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【滑りが軽いコントロールタイプ!?】Saturn Proをレビュー:Lethal Gaming Gear

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コントロール系マウスパッドの弱点、それは「滑りが重く、細かい動作がやりにくい」こと。

あなたも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

そんな「重たい滑り」を軽減したマウスパッドが、Lethal Gaming Gear 「Saturn Pro SOFT」です。

Saturn Pro SOFTは滑りの軽いコントロールタイプ。

表面摩擦とクッション性で「止めやすさ」を残しつつ、軽い操作感で「細かい動作」が苦にならないマウスパッドでした。

この記事ではマウスパッドを30枚以上購入した僕が、Saturn Proについて詳しくレビューします。

また、「零に似てるって聞いたけど本当?」と思っている人も少なくないでしょう。
そこで、Saturn Pro SOFTと、Artisan 零 SOFTの比較をしました。

「Saturn Proの使用感が気になる」「零と比べてどうなの?」と思っている人は、ぜひ最後まで見ていってください。

  • コントロールタイプの中では滑り出しが軽い
  • 滑走速度が「やや遅め」なので、マウス操作が安定する
  • アームカバー(CW-X)との相性が良い
  • フラットパッケージに梱包されており、巻き癖がない
  • 「強力な滑り止め」「高精度のステッチ加工」など、値段に見合った品質をしている
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Saturn Proの性能

まずはSaturn Proの性能をじっくり見ていきます。
性能を詳しく知ることで、使用感をより鮮明にイメージできるでしょう。

パッケージと巻き癖

Saturn Proはフラットパッケージに梱包されています。

巻き癖がまったくないので、開封してすぐ快適に使用できます。

サイズ

  • XL:490mm×420mm
  • XL SQ:500mm×500mm

Saturn Proのサイズは、「XL」「XL SQ」の2種類。

ほとんどの人がXLでも大丈夫だと思いますが、「上下の移動が激しいゲームをプレイする」「腕をしっかりマウスパッドに乗せたい」という人にはスクエアサイズをおすすめします。

Lethal Gaming Gear公式サイトでは、XXL「1000mm×500mm」も販売されています。気になる人はチェックしてみてください。

さらさら系の表面

Saturn Proはサラっとした表面をしていますが、少しだけザラツキを感じます。

腕を横に振っているときは快適ですが、上下に動かすと少しチクチクします。
ニットのような強いチクチク感ではありませんが、気になる人もいるかもしません。

もし「チクチクする」と思ったらアームカバーの使用をおすすめします。

アームカバー(CW-X)との相性は良い

Saturn Proはアームカバー(CW-X)との相性がいいです。

上下左右斜めどの方向に動かしても引きずる感触はなく、軽快に腕を動かせます。

先ほど触れた、「表面のわずかなチクチク感」もアームカバーをすれば解決です。

Saturn Proを買ったらアームカバーも一緒に使ってみて下さい。
Saturn Proの欠点が解消され、さらに使いやすくなると思います。

クッション性

Saturn Proは「Firm」「SOFT」「XSOFT」の3種類からクッションを選べます。

  • Firm:3mm
  • SOFT:4mm
  • XSOFT:4mm

今回購入したのはSOFT。適度な沈み込みと、反発力のあるクッションです。

硬さはARTISAN「零」「99式」のSOFTと同じくらい。

指で押すと沈み込むが、適度な反発力もある

マウスを動かしてみると、若干の沈み込みを感じるものの、トラッキングを邪魔するほどではありません。

そのため、「沈み込みによる止め」を体験したいけど、マウスソールが引きずるのはちょっと…と思っている人はSOFTを選ぶのが無難かな、と思います。

コントロール系の滑り

Saturn Proはやや滑りの速いコントロールタイプです。

マウスを滑らせたときに手に伝わる「わずかなザラツキ」は、Razer Gigantus V2に似ています。

同じコントロール系のマウスパッドで滑りの速さを比べると、

Razer Gigantus V2≧Saturn Pro SOFT≧ZOWIE G-SR II≧AIM1 陽炎>Artisan 99式 SOFT

だと感じました。

Saturn Proの特徴は「速さのわりに初動が軽い」こと。

コントロールタイプを使っていて、「マウスを止めやすいけど、細かい動きがしにくい」と思ったことはありませんか?

Saturn Proはそんなコントロールタイプの欠点を軽減した操作性といえます。

ゲームで使ってみても、コントロールタイプが苦手な「近距離の左右移動に対するトラッキング」を難なくこなせました。

また、ズレてしまったエイムの微調整もしやすいです。
コントロールタイプの中でも、癖が少なく扱いやすいマウスパッドと言えるでしょう。

ゲームごとの使用感は「使ってみた感想」にてお届けします。

ステッチ加工

Saturn Proにはステッチ加工が施されています。
そのため、マウスパッドが縁からほつれてくる心配は少ないです。

また、滑走面と同じくらいの高さで縫われているので、マウスのガタツキや、腕の擦れは気にならないでしょう

滑り止めは強力

Saturn Proの滑り止めは強力です。

振り向き30cmの僕が、腕をぶんぶん振ってもマウスパッドがずれることはありませんでした。

センサーテストの結果は良好

使用したマウス
  • G703
  • G PRO X SUPERLIGHT 2
  • ZA13-C
  • Viper V3 Pro

Saturn Proを使いセンサーテストを実施しました。結果は良好です。

実際にゲーム内でもセンサー飛びが発生したことはありません。多くのマウスで問題なく使用できると思います。

Saturn Proを使ってみた感想

この章ではSaturn Proを使って「OVERWATCH 2」、「VALORANT」をプレイした感想をお届けします。

コントロールタイプが好きな人であれば、Saturn Proはどちらのタイトルでも「使いやすい」と感じるのではないでしょうか。

それでは詳しく見ていきましょう。

VALORANT(フリックメイン)

