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ガジェキット
PC周辺機器、スマホ、ゲーミングガジェットをレビュー。
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【万能形状×軽量】LAMZU MAYA X レビュー

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「グリップの自由度が高い、軽量マウスを探している」というあなたに、試して欲しいマウスがあります。それがLAMZU MAYA X。

「グリップの自由度」と聞き、真っ先に思い浮かぶのは「G PRO X SUPERLIGHT」なのではないでしょうか。
MAYA XはそんなG PROに負けず劣らずの「無難さ」を秘めていました。

この記事ではG PRO愛好家、ゲーミングマウスを20種類以上持っている僕が、MAYA Xについて詳しくレビューします。

  • MAYA Xの使用感が気になる
  • G PROと比べてどうなの?

と思っている人は、ぜひ最後まで見ていってください。

LAMZU MAYA X Fnatic
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • サイズが大きく、リラックスしてマウスを握れる
  • いろいろな持ち方に対応できる
  • 47gと非常に軽量
  • ポーリングレート最大8,000hz
  • 付属品が充実している
  • WEBドライバーが使いやすい
デメリット
  • やや大きい
  • 底面がスカスカ
  • パラコードケーブルが硬い
タップできる目次

MAYAではなく、MAYA Xを選んだ理由

LAMZU MAYA Xのパッケージ

「MAYAとMAYA X、どっちにしよう…」

MAYA Xを買うまえ、僕はこう思っていました。
そして、お店に足をはこび、1時間以上悩んだ末にMAYA Xをえらぶことに。

この記事を読んでいるあなたも同じ悩みを持っているのではないでしょうか。
そこでこの章では僕がMAYAではなく、MAYA Xを選んだ理由をお話しします。

理由は2つ。

  • 指先での操作性よりも、安定性を重視したから
  • G PRO X SUPERLIGHT 2からの乗り換えだったから

それでは見ていきましょう。

僕の手の大きさ
  • 全長17.5cm
  • 幅9.5cm

男性平均よりやや小さめです。

指先の操作性よりも、安定性を重視したから

MAYA Xを選んだ理由、それは「指先の操作性」よりも、「安定性」を重視したからです。

僕は「指を伸ばしたつかみ持ち」をします。
MAYAは手にスッポリ収まるので、指先での操作がしやすいです。しかし、サイズが小さいこともあり「手に力が入ってしまう」と感じました。

そこで、大きくてもいいから、リラックスして握れるMAYA Xを選びました。

ただ、手が小さい、指先での操作感を重視するという人はMAYAを選んだ方がいいでしょう。

G PRO X SUPERLIGHT 2からの乗り換えだったから

僕はG PROを約6年使い続けているG PRO愛好家です。

そのG PROに変わるマウスを探していたため、サイズが近く、握ったときの違和感が少ないMAYA Xを選びました。

G PRO X SUPERLIGHT 2との違いは後ほど解説します。

LAMZU MAYA Xの性能

それではMAYA Xの性能を見ていきましょう。

スペック表と付属品

サイズ124mm×64mm×40mm
重さ47g
センサーPixArt 3950
ポーリングレート最大8,000hz
DPI最大30,000DPI
ボタン数6
マウススイッチオムロン光学式スイッチ
バッテリー時間1,000hz:最大80時間
8,000hz:最大20時間
Amazon価格¥17,790
付属品
LAMZU MAYA Xの付属品
  • マウスソール
  • USB A to C ケーブル
  • 8kレシーバー
  • グリップテープ
  • ステッカー
  • マニュアル

形状

逆ハの字

LAMZU MAYA Xの逆はの字

MAYA Xは緩やかな逆ハの字となっています。

中央付近は非常に緩やか、前方に行くと少しだけ角度が付いています。
「指にフィット感を与えるだけの最小限の逆ハの字」という印象。

僕はG RPO愛好家ですが、MAYA Xは違和感が少なく扱いやすいと感じました。

くびれ

LAMZU MAYA Xの底面

MAYA Xはくびれが少ないです。
前方から中央まではほぼまっすぐ、中央から後方にかけて幅が広くなっています。

後部

LAMZU MAYA Xの高さ

MAYA Xの後部は低いです。
手のひらに強く当たる感触はなく、自然に触れているような当たり方です。指先でマウスを操作しても、後部の高さが邪魔になりづらい形状と言えます。

