この記事ではFPS向けのおすすめゲーミングマウスを7つ紹介します。
前半ではゲーミングマウスを選ぶ前に知っておきたい知識を、後半ではおすすめのマウスを紹介しています。気になるところからチェックしてください。
買う前に知っておきたい知識
マウスの選び方を熟知している人は飛ばしてOKです。
手の大きさ

マウス選びにおいて、自分の手の大きさを知ることはとても大切です。靴を買う時に足の大きさを考えずに何となく選ぶ人はあまりいないと思いますが、マウス選びもそれと同じです。
皆さん定規を持ってきて、中指から手首の筋までの長さを測ってください。
- 17.5cm以下:小さめ
- 17.5~19cm:中くらい
- 19cm以上:大きめ
※持ち方などで手に合うサイズは変わるため、大体の目安として見てください。
持ち方との相性
マウスの持ち方はマウス選びで最も重要な要素と言えます。主な持ち方は以下の3通り。
- かぶせ持ち
- つかみ持ち
- つまみ持ち



そして「指を曲げる角度」や「手のひらを接触させる位置」「手首の寝かせ方」などを踏まえて、この3つからさらに細かく枝分かれしていきます。
あまり細かく解説すると結局どれを選べばいいか分からなくなるため、今回の記事ではざっくりと上記の3つに分けて相性を話していきます。
形状
先ほど「持ち方との相性」にて、マウスの持ち方は
- 指を曲げる角度
- 手のひらを接触させる位置
- 手首の寝かせ方
で細かく分かれると言いました。皆さんは自分がどんな持ち方をしているか把握できましたか?
その次に重要になるのがマウスの形状。同じ握り方でも形状によってフィット感は大きく変わるため、マウスにはどんな形状があるのかしっかり把握しましょう。
「どの形状が優れている」というのはありません。自分の持ち方に合った形状を見つけてみてください。
左右対称か非対称か
マウスを大まかに分けると、左右対称、非対称に分けられます。


親指、薬指、小指で左右均等に力を入れやすいのは左右対称マウスです。
左右非対称マウスは右側が大きく膨らんでいるため、薬指と小指をリラックスさせやすいです。左右対称マウスを握ってみて、指に無駄な力が入ってしまう人には左右非対称マウスをおすすめします。
しかし、指先で挟む感触が弱く、どちらかと言うと指を乗せている印象を受けました。
くびれ
くびれとは、マウスの中央が細く、前方後方が広がっている形状のこと。


くびれが強いと、指を曲げたときに親指、薬指、小指がマウスのくぼみにスッポリ収まる感触が生まれます。そのため、指先で挟み込む感触が強くなる傾向にあります。
その一方で以下のようなデメリットも…。
- 指をベタっと付けたときに薬指の第二関節辺りが浮いてしまう
- 握る位置によっては、前方後方の膨らみに指が当たり違和感がおきる
逆ハの字
逆ハの字とは、上部から下部に向かって細くなる形のこと。


逆ハの字があることで、側面に薬指が引っ掛かる感触が生まれます。指をしっかり曲げる人はフィット感が良いと感じるかもしれません。
一方で、マウスの上部が外側に広がるため
- 指の側面に圧迫感を覚えやすい
- 指を伸ばす持ち方と相性が悪い(小指が浮いてしまうなど)
といったデメリットも発生しやすいです。
背の高さ
背の高さ、どこに頂点が来るかによって手のひらのフィット感が変わります。