Saturn ProをVALORANTで使ってみた感想は「マイクロフリックが苦にならない」です。

「滑り」でも解説したように、コントロールタイプのマウスパッドは、「マウスを細かく動かしたときに滑りが鈍くなる」という弱点があります。

そのため、フリックがずれてしまった後の微調整が難しいと感じるシーンもありました。しかし、Saturn Proはそうではありません。

「プリエイム」や「壁にクロスヘアを合わせる視点移動」が安定するのはもちろんのこと、敵から1mmだけずれてしまった時の「マイクロフリック」もスムーズに合わせられました。

そのため、VALORANTをプレイしていて、「遅すぎないコントロールタイプのマウスパッドを探している」人にとってSaturn Proは良い選択肢になるのではないでしょうか。

OVERWATCH 2(トラッキングメイン)

OVERWATCH 2でSaturn Proを使った感想は、「どの動きもほどほどにこなせる」です。

OVERWATCHは激しい視点移動、大きなトラッキング、偏差撃ちといった要素が複雑に絡み合っていますが、Saturn Proは、どの要素もほどほどにこなしてくれます。

全ての動作が80点といった印象です。

トレーサー対面のような速さが求められるシーンだと、「切り返しの滑り」がちょっとが遅いかなと。

ただ、試合全体で見ると、そういったシーンはあまり無いのでほとんど気になりませんでした。

そのため、OVERWATCH 2をプレイしていて、「速さよりも安定したトラッキングがしたい」という人はSaturn Proを試してみても良いと思います。

Saturn ProとArtisan 零を比べると?

「Saturn ProはArtisan 零と似ている」という意見を目にしたことはありませんか?

そこでこの章ではSaturn Pro SOFTと零 SOFTの比較をしました。

「どちらを買うか迷っている」「零から乗りかえようと思っている」という人の参考になれば幸いです。

滑りの速さ

  • 零 SOFT:バランスタイプ
  • Saturn Pro SOFT:コントロールタイプ

Saturn Proは零に比べて滑りが遅いです。「初動がやや軽い」という共通点はありますが、似ているわけではありません。

実際にマウスを動かしてみても、零は「カラッとした軽い操作性」なのに対して、Saturn Proは「しっとりとした」操作性でした。

どちらかと言うと、Saturn ProはGigantus V2やQCK+に似ていると思います。

クッションの柔らかさ

  • 零 SOFT:柔らかい、反発感が少しある
  • Saturn Pro SOFT:柔らかい、反発感がある

零 SOFTとSaturn Pro SOFTのクッション性を比べると、Saturn Proの方が反発力が高いです。

しかし、使用感に大きな違いが現れるほどではありません。零 SOFTからSaturn Pro SOFTに変えても、スムーズに移行できるでしょう。

アームカバー(CW-X)との相性

アームカバー(CW-X)と相性が良いのは、Saturn Proです。

Saturn Proはアームカバーを付けてもスルスルと腕を動かせます。

それに対して、零は引っかかりが強く、あまりおすすめできる使用感ではありません。

その他の品質

Saturn Proと零は同じくらい高品質です。

「ステッチ加工」「滑り止めの性能」「表面のフラットさ」のどれもが一般的なマウスパッドより優れています。どちらを使っても快適にゲームをプレイできるでしょう。

ただ、零の方がわずかに優れている点がありました。それが「滑り止め」です。

Saturn Proも滑り止め性能が強力なのですが、零はより吸着力があるように感じました。

とはいえ、「100点か95点か」くらいの違いなので、あまり気にするポイントでもないかなと思います。

まとめ

Saturn Proの良いところ

  • コントロールタイプの中では滑り出しが軽い
  • 滑走速度がやや遅めなので、マウス操作が安定する
  • アームカバー(CW-X)との相性が良い
  • フラットパッケージに梱包されているため、巻き癖がない
  • 「強力な滑り止め」「高精度のステッチ加工」など、値段に見合った品質をしている

Saturn Proの気になるところ

  • 腕を上に動かすと、少しチクチクする

どんな人におすすめ?

  • エイムの精度を高めたいが、滑りの軽さも少し欲しい
  • 今までのコントロールタイプだと、細かい調整がしづらかった
  • ARTISAN 零より少し遅いマウスパッドを探している
  • ARTISANに負けない品質を求めている

Saturn Proの滑走速度は零やG-SR-SEといったバランスタイプよりも少し遅く、G-SR IIなどのコントロールタイプよりもやや速いです。

そのため、「少し速めのコントロールタイプ」を求めている人にピッタリだと思いました。

その中でも、「細かくマウス動かしたときの滑りの重さ」に不満を持っている人は、Saturn Pro SOFTを試してみてはいかがでしょうか。

以上、Lethal Gaming Gear Saturn Pro SOFTのレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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