プロ使用率の高いG Pro X Superlightシリーズ。最近は小型バージョンや左右非対称バージョンなど、G Proも様々な進化を遂げてきました。
そんなG Proですが、同価格帯で4つも出てくると流石にどれを選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- G Pro X Superlight 2
- G Pro X Superlight 2c
- G Pro X Superlight 2 Dex
- G Pro X2 SuperStrike
この4つの違いを詳しく解説していきます。
形状をチェック
| 全長(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | |
| Superlight 2 | 125.0 | 63.5 | 40.0 |
| Superlight 2c | 118.4 | 61.2 | 38.6 |
| Superlight 2 Dex | 125.8 | 67.7 | 43.9 |
| SuperStrike | 125.0 | 63.5 | 40.0 |
まず形状で大きく違うのは、左右対称か非対称か。
Superlight 2 Dexだけ左右非対称、それ以外は左右対称マウスとなっています。
もし左右非対称マウスが好きなら、Dexを選んだ方が良いでしょう。
左右対称の、「2」「2c」「Superstrike」を分けると、
- 同じサイズ、形の「Superlight 2」と「SuperStrike」
- 小型の「Superlitht 2c」
と分類わけされます。
それではそれぞれ見ていきましょう。
Superlight 2とSuperStrike

Superlight 2とSuperStrikeは大きすぎないサイズ、癖の少ないサイドの形状と「迷ったらこれ」と思わせてくれる無難な形状をしています。
では無難な形状とは何か、もう少し具体的に見ていきましょう。
全長は125mmとM~Lサイズとなっています。手の大きさ17.5cmの僕が持つと少し大きく感じますが、平均位の人であればちょうどいいサイズ感でしょう。
サイドの幅は「前方約59mm」「中央約58mm」「後方63.5mm」とこちらもMサイズ相当。
サイドの形状はくびれが緩やかで逆ハの字も控えめです。このサイドの平坦さが、G Proが無難と言われる理由ですね。
指の位置や角度が制限されにくく、どの位置で持っても圧迫感を感じにくいです。


逆ハの字とくびれの説明
- 逆ハの字とは
-
マウス上部から下部に向かって細くなる形状のこと。
逆ハの字があると、薬指がマウス側面に引っ掛かる感触が生まれます。その代わりに、指を曲げる角度によっては薬指に圧迫感が生まれやすいというデメリットも。
その感触を「フィット感」と思うか「圧迫感」と思うかは人それぞれ。どちらが良いということは無いので、実機を触ってみて自分に合ったものを選んでみてください。
- くびれとは
-
くびれはマウス中央が細くなっている形状のこと。くびれが強いと指を曲げて持った時に、親指、薬指、小指の位置を決めやすいです。
しかし、指を伸ばして持つ場合、薬指が浮いてしまう原因にも。
こちらも逆ハの字同様に、どちらが良いという訳ではなく、好みで選んで問題ありません。
そして背の高さも40mmと高すぎず低すぎず。
中央付近が一番高くなっていて、後部に向かって緩やかに低くなっています。

こちらも無難で癖が少ないです。後部もペタンと真っ平らになってるわけでは無く、若干盛り上がっています。
そのため強いフィット感はありませんが、圧迫感も感じにくいでしょう。
このように、全長・サイド・背の高さ、どれもいい意味で特徴が無い無難な形状と言えます。
手の大きさ17.5cmの僕が握ってみると、若干幅が広く感じるものの扱いにくいとは思いませんでした。
かれこれ7年くらいG proシリーズを使っていますが、他のマウスに変える理由が無いくらい気に入っています。

Superlight 2c
Superlight 2cは先ほど紹介したSuperlight 2をギュッとコンパクトにした形状です。

逆ハの字の少なさやトップの丸みなど、基本的な構造はかなり似ていますが、サイズが小さくなった分手の中にスッポリ収まってくれます。

G Proって少し大きいんだよね…
と思う人も少なくないので、手が小さめの人はG Pro 2cを選びましょう。
また、2cの方がサイドのくびれを感じやすいです。
Superlight 2ってマウス前方から中央まで平坦なスペースがあったのですが、2cになってコンパクトになった分その平坦なスペースも少なくなっています。
より前方と中央の広さに差が生まれたように思います。

ただ、逆ハの字は少ないので薬指の圧迫感はほとんどありません。
「サイズ」感と「くびれ」この2点が違うので、Superlight 2から移行する人は少し違和感があると思います。
ただ、僕より手が小さい人(17.5cm未満)にはG pro 2cをおすすめしたいです。

