AIM1 瞬はコスパの高いキーボードであることは間違いありません。
実際に使ってみても、これより高いキーボードと遜色ないパフォーマンスを発揮してくれました。しかし、価格が安いのには理由があります。レビューするにあたって色々確認しましたが、所々気になるところがありました。
この記事ではAIM1 瞬について詳しくレビューしたので、ぜひ購入前の参考にしてください。
スペック
| サイズ | 143mm×344mm×42mm |
| 重量 | 898g |
| 配列 | 英語、日本語 |
| キーキャップ | PBT製 昇華印刷 |
| スイッチ | Outemu製リニア磁気式スイッチ |
| アクチュエーションポイント | 0.1~3.3mm |
| ラピッドトリガー | 0.01~2.0mm |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| SOCD | |
| 接続端子 | USB Type-C |
| ホットスワップ |
付属品

- USB Type A-Cケーブル
- キーキャッププラー(キーキャップを外すアイテム)
- 交換用キースイッチ3個
- マニュアル
パッケージ

瞬のパッケージにはどこか上品さが漂っています。最初に見たときに、「これMacbook?」と思ってしまうほどのシンプルなデザイン。開封前からワクワクしてしますね。
レイアウト
「60%だと矢印とかFキーが無くて使いにくいし、テンキーレスだと大きくて邪魔だし…」
と思っている人も少なくないのでは?AIM1 瞬は75%レイアウト。TKLサイズと比べるとキー2つ分ほど幅が狭いです。

必要な機能は備えつつもマウスを振ってもぶつかりにくいサイズ感となっています。ローセンシでマウスを振り回す人は恩恵を受けやすいと思いました。
そして、右上に配置されたボリュームダイヤルが何気に便利です。作業やボット撃ちをする時にYoutubeでBGMを流していても、画面を切り替えずに音量調整が可能。ダイヤルを押すとミュートにできます。

「普段使いするから60%は使いにくいけど、できるだけコンパクトな方が良い」
という人には、瞬はピッタリのキーボードと言えるでしょう。
デザイン

AIM1 瞬は白を基調としたデザインとなっています。ケースはプラスチックなので少し安っぽさはありますが、個人的には気になりませんでした。そんなことはどうでもよくなる位綺麗な見た目。白デバイス好きにはたまらないと思いました。
今回は白を紹介していますが、黒もラインナップとしてあるので気になる人はそちらもチェックしてみてください。
USBポートは本体中央よりやや右についています。その周りにある謎の切れ込みは一体…謎です。


裏面には滑り止めが5ヵ所。グリップ力が高く、ゲーム中にズレることはありませんでした。

また、3段階の高さ調整機能が付いています。



本体は厚みがあるので、手首が疲れやすい人はリストレストを使ってあげると楽になりますよ。僕はHyperXのリストレストを使っています。プニプニで気持ちいいです。

ライティング

瞬を起動すると、バックライトが淡く光ります。色はやや緑がかった白、薄暗い洞窟をほんのり照らしているような上品さを感じました。初期設定のままでも十分綺麗なライティングですが、AIM1 Keysを使うことでカスタマイズも出来ます。

ライティングで一つ気になったのは、輝度が低いことです。MAXにしても明るいとは思いませんでした。ちなみに上記の2枚の画像も輝度MAXです。

また、キーキャップは光を透過しません。明るい部屋だと見やすいのですが、暗い部屋だとキーの印字が見にくいです。僕は部屋を明るくしているので気になりませんでしたが、照明を落とす人は気をつけてください。

打鍵音
AIM1 瞬の打鍵音は価格相応です。
特別悪いわけではありませんが、G Pro X TKL Rapidと比べると少しカチャカチャしていると思いました。特に気になったのはスペースキーの底打ち音。「ドコドコ」なるので音が響きます。そのため、静音性を重視していたり、コトコト系の打鍵音が好みな人は満足いかないかもしれません。
ただ、打鍵音に強いこだわりが無い人はAIM1 瞬の音でも満足できるのかなと。僕は十分だと思いました。
打鍵感
AIM1 瞬にはOutem製リニア磁器スイッチが採用されています。公式サイトには細かい性能は書かれていませんが、スイッチの性能を調べたところ押下圧は40±5gfとなっていました。

押下圧35gのG Pro X TKL Rapidと比べると、少し重たい印象を受けました。その反面反発力が強く、力を抜くとスッとキーが戻ってくれます。そのため、次のキー入力にスムーズに移ることができると思いました。
「少し重たい」と言いましたが、ゲーム中に指が疲れるほどではありません。
個人的には35gの方が使いやすいと思ったのですが、軽すぎるのが好きじゃない人も少なくないと思います。そういった方にはAIM1 瞬が合っているのかなと。
また、キーを押したときの擦れは少なかったです。ヌルヌル動いてくれるので、引っ掛かりはほとんど気になりませんでした。
ポーリングレート
AIM1 瞬はポーリングレート8,000hzに対応。ポーリングレートを上げることで、より低遅延でゲームをプレイできます。1ミリでも遅延を少なくしたい人は4,000hzや8,000hzにすることをおすすめします。