中間くらいの高さ
後部が高いマウスは手のひらのフィット感が強くなります。がっつり手を支えて欲しい人と相性が良いです。
後部が低いと、手のひらとマウスの間にスペースができ、圧迫感を感じにくいです。マウスを動かしたときに、手のひらが押される感触が好きじゃない人は低めのマウスを選びましょう。
中央が高く、後部にやや丸みがあるマウスはその中間と言えます。
重さ
ゲーミングマウスは重さも重要です。ここ数年は軽いマウスが流行っていて、その理由は以下の通りです。
- 手が疲れにくい
- マウスを振りやすい
- エイムする時に無駄な力が入りにくい
FPSでは視点移動のためにマウスを振り回す必要がありますが、軽いとマウスを振りやすいです。感度が低くなるほど恩恵を受けやすいでしょう。
ただ、軽くなればなるほど手の動きをそのまま伝えてしまうため、逆に操作が安定しなくなるというデメリットも発生します。
有線か無線か
ゲーミングマウスは有線、無線に分けられますが、おすすめは無線。プロシーンでも無線を使っている選手の方が圧倒的に多いです。
理由はマウスを振ったときの抵抗感が少ないためです。有線だとマウスを動かしたときに、コードがペチペチ当たり操作の邪魔になりますが、無線ではそれがありません。
無線で心配される充電切れや接続が切れるといった事態は余程環境が悪くない限りおきません。そのため、有線か無線で迷ったら無線をおすすめします。
ポーリングレート
最近はマウスのポーリングレートも選ぶ基準になっています。
ポーリングレートとは、一秒間にマウスがパソコンに何回情報を送るか表した数値です。1,000hzであれば1秒間に1,000回、8,000hzであれば1秒間に8,000回情報が送られます。
ポーリングレートを上げるメリットとデメリットを簡単にまとめました。
- カーソルの動きが滑らかになる
- 遅延が減る
- バッテリー消費量が増える
- PCに負荷がかかる
理論上はポーリングレートは高い方が良いです。しかし、違いを体感できる人とそうでない人が分かれるので、絶対に高くないとダメという訳ではありません。
僕も1,000hzと8,000hzの違いが分からず、デメリットの方が大きいと感じたため1000hzで運用しています。
おすすめマウス7選
各マウスのレビュー記事のリンクも載せておきます。興味がある人はチェックしていってください。
癖少なめ(失敗しにくい)マウス
この章では形状の癖が少なく、無難に使いやすいマウスを紹介しました。
Logicool G Pro X2 Supestrike

| サイズ | M~L 全長:125mm 幅:63.5mm 高さ:40mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:控えめ 逆ハの字:ほぼ無し 背の高さ:後部に少し丸みがある |
| 重さ | 61g |
| メインボタン | HITS(ハプティック誘導トリガーシステム) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで最大90時間 |
プロアマ問わず高い人気を博しているG Proシリーズですが、その中でも僕がおすすめしたいのがSuperstrikeです。基本スペックや形状はSuperlight 2とほとんど変わりませんが、メインボタンの仕様が大きく違います。
- G Pro X Superlight 2同様の万能形状
-
Superstrikeは逆ハの字、くびれが控えめで、後部には少し高さがあります。この癖の少ない形状のおかげで、どんな持ち方にもほどほどに対応してくれます。
失敗しにくいマウス筆頭と言えるでしょう。



- 新スイッチ「HITS」搭載(おすすめポイント)
-
- クリックが反応する深さを変えられる
- コリコリした押し心地
- 軽いクリック感
- クリック音がとても静か
- クリックに左右差があるのは気になるポイント(個体差かも)
- 重さはやや軽め
-
重さ61gと軽量ではありますが、50g前半のマウスと比べると安定感もあります。ただ、超軽量という訳では無いため、軽さ重視の人は別のマウスを選びましょう。

今回はSuperstrikeを紹介しましたが、カチカチしたスイッチの方が好きな人にはSuperlight 2をおすすめします。形状や重さ、センサーなどはほぼ同じなのでお好みで選んでください。
違いが気になる人は、下のリンクをチェックしてください。

Lamzu Maya X

| サイズ | M~L 全長:124mm 幅:64mm 高さ:40mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:とても緩やか 逆ハの字:控えめ 背の高さ:後部が低い |
| 重さ | 47g |
| メインボタン | オムロンオプティカル(光学式) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで最大80時間 |
- G Proシリーズに負けず劣らずの万能形状
-
Maya Xも万能形状ではあるのですが、やや癖があります。Superlight 2やSuperstrikeと比べると、
- くびれが少ない
- 逆ハの字が少しある
- 後部低め
という形状をしています。
「のっぺりした形が好きだけど、指先のフィット感が欲しい」という人にはSuperstrikeより合ってるでしょう。