クリック部の高さ

クリック部の高さは標準的。これといった特徴はないので、幅広い人が違和感なく使えるのではないでしょうか。

持ち方との相性

LAMZU MAYA Xのグリップ感
僕の手の大きさ
  • 全長:17.5cm
  • 横幅:9.5cm

男性平均と比べると、やや小さめです。

そんな僕がMAYA Xを持つと…

  • かぶせ持ち:薬指小指をマウスに乗せやすい、薬指の第2関節のフィット感強め
  • つかみ持ち:手のひらのフィット感弱め、指を自由に配置できる
  • つまみ持ち:形状に違和感はないが、サイズがやや大きい

「逆ハの字」「くびれ」が緩やかなので、様々な持ち方にフィットしてくれます。
MAYA Xのレビューでよく聞く、「違和感のない形状」というのは間違っていないと感じました。

重量

MAYA Xの重さは47g。軽い力でマウスを動かせます。
マウスを大きく振ったときに、その軽さを実感できました。

僕はローセンシなので、視点移動をするために頻繁にマウスを振るのですが、MAYA Xは「マウスを振る」というよりも、「手を振る」感覚に近いです。

まるで手の動きにマウスがそのままついてくるような…。
そのため、より力を抜いてエイムすることができました。

現在使っている、G PRO X SUPERLIGHT 2も60gと軽量なのですが、それよりも明らかに軽いです。
初めてMAYA Xを使ったときに、「軽い…軽いぞ!」とテンション上げて振り回したのを覚えています。

コーティング

LAMZU MAYA Xのコーティング

MAYA Xにはマットコーティングが施されています。触り心地は「サラサラ」。

僕のようにほんのり湿った手だと、ほどよいグリップ感が生まれます。

ただ、「手が乾燥している」「汗ばんでいる」という人には、グリップ力が物足りないかも
もしグリップ力が気になったら、付属のグリップテープを使ってみてください。

クリック感

LAMZU MAYA Xのクリック

メインボタン

メインボタンはやや硬め。

光学式スイッチですが、パチっとした明瞭なクリック感です。反発力もあるので、タップ撃ちがしやすいのではないでしょうか。

サイドボタン

サイドボタンはやや硬め。
クリックすると、パチパチと大きめの音が鳴ります。

押す前と押した後に適度な遊びがありますが、使用感は悪くありません。スキルなどをサイドボタンに割り当てても、快適に使えるでしょう。

ホイールスクロール

ホイールは「コリコリ」とした回し心地。スクロール音は小さめです。
バニーホップでホイールをぐるぐる回しても、ホイール音が気になることはありませんでした。

一段一段はっきり回している感覚があるので、「ホイールが中途半端な位置で止まってしまう」という問題も発生しにくいでしょう。

ホイールボタン

ホイールボタンの押し心地は「やや硬め」です。
APEX LEGENDSでピンを指す時に使っているのですが、誤爆することはありませんでした。

ただ、頻繁に使用するキーバインドには向かないと思います。

センサー性能

センサーにはPixArt 3950を搭載…と聞いてもさっぱりなので、センサーテストを実施。
設定は以下のようになります。

使用したマウスパッド
  • ZOWIE G-SR-SE
  • ARTISAN ハヤテ乙 SOFT
  • ARTISAN 零 SOFT
  • Lethal Gaming Gear Saturn Pro SOFT
MAYA Xの設定
  • DPI:800
  • ポーリングレート:4,000hz
  • Motion Sync:オン
  • ゲームモード:オフ

今回の検証では異常な動作は見られませんでした。また、ゲーム中にもセンサー飛びは発生しませんでした。

LGG SATURN PRO SOFTとLAMZU MAYA Xのセンサーテストの結果。
ARTISAN ハヤテ乙 SOFTとLAMZU MAYA Xのセンサーテストの結果。
ARTISAN 零 SOFTとLAMZU MAYA Xのセンサーテストの結果。
ZOWIE G-SR-SEとLAMZU MAYA Xのセンサーテストの結果。

