI最大26.000DPI
ポーリングレート1.000hz
別売りのドングルで最大8.000hz
スイッチ第3世代 Razer オプティカルスイッチ
マウスソールPTFE 100%
バッテリー持続時間1.000hzで最大100時間
8.000hzで最大20時間
価格17,280円

サイズと重量

DeathAdder V3 HyperSpeedは全長122.2mm、Mサイズのマウスです。
DeathAdder V3 ProがLサイズだったのでかなりコンパクトになった印象。

それに伴い重量も55gまで軽量化されています。

持ち心地などに関しては、「形状」「持ち方との相性」で詳しく解説します。

ボタンとホイール

メインボタン

deathadder v3 hyperspeedのメインボタン。

メインボタンには、「第3世代 Razer オプティカルスイッチ」を採用。
押し心地はやや硬め。遊びが少ないので、連打しやすいと感じました。

サイドボタン

deathadder v3 hyperspeedのサイドボタン。

サイドボタンの押し心地はやや硬め。
メインボタンよりも遊びがありますが、「グニグニ」する程では無く、軽快にクリックできました。

サイズが少し太めに作られているので、親指を上にずらすだけで簡単にクリックできます。
頻繁に使うスキルを割り当てても問題なく使用できるでしょう。

ホイール

deathadder v3 hyperspeedのホイール。

ホイールにはコリコリとしたノッチ感があります。一段一段回している感触がはっきり伝わるので、誤爆の心配はありませんでした。
それでいて、回し心地が硬すぎないので、武器チェンだけでなく「バニーホップ」でも使いやすいと感じました。

ホイールクリックはやや軽めですが、誤爆するほど軽くはありません。
マップにピンを指したり、味方とコミュニケーションをとる時に役立つのではないでしょうか。

マウスソール

deathadder v3 hyperspeedのマウスソール。

マウスソールはPTFE100%ソールが使われています。滑りはやや速めで、細かい操作もしやすい印象。
サイズが大きくマウスパッドの沈み込みの影響を受けにくいです。

ただ、角に丸みがないため、柔らかいマウスパッドに押し付けて操作すると、引っ掛かる感触が…。

多くの人は問題なく使用できると思いますが、気になる人は他社製のソールに交換した方がいいかもしれませんね。

グリップ力

deathadder v3 hyperspeedのコーティング。

DeathAdder V3 HyperSpeedにはマットコーティングが施されています。
手が乾いた状態だとサラサラ滑りますが、少し湿ると「ギュッ」とグリップ力が生まれます。

また、マットコーティングにしては汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイント。

付属品

deathadder v3 hyperspeedの付属品。
  • ワイヤレスドングル
  • USBアダプター
  • USB Type A to C
  • マニュアル

DeathAdder V3 HyperSpeedには必要最低限のものが付属しています。

V3 Proにはグリップテープもついてきましたが、こちらにはありません。もしグリップ力に不安がある人は別途グリップテープを購入しておきましょう。

DeathAdder V3 HyperSpeedでセンサーテストを実施

DeathAdder V3 HyperSpeedは「V3 Proの下位モデル」と認識している人もいると思います。

そうなると心配なのがセンサーの性能。
そこで、「MouseTester」を使いセンサーの動作が安定しているかテストをしました。

マウスの設定
  • DPI:800
  • ポーリングレート:1.000hz
  • トラッキングディスタンス:1mm
使用したマウスパッド
  • ARTISAN 零 SOFT
  • ARTISAN 雷電 SOFT
  • ARTISAN 飛燕 SOFT
  • Razer Gigantus V2
  • Logicool G640
  • SteelSeries QCK+
  • ZOWIE G-SR-SE
  • Wallhack SP-004(ガラスマウスパッド)

結果はこちら。今回の検証では異常はありませんでした。

deathadder v3 hyperspeedとARTISAN 零 SOFTのセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとARTISAN 雷電 SOFTのセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとARTISAN 飛燕 SOFTのセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとgigantus v2のセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとg640のセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとqck+のセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとg-sr-seのセンサーテストの結果。
deathadder v3 hyperspeedとsp-004のセンサーテストの結果。

DeathAdder V3 HyperSpeedの形状

  • トップ:やや高め、緩やかな傾斜がある
  • クリック部:高め、若干のくぼみあり
  • 右サイド:傾斜、カーブともに緩やか
  • 左サイド:マウスの中央まではほぼ真っ直ぐ、後部に向かって広がっている
  • 後部:低め
deathadder v3 hyperspeedの上部。
deathadder v3 hyperspeedの底面。
deathadder v3 hyperspeedの左側面。
deathadder v3 hyperspeedの右側面。
deathadder v3 hyperspeedの正面。
deathadder v3 hyperspeedの後部。
deathadder v3 hyperspeedの左のくびれ。
deathadder v3 hyperspeedの右の傾斜。

