あなたはバランスタイプのマウスパッドを選ぶとき、何を基準にしていますか?
「滑りの速さ」「クッション性」「肌触り」など、こだわりがいろいろあるかと。
もしあなたが、
- フリックもトラッキングもバランスよく
- 沈み込みが少なく、安定感のあるクッション
- ずっと腕を置いていたくなる「肌触りの良さ」
といった要素をマウスパッドに求めているなら、ZOWIE G-SR-SEがおすすめ。
G-SR-SEは癖が少ないので「フリック、トラッキング問わず」どんなシーンでも使いやすい万能マウスパッドとなっています。
この記事では、G-SR-SEを5枚購入した僕が「性能」「使用感」について詳しくレビューします。
「G-SR-SEを使ってみたい」「どんな使用感なのか気になる」という人はぜひ最後まで見ていってください。

- サラサラの表面で腕を快適に動かせる
- 滑りに癖がなく、扱いやすい
- どんなゲームにも対応できる
- アームカバーとの相性がいい
- 滑り止めが強力
- ソールによっては「張りつき」が気になるかも
- 湿気による滑りの変化がある
- ステッチ加工がない
G-SR-SEの性能
まずはG-SR-SEの性能を詳しくチェックします。
サイズ

- サイズは「470mm×390mm」
- 厚さ「3.5mm」
G-SR-SEはサイズが47cm×39cm、ローセンシでも扱いやすい大きさです。ただ、腕を乗せる人だと、縦が足りない可能性があります。
厚さは3.5mm、標準的と言えます。
デザイン
- カラーは「ROUGE(赤)」と「Bi(緑)」
今回紹介するのはBi。
今までのG-SR-SEとは打って変わって、Biは洗練された上品な印象を与えてくれます。

僕はBiの「いい意味でゲーミングっぽくないデザイン」に惹かれました。
人によっては「枯山水(かれさんすい)みたいw」という意見もありますが、それがいいんです。
「落ち着いたデザインのマウスパッドが好み」という人は、Biをおすすめします。
逆に、ゲーミングらしい「かっこよさ」に惹かれたひとは、ROUGEをおすすめします。
肌触りはさらさら

「いつまでも腕を乗せていたくなる、優しい手触り」
というのがG-SR-SEを長年使っている僕の感想です。
今まで30種類以上のマウスパッドを使用しましたが、G-SR-SEより手触りの優しいマウスパッドはほとんどありませんでした。
今使っているマウスパッドの「ザラザラ感」が気になるひとは、ぜひG-SR-SEの優しい手触りを体験してみてください。
クッションはやや硬め

G-SR-SEのクッションはやや硬め。
ArtisanのSOFTやAIM1 陽炎などの「ふにゃっ」と沈むマウスパッドより硬く、G640やQCK+より少し柔らかいです。
マウスを動かしたときの「ソールが沈み込む感触」が少なく、操作が安定します。フリック、トラッキングのどちらもやりやすいと使用感といえるでしょう。
滑りは「バランスタイプ」

G-SR-SEの滑りをまとめると以下のようになります。
- バランスタイプ
- 滑り心地は「さらさら」
- 滑りに偏りがなく、幅広いゲームに対応できる
G-SR-SEは、ほどよく滑って、ほどよく止まる「バランスタイプ」。
滑りはG640、Artisan 零よりも少し遅く、Gigantus V2、QCKより速いです。
マウスを大きく動かしたときは中速、細かく動かすと滑りが少しだけ遅くなります。
滑りと止めに偏りがないので、素早い操作が必要な「Apex Legends」、精密な操作が求められる「VALORANT」など、幅広いゲームに対応してくれるでしょう。
縦横の滑りの差はほとんど感じない
G-SR-SEは縦横の滑りの差が少ないです。
マウスを横に動かすとザラっとした感触があり、縦に動かすとスルスル滑ります。しかし、ゲーム中に滑りの差が気になったことはありません。
マウスを細かく動かしたときは、ほとんど違いが分かりませんでした。縦横の滑りの差に敏感な人でなければ、問題なく使用できるはずです。
ステッチ加工なし

G-SR-SEにはステッチ加工がありません。長期間使っていると縁からほつれてくる可能性も。
ただ、今までG-SR-SEを5枚使ってきましたが、縁がほつれたことはありません。そのため、過度に心配する必要はないと思います。
滑り止めは強め

G-SR-SEのベースには「ラバー素材」が採用されており、滑り止めの性能はやや高めです。
メラミン化粧板ではマウスを激しく振っても、ズレることはありませんでした。
振り向き30cmの僕がマウスを振っても大丈夫だったので、多くの人は問題なく使用できるのではないでしょうか。
G-SR-SE IIになり滑り止めがさらに強力に
僕が使用しているのはG-SR-SE Biですが、最近「Bi II」というマイナーチェンジされたモデルが発売されました。
IIになり「滑り止め加工」が追加されたことで、さらにマウスパッドがずれにくくなりました。
これから購入される方は、G-SR-SE 「II」をおすすめします。
アームカバーとの相性が良い