Superlight 2 Dex
DexはG Proシリーズの中で唯一の左右非対称(エルゴノミクス)マウス。
そして、Razerの「Deathadder」やZOWIEの「ECシリーズ」などの一般的なエルゴマウスとは一味違う形状をしてます。
まずはサイドから見ていきましょう。
マウス左側は前方から中央までは少し内側にくびれていて、中央から後方に向かってグッと広がっています。

そのため、親指の付け根にフィット感が生まれやすく、指先の位置も中央にスッポリ収まってくれます。
実際に握ってみても、親指全体でマウスをホールドしてる感触が強かったです。
右側面は前方から中央付近まではほぼ真っ直ぐ、そして若干の逆ハの字があります。前方だけ見ると、Superlight 2のような形状と言えるでしょう。


ここが他のエルゴマウスを大きく違うところ。
例えば、Razer Deathadder V3 Proは外側に向かって若干丸みを帯びていて、指を伸ばしたときに指先まで手を支えてくれます。
一方でDexは上から下にストンと落ちているので、指先が若干浮きますが、その分指先を曲げて持った時に指が引っかかる感触が生まれます。
そのためDexは、指先での操作性とエルゴのリラックス感を両立させたマウスと言えるでしょう。
個人的には指をしっかり伸ばすよりも、若干曲げた方がフィット感が良かったです。
もちろん手首を寝かせて持てば、指全体のフィット感も抜群に良いです。
トップの形状は、人差し指と親指の母指球に当たるラインが高くなっていて、マウスの右側に向かって低くなっています。

そのため、人差し指と親指の付け根付近のフィット感がかなり高いです。
親指の付け根にフィット感があると、エイムが安定しやすいという人にはピッタリの形状だと思います。
Deathadderのようにカクンと曲がっていないので、親指をべったり手を乗せても違和感が生まれにくいでしょう。
このように、
- 指を曲げたときの指先のフィット感
- 手のひら全体に馴染みやすいフォルム
といったように、「持ちやすさ」だけみるとかなりおすすめなDex。
ただ、マウス各所に丸みがある分Superlight 2よりも更に大きく感じます。

僕でも結構大きく感じるので、手の大きさが平均かそれ以上かつ、かぶせ持ちorつかみ持ちの人におすすめしたいです。
【要チェック】左右対称と非対称どっちがいいの?
左右「対称」と「非対称」の違いは分かるけど、どっちを選べばいいか分からない
という人へ補足をしておきます。
Dexのような左右非対称マウスは対称マウスと比べて、手全体のフィット感が強いです。指を伸ばしたときに、手に馴染みやすい形状と言えるでしょう。
そのため、
- 手とマウスの触れる面積を広くし、操作を安定させたい
- 指を伸ばしてリラックスしたい
という人におすすめの形状です。
ただし、右サイドが大きく膨らんでいるので、左右対称に比べ、親指と薬指で挟んでる感触が弱く、細かい操作はやや苦手な印象。
また全長が同じでも、背が高い分サイズが大きく感じやすいという特徴もあります。
逆に、左右対称マウスは
- 指を曲げるスタイル
- 手のひら、指先に空間を開けて、操作の自由度を高めたい
- 色んな持ち方を試したい
という人に合っています。使ってて癖が少ないのは左右対称と言えるでしょう。
自分がどういうスタイルを目指している考えながら選んでみてください。

サイズ感をまとめると
手の大きさ17.5cmの僕が持つと、
- Superlight 2とSuperstrikeはピッタリからやや大きめ
- 2cはやや小さめ。小さすぎるわけでは無いが、かなりコンパクトなサイズ感
- Dexは大きいが、かぶせ持ちならちょうどいい
と思いました。
個人的にはどれも問題なく使えるのですが、サイズだけみるなら2cが一番ピッタリでした。
ただ、「指を曲げる角度」や「どれだけリラックスしたいか」によっては、あえて大きいマウスを選ぶという選択も全然ありです。
指を曲げて挟み込む感触を強くしたい場合は、G Pro 2cがジャストフィットだと感じました。
手の中にスッポリ収まってくれるので、指先で動かしてる感触が強く細かい操作もしやすかったです。
ただ、2cはけっこう小さいので人を選ぶと思います。

逆に、やや指を伸ばしたつかみ持ちをする時は、Superlight 2やSuperStrikeの方が自然に指に馴染んでくれます。
手の力を抜いて、そのままマウスに乗せたときにちょうどいい感触が得られました。