DeathAdder V3 HyperSpeedと持ち方の相性

  • かぶせ持ち:非常に良い
  • つかみ持ち:良い
  • つまみ持ち:やや悪い

かぶせ持ち

deathadder v3 hyperspeedとかぶせ持ち。
deathadder v3 hyperspeedとかぶせ持ち。上から見た画像。

DeathAdder V3 HyperSpeedとかぶせ持ちの相性は非常にいいです。

「トップのなだらかなカーブ」、「サイドの緩やかな傾斜」が指を優しく支えてくれます。
また、指の付け根から、手のひら全体にまんべんなくマウスが当たるので「フィットするけど圧迫感が少ない」、そんな持ち心地だと感じました。

ただ、手の大きさが平均以上(約18cm)の人は要注意。
17.5cmの僕でも、深くかぶせ持ちをすると少し小さいと感じました。

もし「手のサイズが平均以上」「よりリラックスできる感覚が欲しい」という人は、DeathAdder V3 Proを選んでみてください。

つかみ持ち

deathadder v3 hyperspeedとつかみ持ち。
deathadder v3 hyperspeedとつかみ持ち。上から見た画像。

DeathAdder V3 HyperSpeedとつかみ持ちの相性は良いです。

本体幅が狭いので、マウスを指先で操作している感触を「つかみ」やすいです。
また、右サイドの緩やかな傾斜が薬指、小指をサポートしてくれるので、つかみ持ちでもリラックスした状態を維持しやすいです。

後部の感触は「かぶせ持ち」で話したように、手のひらにまんべんなくフィットしてくれます。
圧迫感が少なく、上下にマウスを動かしても手のひらが窮屈に感じにくいと思います。

DeathAdder V3 HyperSpeedは手のひらを付ける「深めのつかみ持ち」にはピッタリ。
しかし、指の付け根でマウスを支える「浅めのつかみ持ち」をする人には、後部の高さがもの足りないかもしれません。

つまみ持ち

deathadder v3 hyperspeedとつまみ持ち。
deathadder v3 hyperspeedとつまみ持ち。上から見た画像。

DeathAdder V3 HyperSpeedとつまみ持ちの相性はやや悪いです。
「マウスを指でつまむ」というよりも「マウスの上に指を乗せている」感覚になると思います。

マウスをつまむと、小指が外側に追いやられてしまう感触があります。
また、本体に傾斜があるので、持ち上げるときに少し不安定になると感じました。

特に手が乾燥して、グリップ力が弱まると持ち上げにくくなってしまうかもしれません…。

DeathAdder V3 HyperSpeedの良かったところ

手が小さい人は「DeathAdder V3 Pro」よりも馴染みやすい

手が小さい人は「V3 Pro」よりも、「V3 HyperSpeed」の方が手に馴染みやすいと思います。

僕の手の大きさは全長17.5cmと、男性平均よりも少し小さめ。持ち方は「指を伸ばしたつかみ持ち」です。

DeathAdder V3 Proを使うと、サイズが少し大きいと感じていました。
リラックスできるけど、指先での操作感が薄いというか…。

それに対して、V3 HyperSpeedは手にピッタリフィット。
中、遠距離の敵を狙う時の細かい操作がやりやすいです。

そのため、手が小さく、指先での操作性を高めたいという人にはV3 HyperSpeedをおすすめします。
しかし、「いかにリラックスできるか」を重視しているなら、V3 Proの方が合っていると思います。

軽くて操作しやすい

DeathAdder V3 HyperSpeedの重さは55g、これがけっこう軽い。

僕は60g台のマウスをメインで使うことが多かったのですが、DeathAdder V3 HyperSpeedは体感できるレベルで軽いです。
そのため、指先の動きをよりマウスに伝えやすいと感じました。

また、「軽さ」のおかげで、マウスをぶんぶん振り回しても手が疲れにくいです。
そして、軽すぎるわけでは無いので、安定感も損なわれていないように感じました。

今まで70g以上のマウスを使っていて、「重たいなー」と感じていた人は試してみる価値があると思います。

手が湿るとコーティングが神になる

「コーティング」でもお話ししたように、DeathAdder V3 HyperSpeedは手が湿るとグリップ力が増します。

この時のグリップ力は、「神コーティング」と称されるViper V3 Proに匹敵
指を動かす時に「ギュッ」という感触が伝わるほど。

しかも、手汗の汚れが目立ちにくいという、嬉しいおまけつきです。
ゲーム中に手が湿る僕にとっては「神」と言っても差し支えないコーティングだと思いました。

DeathAdder V3 HyperSpeed気になるところ

付属のケーブルが短い

deathadder v3 hyperspeedのケーブル。

DeathAdder V3 HyperSpeedに付属しているケーブルは短くて硬いです。
長さを測ってみると、DeathAdder V3 Proのケーブルが約190cmに対して、DeathAdder V3 HyperSpeedは約120cm。