マウスソール

LAMZU MAYA Xのマウスソール
  • 滑り心地:さらさら
  • 手に伝わるフィーリング:強め
  • 滑走音:大きめ

MAYA XにはPTFEのマウスソールが貼られています。エッジの丸みもあり、マウスをスムーズに動かせました。

動かしたときの感触はサラサラ
一般的な標準ソールはヌルヌルしていることが多いです。そのため、MAYA Xはマウスパッドの特性を味わいやすいと感じました。

とくに、Artisan ハヤテ乙、零ではスピード感がありながらも、手に伝わるザラツキが強く、マウスを制御しやすいと感じました。

その反面、滑走音はやや大きいと思います。

※マウスソールの感触は、使用しているうちに変わります。あくまでも初期段階での滑りだととらえて下さい。

LAMZU Auroraで設定を変更できる

LAMZU MAYA Xはウェブドライバー「LAMZU Aurora」で設定を変更できる

MAYA Xはウェブドライバー(LAMZU Aurora)に対応しています。

設定項目は

  • ボタン割り当て
  • Motion Sync
  • ゲームモード
  • デバウンスタイム
  • DPI
  • ポーリングレート
  • LOD
  • スリープ時間
  • Angle Tune
  • マクロ

となっています。

シンプルな画面で直感的に設定を変更できます。ドライバーの設定が苦手な人でも扱いやすいのではないでしょうか。

ファームウェアアップデートのやり方に戸惑う

ただ、ファームウェアアップデートはやや改善の余地があると思いました。

アップデートをする際に、「現在のファームウェアバージョン確認」を押さないと、アップデートボタンが出てきません。

僕は初めてアップデートをするときに、「アップデートボタンが無いけどどうしよう…」と戸惑ったのを覚えています。

LAMZU MAYA Xを使ってみた感想

それでは皆さんが気になっている「使用感」についてお話していきます。

使用環境は以下のようになります。

使用環境
  • 手の大きさ:全長17.5cm、横幅9.5cm
  • 持ち方:指を伸ばした深めのつかみ持ち
  • マウスソール:標準のまま
  • マウスパッド:ARTISAN ハヤテ乙 SOFT

MAYA Xを使った感想は「リラックスしてマウスを動かせる」「初期ソールの感触が好き」です。

リラックスしてマウスを動かせる

MAYA Xはリラックスしてマウスを動かせます。その理由は2つ。

  • サイズ:やや大きめで、指を伸ばしてマウスを握れる
  • 重量:非常に軽量なので、余計な力を入れなくても良い

サイズについて

僕はつかみ持ちですが、指を伸ばしてマウスを握ることが多いです。

マウスが小さいと、指先をグッと曲げないといけません。
そうすると、不自然に力が入ってしまい、上手くリラックスできません。

しかし、MAYA Xはサイズが大きいので「指を伸ばしたつかみ持ち」の僕でもリラックスしたフォームを維持しやすいように感じました。

とくに、緊迫したシーンでは余計な力が入りがち。そんなときでもMAYA Xは「いい意味で力が入りづらい」と感じました

重さについて

また、リラックスしてマウスを持てても、重いと指先に力が入ってしまいますよね。

MAYA Xであればその心配はありません。重さ47gなので、変に力を入れなくても、手の動きにマウスがそのままついてきます。

以上の「サイズ」「重さ」のおかげで、リラックスしてマウスを操作できました。

初期ソールの感触が好き

僕はMAYA Xのソールが好きです。

「マウスソール」でお話ししたように、MAYA Xのソールはサラサラとしており、手に伝わるフィーリングが強いです。
そのため、ハヤテ乙のザラザラ感がしっかり手に伝わってきます。

この感触が心地いいんです。まるで鉛筆で文字を書いているかのような・・・そんな感覚。

ハヤテ乙のような「ザラザラ系のマウスパッド」を持っている人は、ぜひこの感触を体験してみてください。

LAMZU MAYA XとG PRO X SUPERLIGHT 2を比較

LAMZU MAYA XとLogicool G Pro X Superlight 2の比較

「G PROを超えるマウスを探す旅」に終止符を…。

と思い、MAYA Xの購入を考えている人も少なくありません。そこでこの章では、形状にフォーカスして、G PROとMAYA Xの比較をしました

購入前の参考にどうぞ!