一番リラックスできるのはDexですね。エルゴマウスということもあり、薬指付近に無駄な力が入らない印象でした。
- 手の大きさ17.5cmなら一応どれでも対応可能
- 手のひらにスッポリ収まって欲しいなら2c(指先で操作してる感触が強い)
- 平均くらいの手の大きさなら、Superlight 2とDexも全然あり
持ち心地
形状について理解が深まったところで、実際の持ち心地について見ていきましょう。
かぶせ持ち
かぶせ持ちならエルゴマウスのDexがおすすめ。
手のひら全体に自然に馴染むフォルムとなっているので、マウスを握ったときのフィット感が段違いです。
マウスを動かしていているときも、エイムがブレにくいと感じました。

ただ、SuperlightとSuperStrikeも選択肢としてはありです。
Superlightは左右対称なのですが、くびれや逆ハの字が少なく、指をべったりつけても違和感があまり無いです。

もちろんDexと比べるとフィット感は劣りますが、その分薬指と親指で左右均等に力を入れやすいというメリットもあります。
- マウスに手を乗せてリラックスさせやすいDex
- 親指と薬指で挟みやすいSuperlightとSuperStrike
と考えてみてください。
2cはあまりおすすめではありません。
僕の手の大きさなら全長は問題ないのですが、サイドのくびれと背の高さが気になります。
薬指と小指の第2関節が浮いてる感じがしますし、背が低いので指を置くスペースも少なかったです。あえて、2cを選ぶ必要はないでしょう。
つかみ持ち
つかみ持ちであれば、この4つ全て持ちやすいです。そのため、
- 手のひらのフィット感
- 指を曲げる角度
を考えたときに、自分がどこを重要視しているか考えて選びましょう。
例えば、手のひら全体のフィット感を高めたいならDexがおすすめです。
マウス右側が大きく膨らんでいるため、薬指と小指をリラックスさせやすいと思います。
そして、右前方のストンと落ちた形状のおかげで、指が引っかかる感触も若干あり、つかみ持ちとの相性はかなり良いと感じました。
SuperlightやSuperStrikeはDexのような手のひら全体のフィット感はありませんが、指の角度や手の置く位置を制限されにくい形状となっています。
浅めのつかみ持ちや深めのつかみ持ち、手首を寝かせて持ったり、水平にして持ったり、持ち方は色々ありますが、それぞれに満遍なく対応できるでしょう。
僕自身いろんな持ち方を試していますが、どの持ち方でも程々に持ちやすいと思いました。
フィット感は薄いけど、失敗もしづらいと思います。
手が小さいなら2cを選ぶと良いでしょう。
つまみ持ち
つまみ持ちの場合はDex以外がおすすめです。
Dexをつまみ持ちで握ると、親指側の大きなカーブのせいで持った時に安定感がありません。また、右側の膨らみに薬指と小指を置くことになるので、指が外側に追い出されてしまいます。
指で挟んでマウスを動かすつまみ持ちとは相性が悪いと言えるでしょう。
一方で、Superlight 2やSuperStrikeはサイドが平坦なので、指を置く位置が制限されず、自分のつまみたい所に指を置くことが出来ます。

指を動かした時もどこかに指が引っかかってしまうことも無く、自由に指を動かせます。
手が小さい人にはやはり2cがおすすめ。
中央のくびれが強くなったことで、指を置く位置が明確になったと感じました。幅も狭いので、指先で挟む感触が強く、つまみ持ちとはかなり相性が良かったです。
重さ
| 重さ | |
| Superlight 2 | 60g |
| Superlight 2c | 51g |
| Superlight 2 Dex | 60g |
| SuperStrike | 61g |
重さに関しては、2c以外はほとんど同じです。
2cは51gとかなり軽く、Superlight 2と比べても体感できるくらいの差はあります。
ただ、Superlight 2も重たいわけではありません。軽さ重視なら2cを選んだ方が良いですが、重さよりもサイズ感に注意して選んだ方が良いでしょう。
メインボタン
| スイッチ | |
| Superlight 2 | LIGHTFORCE(光学式) |
| Superlight 2c | LIGHTFORCE(光学式) |
| Superlight 2 Dex | LIGHTFORCE(光学式) |
| SuperStrike | HITS(ハプティック誘導トリガーシステム) |
Superlight 「2」「2c」「Dex」にはLIGHTFORCEスイッチが使われています。
押し心地は硬めで、カチカチと歯切れのいい感触が伝わっています。
誤爆が起きにくい点や、クリックを押したときのフィードバックの強さはメリットと言えますが、硬いためタップ撃ちがやりにくいというデメリットも。
一方SuperStrikeにはHITSが搭載されています。押し心地はかなり軽め、クリック感も「カチカチ」ではなく「コトコト」といった印象。
クリック音もかなり小さいです。「クリック触覚フィードバック1」だと、イヤホンしてるとほとんど音聞こえません。

