今回の記事ではG Pro X Superstrikeのレビューをしました。クリック感やアクチュエーションポイント、ラピトリについて詳しく解説したので、ぜひ購入前の参考にしてください。
Superstrikeのスペック
| サイズ | 全長:125mm 幅:63.5mm 高さ:40mm |
| 重さ | 61g |
| センサー | HERO 2 |
| クリック | HITS |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー(1000hz時) | 90時間 (触覚フィードバックの設定で数時間前後します。) |
| マウスソール | UHMWPE |
付属品

- マニュアル類
- 延長ケーブル
- ドングル
- USBレシーバー
- ソール付きカバー
- グリップテープ
- クリーナー
形状
全長
Superstrikeは全長125mm。中型サイズのマウスとなっています。手の大きさ17.5cmの僕が握ると、ピッタリもしくはやや大きめだと感じました。

全長120mm前後のマウスと比べると以下のようになります。

サイド


Superstrikeは
- くびれ控えめ
- 逆ハの字緩め
の形状となっています。
くびれと逆ハの字とは
- くびれ
-
マウスの底面から見たときに、中央が細く、前方もしくは後方が広がっている形状のこと。
- 逆ハの字
-
マウスサイドの上部から下部に向かって細くなる形状のこと。
どちらも角度が緩やかなので指を曲げる角度、置く位置に制限がほとんど無く、様々な持ち方に対応できます。逆に「この持ち方とビタっとフィットする」という形状ではありませんでした。指先の違和感を減らしたい人におすすめの形状と言えるでしょう。
トップ

トップは中央が高く、後方に向かって緩やかに低くなります。後部も真っ平らではなく、やや丸みが残されていました。そのため、手のひらに少しフィット感があるものの、過度に圧迫されることはありません。サイドと同様に癖が少ない形状と言えるでしょう。
持ち方との相性
かぶせ持ち
Superstrikeはかぶせ持ちと相性が良いです。評価は
くびれが少ないので薬指、小指を伸ばしても違和感なく握ることができました。後部にも適度に高さが残っていて、手のひらを支えてくれる感触もあります。左右対称マウスとしては、かなりかぶせ持ち適性が高いと思いました。

ただし、左右非対称マウスのように手全体に満遍なくフィットしてくれるわけではありません。手全体をリラックスさせたい人は、左右非対称マウスを選んだ方が良いです。
逆に、親指と薬指、小指でマウスを挟んでる感触を強くしたいなら、左右非対称マウスより持ちやすいと感じると思います。
つかみ持ち
Superstrikeはつかみ持ちとかなり相性が良いです。評価は
- 浅めに握る
- 深めに握る
- 指を伸ばす
- 指を曲げる
どの持ち方にも満遍なく対応してくれます。
僕は普段指を伸ばしてリラックスさせたつかみ持ちをします。逆ハの字が強いと薬指に違和感が生まれてしまうのですが、Superstrikeはサイドの癖が少ないため薬指の圧迫感があまりなく、指先に無駄な力が入りにくいと思いました。

後部にも適度に高さが残っているため、浅めにマウスを握ったときは指の付け根を、深めに握ったときは手のひらの少し下側を支えてくれます。かといってZOWIE ZAみたいにガッツリ当たるわけでもなく、自然に馴染んでくれました。
つまみ持ち
Superstrikeはつまみ持ちと相性が良いです。評価は
くびれが少ないため、指の位置を前後にずらしても違和感がほとんどありませんでした。
手が少し小さめの僕には幅が広く感じましたが、指をリラックスさせたい人には逆に良いと思いました。実際につまみ持ちで使ってみましたが、力み過ぎることなくエイムを合わせることができました。

しかし親指、薬指、小指でしっかり挟んでる感触は少ないため、僕と同じくらいの手の大きさの人には合わない可能性が…。手が平均以上の方であれば、評価がもう少し上がるかもしれません。
メインボタン(HITS)の使用感
クリック感

HITSはクリック感軽めで、押し心地は「コリコリ」しています。Logicool MX Master 3sに搭載されている静音スイッチや、ノートパソコンのトラックパッドのようなコリっとした感触が伝わってきました。
カチカチ感が好きな人は苦手かも…。僕は好きです。
タップ撃ちがしやすくなった
HITSの軽いクリック感に加えてアクチュエーションポイントを浅くすることで、指先に無駄な力が入らずタップ撃ちがやりやすくなりました。
硬いクリックだとタップがバーストになってしまう人は、HITSを試す価値はあるのかなと。
クリック触覚フィードバック

クリック触覚フィードバックを使うことでメインボタンのコリコリ感を変更できます。0はクリック感が全くありません。5にするとかなり強めのフィードバックが返ってきます。ここはお好みで調整してください。
僕のおすすめは1~3。Superstrikeのクリックは軽いので、フィードバックも軽くした方がより素早くスイッチを押せると感じました。HITSの魅力は「入力スピード」だと思うので、あえて硬くする必要もないのかなと。
気になるところも…
HITSを使っていて気になるところがあります。それがクリックの左右差です。僕の個体では左クリックの方が「バイ~ン」というバネが跳ね返ってくる感触が若干強かったです。
youtubeでも「左右に差があるのですが…」という旨のコメントが来ていたので、HITS自体左右差が生まれやすいのかなと。
左右差に敏感な人は要注意です!
静音性
クリック音は非常に静かで、イヤホンを付けていなくてもほとんど気にならないほど。クリック音が気になっていた人には刺さると思います。
アクチュエーションポイント