※どちらの形状が優れている、という訳ではありません。自分の好きな形状を選びましょう。

スペックの比較

MAYA XG PRO X SUPERLIGHT 2
サイズ124mm×64mm×40mm125mm×63.5mm×40mm
重さ47g60g
センサーPixArt 3950HERO 2
DPI最大30,000最大44,000
ポーリングレート最大8,000hz最大8,000hz
マウススイッチオムロン光学式スイッチLIGHTFORCEスイッチ
バッテリー時間1000hz:最大80時間1000hz:最大95時間
Amazon価格¥17,790¥24,500

持ち心地の違いは?

MAYA XとG Proを使い「ここが違うな…」と感じたのは

  • サイドの平坦さ
  • 横幅の広さ
  • 手のひらの当たり方

です。

サイドの平坦さ

LAMZU MAYA XとLogicool G Pro X Superlight 2のくびれを比較
  • MAYA X:緩やかな逆ハの字になっている、後部のくびれあり
  • G PRO:上から下に向かってストンと真下に落ちている、くびれは少ない

「G PRO」と「MAYA X」では、G PROの方がサイドが平坦です。
どちらも癖が少なく、どんな持ち方にも対応できますが、より自由度が高いのはG PROだと思いました。

ただ、「指先の馴染み」「ホールド感」では、逆ハの字のあるMAYA Xに分があるでしょう。

横幅の広さ

MAYA XとG PROでは、Maya Xの方が横幅が広く感じます。

つかみ、つまみ持ちだと「MAYA Xの方がちょっと広いかも」と思うくらい。
ただ、かぶせ持ちでは指の当たり方に違和感がありました。

G PROはかぶせ持ちをしたときに、薬指の付け根から指先まで、満遍なくフィットしている感触があります。
それに対してMAYA Xは薬指の第2関節付近のフィット感が強かったです。

そのため、かぶせ持ちをしたときに

  • G PRO:より違和感なくマウスを握れる
  • MAYA X:マウスに指を乗せている感覚が強い

だと感じました。

手のひらの当たり方

LAMZU MAYA XとLogicool G Pro X Superlight 2の高さを比較
  • G PRO:やや丸みを帯びた後部、フィット感あり
  • MAYA X:薄く広い後部、フィット感は少なく自然に触れている感触

G PROは後部までやや丸みを帯びていますが、MAYA Xは後部が平たいです。

そのため、G PROの方が手のひらを支えている感触が強く、安定感があると思いました。

MAYA Xは自然に触れている感触。
指先でマウスを操作した時の圧迫感がなく、より操作の自由度が高いと感じました。

まとめ

今回はLAMZU MAYA Xのレビューをしました。

最後にMAYA Xの「良いところ」「気になるところ」「どんなひとにおすすめ」をまとめます。

MAYA Xの良いところ

  • サイズが大きく、リラックスしてマウスを握れる
  • いろいろな持ち方に対応できる
  • 47gと非常に軽量
  • ポーリングレート最大8,000hz
  • 付属品が充実している
  • WEBドライバーが使いやすい

MAYA Xの気になるところ

  • やや大きい
  • 底面がスカスカ
  • パラコードケーブルが硬い

MAYA Xはこんな人におすすめ

  • 手の大きさは平均(約18cm)~やや大きめ
  • 軽量マウスを使い、直感的な操作がしたい
  • G PROと同じサイズ感で軽量マウスを使いたい
  • 高ポーリングレートに対応したマウスを使いたい
  • 他社のフラッグシップモデルだと、高すぎて手が出せなかった

以上、LAMZU MAYA Xのレビューでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。もし質問があれば、Xにてお待ちしております。

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