「マウスの静音クリック」や「トラックパッドのクリック」に近い感触ですね。好みがはっきり分かれる感触ですが、個人的には大好き。
軽く押せるので、タップ撃ちやバースト撃ちの切り替えもしやすかったです。
また、アクチュエーションポイントを変えることができ、ボタンを押すスピードが物理的に速くなります。
ポーリングレートとか応答速度みたいな、内部のシステムが変わっても正直違いが分からない…
という人でも、HITSのアクチュエーションポイントの変化は体感できるでしょう。
実際使ってみても、SuperStrikeの方が明らかに浅い場所でクリックが反応してくれます。

さらにSuperStrikeにはラピトリの機能までついています。クリック性能を重視するなら、SuperStrikeは有力な選択肢と言えるでしょう。
それのおかげでパフォーマンスがアップするかと言われるとそうでもないですが、スペック的に有利を取れることは明確なメリットと言えるでしょう。
サイドボタン




サイドボタンの押し心地はどれもかなり似ていて、押し心地は軽めです。
ただ、2cだけ少し感触が違います。G Proのサイドボタンはブニブニしてると言われることもあるくらい、クリック後の遊びが多いのですが、2cはそれが若干減っています。
とは言え、あくまでも「若干」の違いでパフォーマンに大きな影響を与える程ではありません。
Viper V3 Proみたいなハキハキとした歯切れのいい押し心地が好きなら、G Proシリーズはおすすめではないです。個人的には全く気になりませんでした。
あと、Dexは左右非対称ということもあり、形状が若干変わっています。Superlight 2より幅が広くなっていて、存在感が強くなっています。
ホイール
G Proのホイールは回し心地は軽め、クリック感は標準的な押し心地でした。これはどれもほとんど同じかなと。
ただ、ホイールを回したときのコリコリ感は少し違います。(経年劣化の可能性あり)
個人的な感触では、
2c>SuperStrike>Dex>Superlight 2
といった印象。
マウスソール
- 「Superlight 2」「Dex」はほぼ同じ、素材はPTFE
- 2cはSuperlight 2より滑りが速い、素材はPTFE
- SuperStrikeは上記の3つより滑りが遅い、素材はUHMWPE
マウスソールはSuperStrikeだけUHMWPE(UPE)ソールで、他はPTFEとなっています。
実際にマウスを動かしてみても、SuperStrikeだけ遅く感じました。そのため、速さ重視の方はPTFEソールに交換することをおすすめします。
また、僕の感覚では2cはSuperlight 2とDexより滑りが速いと思いました。2cであれば、ソールを交換する必要はないでしょう。

あと、細かい部分にはなりますが、2cとSuperStrikeはソールガイドの出っ張りがありません。そのため、汎用ソールを貼りやすいと言えるでしょう。


バッテリー
バッテリー持ちはどれもほとんど同じです。
| 1,000hz | 2,000hz | 4,000hz | 8,000hz | |
| Superlight 2 (オプティカルのみ) | 92 | 54 | 35 | 19 |
| Superlight 2c (オプティカルのみ) | 92 | 54 | 35 | 19 |
| Superlight 2 Dex (オプティカルのみ) | 92 | 54 | 35 | 19 |
| SuperStrike (クリック触覚フィードバック 1) | 93 | 55 | 39 | 20 |
センサーとポーリングレート
センサーはすべてHERO 2が使われています。DPIやLODの設定に違いはありませんでした。
- DPI:100~44,000
- LOD:低、中、高
ポーリングレートもすべて最大8,000hz対応です。
最後に
今回はG proシリーズ4種の違いをまとめました。
それぞれ特徴が異なるので、自分が何を求めているか明確にして、それに合ったものを選んでみてください。
- 軽いクリック感が好き、手の大きさは平均くらいで無難な形状が良い→SuperStrike
- カチカチしたクリックが好き、手の大きさは平均くらいで無難な形状が良い→Superlight 2
- 手が小さい、つかみ持ちで手のひらにスッポリ収めたい→Superlight 2c
- かぶせ持ち、極力手をリラックスさせてマウスを操作したい→Dex
以上で今回の記事はお終いです。最後まで見ていただきありがとうございました。