HITSのクリック感はかなり好きですが、それより感動したのがアクチュエーションポイント。
1~10まで変更できるのですが、浅く設定するとこれまでのゲーミングマウスよりも明らかに素早くスイッチを押せます。ポーリングレート4000hzとか正直よくわからない僕でも、アクチュエーションポイントの違いはしっかり体感できました。
個人的には3.4あたりがおすすめ。速さを求めつつも誤爆も起きにくいので、Superstrikeを買ったら一度試してみてください。
ラピトリ
ラピトリは要るのか要らないのか正直よく分かりません。
確かに入力が切れるのは速くなるのですが、それがゲームにどう影響するのか…。初めはラピトリのおかげでタップ撃ちがしやすくなったと思ったのですが、数値を変えてもやりやすさはあまり変わらかなったです。
一応2.3あたりに設定していますが、ゲーム体験が劇的に変わるようなものではないと思いました。

またラピトリで気になったところも…。それがADSが外れやすくなること。
Apexでエイムする時に「ADS長押し」にしているのですが、たまに意図しないタイミングでADSが外れてしまいます。なので、ラピトリ自体はしっかり機能しているけど、僕がそれを上手く扱えていないという悲しい結果に…。
サイドボタン
サイドボタンはクリックが反応する前後で遊びが多く取られていて、かなり柔らかい感触です。クリック感も軽めなので、歯切れの良さは感じませんでした。しかし、軽い力で押せるのでとっさのタイミングでスキルを使いやすいと思いました。
ホイール
ホイールボタンは少しコリコリしていて、回し心地はやや軽め。ホイールボタンもやや軽めでした。
グリップ力
Superstrikeのグリップ力はやや高いです。手が乾燥している時は少し滑りやすくなりますが、やや湿っている状態では指先が滑りにくいと思いました。
付属品にグリップテープが付いているので、「手汗で滑ってしまう」という人はぜひ使ってあげてください。
G Pro X Superlight 2からの変更点は?
それぞれのスペックを改めて比較すると…
| Superstrike | Superlight 2 | |
| サイズ | 全長:125mm 幅:63.5mm 高さ:40mm | 全長:125mm 幅:63.5mm 高さ:40mm |
| 重さ | 61g | 60g |
| センサー | HERO 2 | HERO 2 |
| クリック | HITS | LIGHTFORCE |
| ポーリングレート | 最大8,000hz | 最大8,000hz |
| バッテリー(1000hz時) | 90時間 (触覚フィードバックの設定で数時間前後します。) | 95時間 |
| マウスソール | UHMWPE | PTFE |
形状、重さは据え置き

クリックが大幅に変更されたSuperstrikeですが、形状、重さはSuperlight 2とほとんど変わりません。
- くびれ:少なめ
- 逆ハの字:ほぼなし
- 背の高さ:中央から後方まで丸みあり
以上のように、どんな持ち方にも対応しやすい形状をしています。
僕自身G Proシリーズを約7年使い続けてきたので、形状が変わっていないのは有難かったです。「G Proの形状が好き」という人でも安心して乗り換えられると思います。
重さも61gとほぼ同じ。重さに関しては正直あと5gほど軽くしてくれると嬉しかったのですが、重たくて使えないということはありません。
ただ、50g前半のマウスと比べると少し重たく感じるので、超軽量マウスが好きな人は選択肢から外れると思います。
ホイールのノッチ感が強くなった
SuperstrikeはSuperlight 2よりホイールのノッチ感が強くなっていました。Superlight 2はコリコリ感が少し弱めだったのですが、Superstrikeではコリコリ感がはっきり伝わってきます。
マウスソールの素材が変わった
Superstrikeになってから、マウスソールの素材が変わりました。
Superlight 2は「PTFE」という滑りやすいソールでしたが、Superstrikeでは「UHMWPE」というやや滑りの遅いソールが採用されています。

実際使ってみると少しスピードが落ちたような気がしますが、個人的には劇的に遅くなったとは思いませんでした。ただ、ソールの評価はあまり良くないみたいなので、気になる人はPTFEのソールに変えてあげた方が良さそうですね。
購入前に公式サイトを見たときは「UHMWPE」という表記があったのですが、現在は無くなっています。
念のために海外サイトやレビュー動画でソールの素材を確認しましたが、やはり「UHMWPE」が使われているみたいです。
ちなみに、Superstrikeになってソールガイドが無くなりました。


Superlight 2までは、ソールの枠に出っ張りがあり、それがマウスパッドに擦れる原因になっていたのですが、Superstrikeでは解消されています。
ソールの幅は変わりませんが、底面とマウスパッドが擦れにくくなったのは良い改善点だと言えるでしょう。

最後に
今回はG Pro X2 Superstrikeのレビューをしました。

- クリック感が軽い
- クリック音がとても静か
- アクチュエーションポイントでクリック速度を物理的に速くできる
- クリックのコリコリ感を調整できる
- 色んな持ち方に対応できる万能形状
- ポーリングレート8,000hz対応
- 僕の個体はクリックに若干左右差があった
- コリコリしたクリックが苦手な人には合わない
- HERO 2センサーなので、ガラスマウスパッドとの相性問題が起きるかも
個人的にはかなり”買い”なマウスだと思いました。
というのも、Superlight 2の時に「クリックが硬くて使いにくい」という声をチラホラ聞いていて、僕自身硬さが気になっていたからです。Superstrikeになってクリックが軽くなり、非常に押しやすくなったと実感しています。
また、「クリックの速さ」もアクチュエーションポイントを変えることで体感できるくらい変化させられます。浅くしてもいいですし、あえて深くするのも”あり”だと思います。購入したら、お好みで設定してみてください。
- 持ち方を問わない無難な形状
- 61gと程々の軽量さ
- 軽くなったクリック感
この辺りに魅力を感じる人は、Superstrikeを試してみてはいかがでしょうか。
以上で今回の記事はお終いです。最後まで見ていただきありがとうございました!