G-SR-SEはアームカバーとの相性がいいです。アームカバーを付けても腕をスムーズに動かせます。
- 汚れが気になる
- 腕の滑りを安定させたい
などの悩みがある人は、アームカバーの使用をおすすめします。
個人的には、「肌触りの良さ」を体験してほしいので、G-SR-SEを購入したら、一度素肌でも使ってみてください。
センサーテストの結果は良好
MouseTesterというアプリを使い、センサーテストを行いました。結果は良好です。




今まで数百時間、G-SR-SEを使ってきましたが、センサー挙動がおかしくなったことはありません。多くのマウスで問題なく使用できると思います。
湿気耐性は標準的
G-SR-SEの湿気耐性は普通です。湿度が高い日に使うと、滑りがやや鈍くなります。
Artisanのマウスパッドのような湿気耐性が高いものと比べると、滑りの変化を感じやすいです。
とはいえ、QCK HEAVYのように泥沼化するわけではありません。布製マウスパッドとしては標準的な湿気耐性と言えるでしょう。
G-SR-SEを使ってみた感想

今回はG-SR-SEを使い、kovaaksをプレイした感想をお届けします。
自分のプレイしているゲームの「敵の動き」に当てはめて読んでみてください。
かんたんにまとめると、
- ツルツル滑らないから、マウスを動かし過ぎない
- 細かく動かしたときの滑りがやや遅く、微調整がしやすい
- ソールの張りつきが気になった
それでは詳しく見ていきましょう。
フリック系
フリックでは「ビタっと止まる」というより、「手の動きを止めた所で、素直に止まる」という印象を持ちました。
大きな的を狙うときは、「中程度の滑走」を活かし素早くエイムを合わせられます。また、適度に表面摩擦があるので、止めたい所でスッと止まってくれます。
ただし、力みがちな人には「止め性能」がやや物足りないかもしれません。
小さい的を狙うときは、「細かく動かすと滑りがやや遅い」という特性を活かした精密な動作ができました。
素早くフリック→細かく微調整という動作もやりやすいのではないでしょうか。
トラッキング系
トラッキング系では「近距離~遠距離まで滑りが安定する」という感想をもちました。
滑走速度が速くないので、滑りすぎによるオーバートラッキングを防ぐことができます。
また、コントロールタイプ程遅くないので、滑りが遅すぎて操作しにくいとも感じませんでした。
ただ、スピードタイプに慣れている人は、「軽快さ」に不満を覚えるかも。
- 適度なスピード感
- 安定したトラッキング
を求めている人には、G-SR-SEの滑りがピッタリだと思います。
オーバートラッキングとは?
トラッキングをしたときに、敵からエイムが大きくずれてしまうこと。
フリックの場合はオーバーフリックと呼んでいます。
※僕が勝手にそう呼んでいるので、正しい名称があるかもしれません。
気になるところはなかったの?
A:静電気によるソールの張りつきが気になるかも。(G PRO X SUPERLIGHT 2使用時)
G-SR-SEを使っていて「滑りの速さ」に関して不満を持つことはほとんどありませんでした。
しかし、静電気によるマウスソールの張りつきは少し気になりました。
とくに、G PROのような大きいソールを使うと、「ペチャっ」と引っ付くような感触があります。
まとめ

今回はG-SR-SEをレビューしました。最後にどんな性能かまとめてみましょう。
G-SR-SEの良いところ
- 癖が少ない操作感だから、どんなゲームでも使える
- 沈み込みが少なく、操作が安定する
- 肌触りがいい
- アームカバーとの相性がいい
G-SR-SEの気になるところ
- ステッチ加工がない
- 湿気による滑りの変化
- ソールによっては「静電気による張りつき」が気になる
G-SR-SEはどんな人におすすめ?
「G-SR-SEってどんな人におすすめ?」
と思っているあなたのために、僕なりにおすすめの人をまとめてみました。
- デザインが好き
- バランスタイプの滑りに慣れている
- キレのいい滑りよりも、サラッと安定した滑りが好き
- 色々なシーンに対応できるマウスパッドを探している
- 「肌触りの良さ」に興味を持った
- アームカバーを使っている
- プロ選手が使っているマウスパッドを使いたい
G-SR-SEは「そこそこ滑ってそこそこ止まる」「サラッとした操作感」という特性を持っています。
そのため、癖が少なくどんなゲームでも扱いやすいマウスパッドと言えるでしょう。
肌触りの良いバランスタイプのマウスパッドを探しているひとは、ぜひG-SR-SEを試してみてください。
以上ZOWIE G-SR-SEのレビューでした。「参考になった!」と思ったらSNSでシェアしていただけると励みになります。