くびれが無いため幅が広く感じるかもしれません。しかし、そのおかげで小指をリラックスさせやすいと思いました。
- 超軽量(47g)
-
Maya Xは重さ47gと非常に軽いです。やや軽めのSuperstrikeと比べても明らかに軽いと思いました。特に感度が低い人は違いを体感しやすいのかなと。
一方で、軽すぎてエイムが安定しない可能性もあります。
- 底面スカスカ
-
底面がスカスカなので耐久力が心配な人もいると思います。ただ、使っていて軋みが気になったことはありません。無茶な使い方をしなければ問題ないでしょう。
- 高ポーリングレートで使うとバッテリー持ちが悪い
-
Maya Xで気になるのはバッテリー持ち。1,000hzで使うには問題ないのですが、4000hz以上で使うと持ちが悪かったです。

Razer Viper V3 Pro(V4 Proもおすすめ)

| サイズ | L 全長:127.1mm 幅:63.9mm 高さ:39.9mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:あり 逆ハの字:ややあり 背の高さ:後部低め |
| 重さ | 54g |
| メインボタン | 第3世代オプティカルマウススイッチ(光学式) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで最大95時間 |
- つかみ持ち、つまみ持ちに適した形状
-
Viper V3 Proも比較的汎用性の高い形状をしていますが、SuperstrikeやMaya Xより逆ハの字やくびれが強いです。そのため、この2つと比べると汎用性はやや落ちます。



しかし、薬指、小指のフィット感を高めたい人には相性の良い形状と言えるでしょう。
- ほどよい軽量さ
-
Viper V3 Proの重さは54gと程よく軽量です。
- 手が小さい人は要注意
-
Viper V3 Proは今回紹介する中でも最もサイズが大きいため、手が小さい人にはおすすめできません。少なくとも平均以上の方に使って欲しいです。
17.5cmの僕としてはかなり大きく感じました。

viper v3 pro:全長127.1mm 
maya:全長約119mm

手が小さい人におすすめのマウス
この章では手が小さい僕視点(17.5cm)でのおすすめマウスを紹介します。
Pulsar Susanto-X

| サイズ | S 全長:118.7mm 幅:62.3mm 高さ:38.6mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:ほぼなし 逆ハの字:ほぼなし 背の高さ:後部にやや丸みあり |
| 重さ | 50g |
| メインボタン | Pulsar Optical Switch(光学式) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 記載なし |
Susanto-XはValorantのプロ選手「f0rsakeN(フォーセイクン)」とその兄「Xccurate」のSusanto兄弟がPulsarとコラボして生まれたマウスです。
スペックは言わずもがな、形状が個人的にとても好みだったので紹介します。
- つかみ持ちに適した形状
-
Susanto兄弟はつかみ持ちをするため、Susanto-Xもつかみ持ちに適した形状となっています。
くびれはほとんど無く、先端が細く後方に向かって広がっています。親指と薬指で挟んでる感触は持ちつつも、小指をリラックスさせやすいと思いました。
また、逆ハの字がほとんど無いため、薬指に違和感を覚えにくいです。



「つかみ持ちだけど、指を伸ばしてリラックスさせたい」という人におすすめのマウスと言えます。
- つまみ持ちも持ちやすい
-
つかみ持ちに適したSusanto-Xですが、個人的にはつまみ持ちでも持ちやすいと思いました。
サイドが平坦な作りなので、指先に違和感を覚えにくいです。しかし、後部が広がっているため、挟み込んでる感触は弱かったです。

Logicool G Pro X Superlight 2c

| サイズ | S 全長:118.4mm 幅:61.2mm 高さ:38.6mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:ややあり 逆ハの字:ほぼなし 背の高さ:後部にやや丸みあり |
| 重さ | 51g |
| メインボタン | Lightforceスイッチ(光学式) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで最大95時間 |
Logicoolの定番マウスG pro X Superlight 2の小型モデルがSuperlight 2cです。性能はほとんど変わりませんが、サイズがかなり小さくなっています。違いを詳しく知りたい人は下の記事をチェックしてください。