あくまでも充電用、アダプターを近づけるためのもの、という印象を持ちました。
充電しながら操作するには短いと思います。

僕はパソコンを机の下に置いているのですが、マウスパッドの近くにケーブルを持ってくるので限界でした。

そのため、「充電中もマウスを使いたい」ひとは、別のUSB Type Cケーブルを使った方が良いと思います。
僕はLamzu maya Xのケーブルに差して使っています。

クリックがカタカタする

DeathAdder V3 HyperSpeedを使っていて少し気になったのが、クリックのカタツキです。
中指を左右にずらすと、「カタっ」という感触が手に伝わってきます。

ゲームに支障をきたすほどのずれではありませんでしたが、気になる人はモヤモヤすると思います。
おそらく個体差だと思いますが、一応メモしておきます。

DeathAdder V3 Proと比べると?

DeathAdder V3 HyperSpeedDeathAdder V3 Pro
サイズ全長:122.2mm
幅:64.8mm
高さ:41.3mm
全長:128.0mm
幅:68.0mm
高さ:44.0mm
重量55g63g
センサーFocus X 26K オプティカルセンサーFOCUS PRO 30K オプティカルセンサー
DPI最大26.000DPI最大30.000DPI
ポーリングレート1.000hz
別売りのドングルで最大8.000hz
1.000hz
別売りのドングルで最大8.000hz
スイッチ第3世代 Razer オプティカルスイッチ第3世代 Razer オプティカルスイッチ
マウスソールPTFE 100%PTFE 100%
バッテリー持続時間1.000hzで最大100時間
8000hzで最大20時間
1.000hzで最大90時間
8.000hzで最大17時間
価格17,280円23,880円

形状の違い

deathadder v3 hyperspeedとdeathadder v3 proを上から見たときの比較画像。
deathadder v3 hyperspeedとdeathadder v3 proを下から見たときの比較画像。
deathadder v3 hyperspeedとdeathadder v3 proを横から見たときの比較画像。

DeathAdder V3 HyperSpeedは、V3 Proをそのまま小さくしたようなマウスです。

「上部」「底面」「サイド」どの角度からみても、形状に大きな差はありませんでした。
実際に握ってみても、手のひら、指の当たる感触が似ています

「DeathAdder V3 Proだと大きすぎる、でも形状は好き」という人に、HyperSpeedはピッタリだと言えるでしょう。

性能の違い

「HyperSpeedシリーズ」は、Proの廉価版というイメージがあるかもしれません。
ただ、実際に使ってみても「劣っている」という印象は全く受けませんでした。

むしろ、コーティングはDeathAdder V3 HyperSpeedの方が滑りづらいくらい。

「クリックの押し心地」「使われているセンサー」に違いがありますが、ゲームのスコアに大きく影響するほどではありません。

HyperSpeedシリーズだから性能が心配だった」という人でも安心して使えると思います。

DeathAdder V3 HyperSpeedはこんな人におすすめ

deathadder v3 hyperspeedのパッケージ。
  • かぶせ持ち、つかみ持ち
  • 手が小さい
  • 指先での操作性を高めたい
  • DeathAdder V3 Proの形状は好きだけど、サイズが大きくて使えなかった
  • 細かい性能は正直気にしていない
  • 手がちょっと湿っている

DeathAdder V3 HyperSpeedは「廉価版のDeathAdder V3 Pro」というイメージがあるかもしれませんが、実は「ただ安くなっただけ」ではありません。

手が小さい僕にとっては、むしろV3 HyperSpeedの方が手にフィットしてくれました。

サイズが小さくなった分、指先での操作感が増し、細かいエイムの調整がしやすかったです。
ただ、よりリラックスできるのはDeathAdder V3 Proかなと…。

また、性能面でも体感できるほどの差は感じませんでした。

「手が小さい」「指先の操作性を高めたい」という人は、DeathAdder V3 HyperSpeedを試してみてはいかがでしょうか。

以上、Razer DeathAdder V3 HyperSpeedのレビューでした。少しでも参考になれば幸いです。

質問があれば、「X」にてお待ちしております。プロフィールのXのマークから飛べます。

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