Razer Gigantus V2 レビュー:「低価格」「エイム精度」を重視するあなたに使って欲しい、コントロール系マウスパッド

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FPS初心者の方で、「マウス操作に慣れていなくて、細かいエイムが難しい」と思っているひとは少なくありません。

そんな悩みを持つあなたに使って欲しいのが、「滑りが少し遅いマウスパッド」。

エイムは文字を書くことに似ています。つるつる滑る素材よりも、適度に摩擦のあるノートの方が文字を綺麗にかけますよね。

Gigantus V2は滑りの遅いマウスパッド。適度な摩擦があるので、精密なエイムをしたい人におすすめの操作感となっています。

価格もLサイズで2,480円とお手頃。初めてゲーミングマウスパッドを買うひとでも、手が出しやすいと思います。

今回はそんな低価格のコントロール系マウスパッド、Razer Gigantus V2について詳しく見ていきます。

Gigantus V2がどんなマウスパッドが気になっている人は、ぜひ最後まで見ていったください。

  • 滑りがやや遅めで、エイムをコントロールしやすい
  • クッションが硬く、滑りが安定する
  • 滑り止めのグリップ力が高く、ゲームに集中できる
  • 巻き癖がほとんどない
タップできる目次

Razer Gigantus V2の性能

サイズ450mm×400mm
厚さ3mm
表面の質感ややザラザラ
滑りのタイプコントロール(止めやすさ重視)
ステッチ加工
滑り止めの性能強力
価格¥2,480
Gigantus V2 Lサイズ

Gigantus V2はM・L・XXL・3XLの4サイズ展開。各サイズはこちら。

  • M:360mm×275mm×3mm
  • L:450mm×400mm×3mm
  • XXL:940mm×410mm×4mm
  • 3XL:1200mm×550mm×4mm

Gigantus V2はコントロールタイプのマウスパッドです。

滑りはやや遅めで安定したマウス操作ができます。QCK+やAIM1 陽炎に似たスピード。遅すぎるわけではないので、フリック、トラッキング共に問題なく使えます

表面の質感はややザラザラ、腕が擦れて痛くなる程ではありません。しかし、G640のようなサラサラのマウスパッドが好きな人には違和感があるかもしれません。

Razer Gigantus V2の表面はザラザラしている。
表面はザラザラしている

Gigantus V2のクッションは硬め。厚さ3mmとゲーミングマウスパッドとしては標準的ですが、沈み込みによる滑りの変化はほとんどありません。

Razer Gigantus V2のクッションは硬め。沈み込みはほとんどありません。

マウスパッドの縁は切りっぱなしです。ただ、縁にバリがあるわけではありません。腕を振っても擦れ感が少なく、快適に使用できるでしょう

耐久力には不安が残りますが、価格が安く気軽に交換できるので、大きなデメリットにはならないと思います。

Gigantus V2の縁は切りっぱなし。ステッチ加工がないため、耐久力は心配。

裏面の滑り止めにはラバー素材が採用されています。グリップ力が高く、マウスを激しく振っても、ほとんどずれませんでした。

Razer Gigantus V2の滑り止めは強力。マウスを振ってもマウスパッドがずれません。

マウスパッドの右上には「Razer」と書かれたロゴが縫われています。マウスパッドと違う素材ですが、サイズが小さいので、ゲーム中に邪魔に感じることはありませんでした。

Razer Gigantus V2の右上には小さなロゴがあります。

Gigantus V2は巻かれた状態で梱包されています。しかし、開封直後から巻き癖はありませんでした。購入後すぐに快適に使用できるのは嬉しいポイント。

Razer Gigantus V2の巻き癖はほとんどありませんでした。

湿気による滑りの変化は大きくありません。湿度が高くなると、滑りが少し遅くなります。しかし、劇的な変化はないので、あまり気にならないでしょう。

センサーの読み取りテストも実施、結果は良好です。エントリークラス、ハイエンドクラスのマウスを使用しましたが、問題ありませんでした。

G203のセンサーテストの結果。動作に異常はありません。
G PRO X SUPERLIGHT 2のセンサーテストの結果。動作に異常はありません。

アームカバー(ワコール CW-X)との相性は悪くありません。

横移動はスムーズ、縦はわずかに引きずります。実際にFPSで使用したところ、不快に思うことはありませんでした。

Gigantus V2とアームカバーの相性は悪くありません。横方向はスムーズ、縦は僅かに引きずる。

Razer Gigantus V2を使ってみた感想

滑りが遅く、マウスをコントロールしやすい

Razer Gigantus V2は滑りが遅いコントロールタイプ。そのため、「滑りが遅くてもいいから、エイムの精度を高めたい」というひとにおすすめです。

FPSではエイムを「正確に」合わせる必要があります。マウスパッドの滑りが遅すぎると、トラッキングが難しくなり、速すぎるとフリックが難しくなってしまいます。

Gigantus V2はやや遅め。フリックが得意でありながら、トラッキングも苦になりません

実際にVALORANT、OVERWATCH 2と、スピード感が全く違うゲームをプレイしました。Gigantus V2はこれといった苦手な動作がなく、どちらのゲームも快適にプレイできます。