- Superlight 2、Superstrikeと比べてかなりコンパクト
-
Superlight 2、Superstrikeは全長125mmで、手が小さい人だと大きく感じるでしょう。17.5cmの僕としてもSuperstrikeは大きすぎるわけではありませんが、幅が少し広く感じました。
そこでSuperlight 2cを試したところ、むしろ小さいと感じるくらいコンパクトになっていました。

superstrike 
superlight 2c - Superlight 2より癖が少しある
-
Superlight 2よりくびれが若干強くなったことで汎用性は少し落ちました。しかし、逆ハの字の緩さはそのままなので癖自体は少ないと言えるでしょう。



- つかみ持ち、つまみ持ちだとフィット感が良かった
-
手の大きさ17.5cmの僕だと、つかみ持ち、つまみ持ちのフィット感が良かったです。前方の膨らみに指が当たるのは少し気になりましたが、薬指に圧迫感はほとんど無くリラックスしてマウスを操作できました。
指の位置を後ろにずらすと、どの持ち方でもフィット感がかなり良くなったため、僕より手が小さい人と相性が良いと思います。
- かなり軽い
-
Superlight 2cはサイズが小さくなったことで、Superstrikeより重さが10g近く軽くなりました。小型かつ軽量のマウスを探している人にもおすすめと言えるでしょう。

Lamzu Maya

| サイズ | S 全長:約119mm 幅:約62mm 高さ:約38mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:とても緩やか 逆ハの字:控えめ 背の高さ:後部は平たい |
| 重さ | 45g |
| メインボタン | オムロンオプティカルスイッチ(光学式) |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで最大80時間 |
- 比較的癖の少ない小型形状
-
MayaはMaya Xの小型モデルです。くびれの少なさはそのままに、逆ハの字はわずかに角度が強くなっています。とは言え癖が少ないことに変わりはありません。



- Superlight 2cと比べると…
-
Superlight 2cと比べるとmayaの方がくびれが少ないため、のっぺりした印象を持ちました。指を前後にずらしたときの違和感が少ないのはMayaで、くぼみにフィットする感触が強いのはSuperlight 2cでした。
一方で逆ハの字はMayaの方が強いです。薬指に引っかかる感触が欲しい人はMayaの方が合っているでしょう。
- 超軽量
-
Mayaは重さ45gと非常に軽いマウスです。感度が低くマウスをぶんぶん振り回す人でも、手が疲れにくいでしょう。底面がスカスカなのは気になるところですが、使っていて問題はありませんでした。
- 高ポーリングレート時のバッテリー持ちは悪い
-
MayaはMaya Xと同じく、4,000hz以上で使ったときのバッテリー持ちが悪いと思いました。

Vaxee NP-01S

| サイズ | S 全長:約119mm 幅:約63mm 高さ:約37mm |
| 持ち方との相性 | かぶせ持ち: つかみ持ち: つまみ持ち: |
| 形状 | くびれ:あり 逆ハの字:ややあり 背の高さ:後部が盛り上がっている |
| 重さ | 57~58g |
| メインボタン | Huano製メカニカルスイッチ |
| 接続方式 | 無線/有線 |
| ポーリングレート | 最大8,000hz |
| バッテリー | 1,000hzで約98時間 |
- 左右対称マウスと非対称マウスの中間
-
NP-01sは左右対称マウスと非対称マウスの中間のような形をしています。通常、左右非対称マウスは左側がボコッと盛り上がっています。NP-01sはその盛り上がりがありません。
しかし、マウスの右側は外側に広がっています。
手全体の圧迫感は減らしたいけど、薬指と小指はリラックスさせたい人にピッタリの形状と言えます。



- かぶせ持ち、つかみ持ちと相性が良い
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NP-01sは左右非対称マウスなので、かぶせ持ち、つかみ持ちとの相性が良いです。
マウス右側が膨らんでおり、薬指と小指をリラックスさせられます。また、先端は細目に作られていて、手が小さい人でも指先でマウスを挟んでる感触を掴みやすいです。






