1,000hzと8,000hzを使い比べてみましたが、正直違いは全く分かりませんでした。少なくとも次に解説するラピッドトリガーのように多くの人が体感できるものではないのでしょう。
Wooting 60he v2を使っている友達にも「ポーリングレートの違いって分かる?」と聞いてみましたが、「全く分からん」とのことw。僕らの感覚が鈍いせいかもしれませんが、過度に期待するのはやめておいた方が良いでしょう。
ラピッドトリガー
ラピッドトリガーとは、キーをどれだけ浮かせたら入力が解除されるか表した数値です。ラピッドトリガー0.1mmなら、0.1mmキーを浮かせると入力が解除されます。

ソフトウェア「AIM 1 Keys」で0.01mm~2.0mmまで0.01mm刻みで変更可能。

ラピッドトリガーがあるのと無いのとでは明確にキャラクターの動きが変わります。ラピトリをオンにすると、キーを浮かせた瞬間にキャラがピタッと止まります。逆にラピトリをオフにすると足が滑っているような感覚に…。
Valorantではその違いが顕著に現れます。僕自身逆キーストッピングが苦手なのですが、ラピトリをオンにすると「離しストッピング」でもピタッとキャラが止まってくれました。
ストッピングが苦手で弾が真っ直ぐ飛ばない悩みを抱えている人は、ラピトリを試す価値があると思います。
ただし、ApexやOverwatchなどのストッピングが必要ないゲームではあまり効果を感じませんでした。むしろ、ラピトリを低く設定したせいで意図しないタイミングでキャラの動きが止まってします場面も…。
誤爆してしまう人はラピトリを調整し、誤爆せずに高速入力ができる数値を探ってみてください。僕はAP1.0mm・ラピトリ0.5mmにしています。
アクチュエーションポイント
AIM1 瞬はAIM1 Keysでアクチュエーションポイントを変更できます。数値は最小0.1mm~最大3.3mmで、この数値はデッドゾーンの設定で少し変わります。僕はデッドゾーンを0.3mmに設定しているので、0.1~3.0mmの範囲となっています。
公式サイトでは0.1~4.0mmと記載されていましたが、ソフトウェアでは3.3mmまででした。瞬は一度キースイッチがリニューアルされているので、その影響かもしれません。
※公式サイトのこちらのページを参照しています。
使用感は他のキーボードと変わりません。数値を下げるほど浅く押しただけでキーが反応するようになります。
ただ、AIM1 瞬はアクチュエーションポイントを0.01mmずつ調整できません。なぜか0.02mm、0.03mmずつ変更されてしまい、1.00mmにしたくても1.01mmか0.99mmになってしまいます。


僕は少し几帳面な性格なので、1.00mmピッタリに合わせられないことにかなり違和感を覚えました。他社のソフトウェアだと数値を直接入力して設定できるのですが、AIM1 Keysはそれもありません。
ラピトリは0.01mmずつ調整できたのに、なんでアクチュエーションポイントはできないのか…。
ここは早急に改善して欲しいと思いました。
まとめ
今回はAIM1 瞬をレビューしました。
メリット、デメリットをまとめると以下のようになります。
- 白、黒、コラボモデルなどデザインが豊富
- 日本語配列、英語配列を選択可能
- ゲーミング、普段使いで使いやすい75%レイアウト
- アクチュエーションポイントを変更可能
- ラピッドトリガー対応
- ポーリングレート最大8,000hz対応
- ボリュームダイヤルが便利
- 高級感はあまりない
- 打鍵音が少しカチャカチャする
- スペースキーの底打ち音が大きい
- アクチュエーションポイントが0.01mm刻みで変更できない
瞬は75%レイアウト、ラピトリ搭載、ポーリングレート8,000hz対応と、申し分ないスペックを有しています。実際の使用感も高いキーボードに負けていないと感じました。
ただ、打鍵音やAIM1 Keysの使いにくさなど、所々気になるところはあります。それらのデメリットが気にならないのであれば、AIM1 瞬は有力な選択肢になるでしょう。
強いこだわりが無く、ほどほどに便利なキーボードを求めている人にピッタリだと思います。
興味が出てきた方はぜひAIM1 瞬をチェックしてみてください。
以上で今回の記事はお終いです。最後まで見ていただきありがとうございました。