マウス操作に慣れておらず、狙った場所からエイムがずれてしまうという人は、Gigantus V2を試してみてはいかがでしょうか。

沈み込みが少なく滑りが安定する

Gigantus V2は沈み込みによる滑りの変化が少なく、パフォーマンスを安定させやすいと思いました。

FPSではフリックとトラッキングを頻繁に繰り返します。柔らかすぎるマウスパッドだと、エイムを切り替えるときに、「引っかかり」が生まれることも。

しかし、Gigantus V2は沈み込みがないので、フリック、トラッキングの切り替えがスムーズ。快適な視点移動できます。

VALORANTをプレイしたところ、視点移動のトラッキングから、敵にエイムを合わせるマイクロフリックの移行に違和感がありませんでした。

グリップ力が高く、ゲームに集中できる

ゲーム中のマウスパッドのずれ。これはFPSプレイヤーにとって死活問題です。視点移動をしたときに、マウスパッドがずれてしまうと、エイムに直接影響します。

また、「マウスパッドがずれたらどうしよう」という余計な思考が頭をめぐり、ゲームに集中できなくなってしまいます。

Gigantus V2はグリップ力が高く、ゲームに集中できます。

ずれが0かと言われると、そうではありません。しかし、振り向き35cmの僕がマウスを振っても全く気になりませんでした。ほとんどの人が問題なく使用できるでしょう。

あからさまな欠点が見つからなかった

Gigantus V2はLサイズで2,480円。ゲーミングマウスパッドとしては低価格の商品です。しかし、欠点らしい欠点は見つかりませんでした。

強いて言うなら、ステッチ加工が施されていないことによる「耐久性の低さ」が欠点にはなります。しかし、2,480円という価格を考えると、あまり気にするポイントでもないと思います。

この価格であれば、万が一表面が剥がれてしまっても、気軽に買い替えられます。

低価格で買える、まともなゲーミングマウスパッドを探している人にとって、Gigantus V2は有力な候補になり得るでしょう。

Gigantus V2とQCK+、G640を比較

Gigantus V2QCK+G640
サイズ450mm×400mm450mm×400mm460mm×400mm
厚さ3mm2mm3mm
表面の質感ザラザラややザラザラさらさら
滑りのタイプコントロールコントロールバランス
ステッチ加工
滑り止めの性能強力標準標準
価格¥2,480¥2,400¥3,850
比較表

滑りの速さ

滑りの速さを、「速い順」に並べると以下のようになります。

G640>Gigantus V2≧QCK+

G640はバランスタイプのマウスパッド。この中では滑りが最も速いです。

Gigantus V2とQCK+はコントロールタイプとなっています。この2つを比べると、Gigantus V2の方が少しだけ速いと思います。ただ、滑りに大きな違いはなく、慣れで解決できる範囲です。

どれがおすすめ?

最も無難で、万人受けするマウスパッドはG640だと思います。サラサラの表面、バランスタイプの「癖の少ない操作感」が、多くのゲームで活躍してくれるでしょう。

しかし、G640は「滑りが速くて、精密な操作が難しい」という声も聞きます。

とくに初心者はマウス操作に慣れていないため、マウスパッドの抵抗感にエイムをサポートしてもらう必要があるはず。

そういった方にはGigantus V2をおすすめします。マウスを動かしたときに、ほどよく抵抗感があるので、正確なマウス操作がしやすいです

ここで「QCK+は?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。正直に言うと、Gigantus V2とQCK+に大きな差は無いと考えています。

表面の質感や滑りの速さが異なりますが、ゲーム内のパフォーマンスに明確な影響をあたえるほどではありません。

そのため「少しでも費用を抑えたい」という人はQCK+の方が良いかもしれません。

僕はGigantus V2の方が好みなので、こちらをおすすめします。

しかし、「好きな人が使っているから」「SteelSeriesが好きだから」という理由でQCK+を選ぶのもありだと思います。

Razer Gigantus V2レビュー:まとめ

今回はRazer Gigantus V2のレビューをしました。まとめると…

  • 滑りがやや遅めで、エイムをコントロールしやすい
  • クッションが硬く、滑りが安定する
  • 滑り止めのグリップ力が高く、ゲームに集中できる
  • 巻き癖がほとんどない

Gigantus V2はエイムの精度を高めたい人におすすめのマウスパッド。滑りがやや遅いため、マウスの動きをコントロールしやすいです。

また、クッションが硬く、滑りが安定します。フリックからトラッキングの切り替えもスムーズに行えるでしょう。

2,480円という価格を考慮すると、欠点らしい欠点がないマウスパッドです。

安くてそこそこ良いマウスパッドが欲しいと思っているそこのあなた、Gigantus V2を試してみてはいかがでしょうか。

以上Razer Gigantus V2のレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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